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ライフケア事業部特集 第一弾 役員対談02「湘南第一病院の目指す介護観」

※緊急事態宣言前の取り組みです。感染対策の上実施しております。

 

こんにちは!チームここはじのみなみです☆彡

 

現在当院では「ライフケア事業部 再構築プロジェクト」を発足し、推進しております。

今回はこのプロジェクトについて全4回に分けて、特集していきます。

 

 

その経緯については下記をご覧ください✯

【介護職必見】採用特集記事 ライフケア事業部特集 予告編 第一弾「役員対談」塚原聡×辰巳いちぞう

 

その第一弾として、チームここはじ企画で「スペシャルコンテンツ~役員対談~」を開催しました!

【介護職必見】採用特集記事 ライフケア事業部特集 第一弾 役員対談01「介護の現在位置」

 

本日は、チャプター2の対談模様を余すところなくお届けします♬

 

 

チャプター2では、当院の「ライフケア事業部」と組織図の変遷、マネジメントに対する考え方などから、ライフケア事業部への想い、「介護観」について話題が展開していきます。

 

それではさっそくどうぞ!!


辰巳:

ここからは、「当院が目指す介護ついて」色々お話をうかがっていきたなと思うんですけれども、我々の目指す介護云々を言う前に、いくつか組織として修正しておかなければいけなかった課題があったと認識しています。

 

構造的な課題ですけれども、病院は医師がいて、看護師がいてという特有のピラミッド、我々は「ヒエラルキー」と表現していますが、他院さんはこのヒエラルキーに従って、マネジメントラインが敷かれていると思います。

当院はそのマネジメントラインに違和感がありましたし、打破する必要があったと思います。

そこで当院は「部門制度」を導入しましたが、立ち上がったのは何年前でしたでしょうか?

 

塚原:

7~8年ほど前になりますね。

「当院の介護」という視点からみると、かつて看護部内に位置付けられていた「看護助手」の機能を「LC(ライフケア)」として、独立させたのが3年前でしたね。

 

その上で一昨年から「地域サービス部門」と「診療技術部門」という部門制度が発足しました。

というのも、外部評価により組織が成長すると考えた時、「地域サービス部門」と「診療技術部門」という機能で分けることで、やるべきことやユーザーの定義を明確化するとったことが狙いですね。

 

辰巳:

いわゆる医療全般や看護、検査などの病院機能の生命線を支えているのが診療技術部門。

地域サービス部門というのは事務、総務、地域連携、介護、リハビリ、健診といった機能で、地域に対して何ができるか、アイデアを求められる部門ですよね。

 

これは一般的な病院と比べた時にとても変わっていますよね。

 

塚原:

そうですね、他の病院にはないと思います。

 

辰巳:

他院さんでは「患者さんに何ができるか」という議論がほとんどだと思います。

ところが当院はユーザーの定義が広くて、例えば患者様のご家族、ご入居されているご施設職員も、ユーザーと定義した上で、「(“点”ではなく)“面”で何ができるのか」という考え方を持っていますよね。

他の病院にはない価値観だけに、当然、院内での摩擦なんかはあったりすると思いますが、その点はどうですか?

 

塚原:

正直なところ、最初は摩擦が生じることはあったと思います。

具体例を挙げると、膝の曲がりを良くするためにそこに重点を置いてリハビリを施術するのが当たり前だったのが、その方が元の生活に戻った時により良い生活を送っていただくためには、今何をやるべきなのかという事を考えることになります。

 

辰巳:

機能の完全回復がその人のためなのかというと…

ただ病理視点から行くと完全回復は絶対ミッションですよね。

私は当院で学んだのですが、高齢者の方は必ずしも治るとは限らないじゃないですか。

治らない中で、どうやって上手く付き合って日常生活に戻るのかということを考える訳ですが、診療技術部門の方の考えとしては出来れば完全回復を目指したいわけですよね。

 

塚原:

仰る通りですね。私は「この患者さんは治らない」と自分の中で決めて、「次の場所にバトンをパスしよう」と、自分がどうしたいかというより、思考停止していた時期がありました。

それは恐らく職員たちも同じで、苦労や葛藤、摩擦はあったと思いますね。

 

辰巳:

ちょっと話を戻しますが、部課長制度の話をしたいと思います。

当院は部長さんがいて、課長さんがいて、一般の会社組織のような構成を持っているじゃないですか。

 

さきほどの「ヒエラルキー」の話でいくと、ピラミッドの図形上の底辺に位置する方、つまり事務や「看護助手」はノーチャンスですよね。

トップには絶対なれない、何故なら医師、看護師がトップだから。

じゃあ、資格があれば上に立てるというのは、スキルや能力、お人柄は関係ないですよね。

このノーチャンスに私は問題があるなと思っていて、そこに部課長制度があればチャンスが生まれますよね。

 

塚原:

本当にそうですね。実際に生まれていますね。

 

辰巳:

嶋村院長が昔こんな話をされていました。

「一般的な病院の看護助手は看護師の下働きのように扱われることが多く、浮かばれることなく、離職率も高い。

この看護助手のポジションアップを当院が成し遂げていきたいよね。」と、ずいぶん前から仰っていたじゃないですか。

当院にとって、このライフケア事業というのは当院の悲願でもあるんでしょうね。

 

地域サービス部門が立ち上がって3年目に入ろうとしていますが、部課長制度も違和感を持つ方も減ってきましたし定着しつつあります。

これからどんどん作りこんで、多くのチャンス与えていきたいなって思いますよね。

 

塚原:

このチャンス溢れる部課長制度の中に、広い定義づけされたユーザーがあって、それを担う地域サービス部門のコンセプトに、ライフケア事業部があるということは、まだ道半ばですけれども、他所とは違う介護を提供しなければならない環境ですよね。

 

まだ外部からは期待されていないかもしれませんけれども、そこを目指していきたいですよね。

 

つまり「人生のライフイベントからアプローチできる介護」の実現が、今後私たちが求めていきたい介護観ですよね。

 


「CHAPTER02湘南第一病院の目指す介護観」いかがでしたでしょうか?

 

「ライフケア事業部」の発足に対して、組織として並々ならぬ想いがあったこと、そしてそのライフケア事業部が再度また大きく変わる「変革期」だということをひしひしと感じました。

 

対談中に出て来ていた、当院の目指す介護観である「人生のライフイベントからアプローチできる介護」や、広いユーザー定義に対し「面で何ができるのか」という発想の上では、当院における介護の仕事は「介助業務」のみに限定されることのない、新たなアイデアや活躍の場、チャンスに溢れた「新しい介護職」のように思います。

 

介護職だけど、介護業務だけじゃない!と言いますか💡

 

正直いうと、湘南第一病院に勤めるまでは「介護職」ってあまりいいイメージではなかったんです。

実際に、働いている職員や患者様の姿をみて、そのイメージは払拭された時のことは今でも強く印象に残っています。

しかし、まだまだ社会的にはマイナスイメージ‥

 

当院の「ライフケア事業部」は、その「介護職」のイメージをガラッと変える、魅力ある仕事になるに違いない!

地域や社会に対して、そのような「ライフケア事業部」の姿を、近い未来に発信できると思うと、ワクワクします♬

 

 

さて次回は、CHAPTER03「新生ライフケア事業部の今後」

最後のチャプターでは今までのLC事業部、そして動き出した新生ライフケア事業部、未来のありたい姿についてお届けいたします♡

 

乞うご期待❢

 

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