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介護職辞めたいそんなトキ。SDHには○○がいます

こんにちは!チームここはじの平塚陸です💨

さて皆様、今日はやや刺激的なタイトルで書き出してみましたが、いかがお過ごしでしょうか。

介護職の人手不足については、周知の事実ですが、ちょっと下のデータをみてみて下さい。

実際、介護職の方の転職先の7割が他業種に転職を決めるのです。

引用:レイズキャリアbyStalgil

なぜこのような事が起きているのかは、当院なりに分析してみました。ぜひ下記の連携会の動画をご覧ください。

 

さて本題に入りたいと思いますが、僕は介護職を、仕事を辞めたい!と思ったことはないですが、「うわー!!心が折れそう…なんなら折れてるかもしれない」という事は度々ございます。(笑)

 

そう!この「辞めたい!」と思ったことがない事に、湘南第一病院らしさが詰め込まれているのです‼

では、どうして心折れる日があっても、「辞めたい」に繋がらないのか…

これは「平塚陸の心臓に毛が生えているから」とか、「平塚陸がゾンビ並みのタフさを持ち合わせている」とか個人のそれではないことを前提とします(笑)

 

少し前に、採用広報プロジェクトの会議の中で、当院の介護職の離職が大きく改善した手応えがあるという話を聞きました。

そこで本日はライフケア事業部の担当役員である辰巳経営顧問に、当院の介護職における「離職」との向き合い方、主にメンター制度設立の背景について取材して参りました🎤

早速お届けして参ります。

 

平塚陸:

早速ではございますが、メンター制度の設立についてどのような経緯があったのでしょうか。

 

辰巳経営顧問:

担当役員に就いて最初に思ったことのひとつに「職員の話を聞いてあげる人がいない」という事がありました。

就任前から介護の仕事には一定以上のリスペクトがあり、業界全体として離職が多いなどの問題には相応の認識がありました。

実際に就いてから思ったのですが、辞めてしまう人の多くは「ほとんど自分で決めてしまって離職を決意する」という傾向。

誰かに相談したり、客観的な意見を聞く機会もなく“決めてしまう”のです。

部下には申し訳なかったのですが、それだけストレスフルな職場だと言うことを改めて知る機会になって現在の整備状況に至ります。

「これは話を聞かないといけないな」とメンターの設置を決めました。

 

平塚陸:

なるほど💡確かに、メンター制度が設立された時、僕自身も「あ!そんな風に相談していいんだ、声かけていいんだ」という安心感が生まれた記憶があります。

因みにこの「メンター」というのは、あまり医療介護業界では聞きなれない言葉ですが…

 

辰巳経営顧問:

“メンター”とは:メンター(Mentor)は、日本語で「指導者、助言者」と訳されます。

よって助言・指導をし、個人の成長や精神的なサポートする人を指します。

試験的にメンターを設置して、数人から話を聞いてみると「それ、辞めても変わらなくないか?」や「〇〇が解決したら辞めなくていいでしょ?」といった離職とは直接関係のない悩みが多数あることに気づきました。

そこで本格的にメンターを設置しました。

 

メンターに命じているのは

1. 感情論で対応しない

2. 組織の手先になったりせず、相談者のためになることを考えて欲しい

3. すべての報告は必要ない。言わないでと言われたことは言うな

というシンプルなものでした。

 

平塚陸:

そのような経緯があったのですね‼

採用広報プロジェクト会議でも話題に上がりましたが、やはりそのメンター制度によって離職率の改善がみられたのでしょうか?

辰巳経営顧問:

メンター設置で効果があったのは離職の防止だけではありません。

「相談していいんだ」という空気が流れ、以降、働き方の変更や他部署異動の照会などいろいろな相談が入るようになりました。

メンターで形成されたコミュニティはやがて、現場内での管理職とのコミュニケーションの改善にも表れました。

今では大ごとになる前に、あるいはすべてを一人で孤独に決めてしまうことなく管理職やメンターに相談が入るようになり、問題を未然に防ぐことにもつながるくらいの成果があります。

職員もメンターと管理職とうまく使い分けているように思います。

 

平塚陸:

確かに、それまで管理職陣に声をかけるというのは勇気がいるというか、やっぱり自分達とは違う人心のどこかで思っていた節がありました。

率直にいうと、管理職陣と距離感があったと…

ただこのメンター制度によって会話量が増えて、管理職だから偉いとか偉くないとか、そういった格差はなく、ただ役割が違うだけということが改めて現場まで浸透されたように思います。

 

最後に辰巳経営顧問から、読者の皆様にメッセージをお願いできますか?

 

辰巳経営顧問:

私個人の話になりますが「人はそんなに強くないよ」といつも思います。

これだけ価値観が多様化する社会で「一人ですべて考え、一人ですべて決められる」コミュニティや職場がどれだけたくさんあるか?そう多くはないでしょう。

誰かに喜ばれる仕事をしているのは価値の高いことです。

しかし当の本人が仕事の喜びを得られないと言うことはあってはいけないと思います。

湘南第一病院では“よそにはなかなかない”制度や仕掛けをどんどん起案して試してみる素晴らしい風土があります。

当ライフケア事業部も、ほかのみんなに負けずいい職場づくりを進めてユーザーさんに喜んでいただきたいですね。

 

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以上、ライフケア事業部の担当役員である辰巳経営顧問に聞いた、当院の介護職における「離職」との向き合い方、主にメンター制度設立の背景についてのインタビューをお届けいたしました。

 

ライフケア事業部に所属する僕にも、このメンター制度の設立による変化、はひしひしと伝わってくるものがありましたが、改めてお話をお聞きして、そのような舞台裏があったとは…

 

僕は仕事で嬉しいことがあれば、周囲に言いふらすし、嫌な事があれば泣き言も言うし、分からないことは納得するまで聞いたり、調べたりしないと気が済まない性格です。

そんな僕に付き合ってくれる職場の仲間達がいるからこそ、今日まで元気いっぱい仕事ができている訳ですが、僕のような人ばかりでないことは僕自身でも分かります。

 

特に転職のハードルが低い医療介護業界では、今日でも様々な人が様々な経緯を経て今同じ職場で働いています。

また冒頭で説明した通り、介護業界の人不足は深刻です。

だからこそ湘南第一病院は、他業種や異業種から業界未経験の方を歓迎しています。

何が言いたいかというと、更に様々な人が様々な経緯を経た仲間達が当院で働く事になった時、「メンター制度」が働くスタッフの安心感や、介護職にチャレンジする後押しに繋がる…

未来を創る取り組みになるんじゃなかろうかと、思った次第です‼

 

今後も湘南第一病院にしかない魅力、取り組みを投稿していく予定です。要チェックや‼

 

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