
平成31年6月 地域医療連携会 ~薬剤師による「日本の医薬品事情に高齢者事情を絡めて」&LC(ライフケア)井上による「トロミの基本講座」~
2019.08.23
こんにちは!チームここはじのみなみです☆彡
本日は、皆様にお届けするのが遅くなってしまいましたが、6月中旬に行われた当院主催の地域医療連携会の様子をお届けします(^^)/
今回は異例の2本立てで開催されました!!
地域医療連携会の目的とこれまでの様子は、こちらからご覧ください👉【医療連携会】
それでは早速、当日のご様子をお届けします♪
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今回もご施設の新入職員さんや、先輩職員の方にも後輩指導に役立てて頂ける内容で開催し、初参加の方もたくさんお越しくださいました(*^^*)
異例の2本立てという事で、先ず一つ目は、薬剤科主任 奥平による『~日本の医薬品事情に高齢者事情を絡めて~』
巷ではポリファーマシーという言葉をよく耳にするかと思います。皆さん正しい理解をしていますか?という入りから、社会問題である医療費に占める薬剤費は約30%という背景のお話しで正しい課題認識を共有致しました。その上でなぜお薬が多くなってしまうのかという問いがあり、一つの理由として日本人の国民性が多分に関係しているという事を聞き思わず頷いてしまいました(;´・ω・)
K(くすり)D(だいすき)N(にほんじん)って・・・!!
薬にも2種類あり、治療の為の薬・予防の為の薬があり病院にかかれば、どちらも3割(1割)負担で簡単に手に入ってしまうという現実があるということ。
高齢者施設様とやり取りする事が多い湘南第一病院の場合、単純に薬を減らせばいいということではなく、その方の生活環境に合わせたものでなければ意味がないということ。
それをよく知っているのは一番近くにいるご施設の方々であるとするならば、これからは患者様(ご利用者様)・医師・薬剤師・ご施設様とが協力して考えていくべき。
これがいわゆる「コンコーダンス」という事で、とかく薬(粒)に話しがいきがちですが、そうでなく、その方の生活から見た先に薬を減らすという手段があるという事を学びました。
そして二つ目は、体験型の講座をLC事業部 係長の井上から「トロミの基本」実演⇒体験まで。
いまさら・・と感じる方も多いかもしれません。
ですが実はものすごく大事なことですが軽視されがちで、実はきちんと学んだ・教えてもらったという方が非常に少ないんです。
きちんとした知識⇒理解⇒作り方を知らないと、実際にそれを食すご利用者様がどう感じるのかということを先ずは資料で説明してくださいました。
トロミ材によって分量は若干変わってくるようですが、実際に作り方を「まるで通販番組のように」実演してくれました!!笑
目で見て・頭で理解しても、実際に体得しなければということで、それぞれチームに分かれて、教えてもらったように皆で作って&飲んでみよう!
いざやってみると、意外に難しい・・・。上手にできた人とそうでない人のトロミを飲み比べてみると、全く口当たりやのどごしが違いました。なかにはこんな物をご高齢者の方に飲ませていたのか、と驚かれているなど大変盛り上がりながらも改めてトロミの重要性を皆で学びました。
レジェンド井上さん、ありがとうございました!!
第二部:懇親会
今回は2つのお店から美味しい料理が届きました😋
藤沢駅南口にある本格イタリアンでミシュランにも掲載されたラ・バレーナさん✨
善行駅から徒歩10分の場所にあるモンド湘南藤沢さんのサンドウィッチ✨
美味しいお食事と飲み物を交えながら、ざっくばらんに意見交換する事が出来て、とっても熱気を帯びた、充実したひと時でした✨
ご施設様からは「トロミの勉強会に限らず、それ以外のことも教えていただきたい」や「一緒に楽しく学びたい」などのご要望をいただき、この連携会が、組織を越えた繋がりを深めるきっかけとなっていることを改めて感じた瞬間でした☆彡
ご参加頂いた皆さま、改めて本当にありがとうございました☆
8月の地域医療連携会の様子もお届けしますので、乞うご期待❣
今回活躍したスタッフの取り組みや紹介については、こちらからご覧ください👇
【プロジェクト活動】
【診療部 薬剤課】