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ライフケア事業部特集 第一弾 役員対談03「新生ライフケア事業部の今後」

※緊急事態宣言前の取り組みです。感染対策の上実施しております。

 

こんにちは!チームここはじのみなみです☆彡

 

現在当院では「ライフケア事業部 再構築プロジェクト」を発足し、推進しております。

今回はこのプロジェクトについて全4回に分けて、特集していきます。

 

 

その経緯については下記をご覧ください✯

【介護職必見】採用特集記事 ライフケア事業部特集 予告編 第一弾「役員対談」塚原聡×辰巳いちぞう

 

その第一弾として、チームここはじ企画で「スペシャルコンテンツ~役員対談~」を開催しました!

【介護職必見】採用特集記事 ライフケア事業部特集 第一弾 役員対談01「介護の現在位置」

【介護職必見】採用特集記事 ライフケア事業部特集 第一弾 役員対談02「湘南第一病院の目指す介護観」

 

本日は、チャプター3の対談模様を余すところなくお届けします♬

 

 

チャプター3では、当院の「ライフケア事業部」の今後の方針やキャリアデザイン、組織体制に対する考え方などから、「未来」について話題が展開していきます。

 

 

それではさっそくどうぞ!!


辰巳:

最初にお話した通り、旧LC事業部は3年前設立して、施設の模倣であったり、看護との線引きの曖昧であったり、我々が介護のことを知らなさ過ぎた部分もあると思います。

 

現在、「ライフケア事業部再構築プロジェクト」というものを9月からやっておりまして、

来年から正式名称をLCから「ライフケア事業部」に変更しようと考えております。

というの発足して2か月経ったのですが、当初はLCの機能を部門化したつもりだったんですよね。

ふたを開けてみると、表現が難しいのですが、LC職が部門化されている、そんな印象を受けました。

これはLC事業部なんて言っているから、LC職事業部になっちゃうんだろうなと思ったので、ライフケアという機能からアプローチした事業を再構築しよう、こういう考え方になりました。

 

塚原:

霧が晴れたというか、私もなんとなく耳障りの良い新しいワードで「LC」と言ってましたが、そもそも「ライフケア」の「ライフ」というのが、何を見ていたかというと、まさにLC職だったと反省しています。

 

その「ライフケア」の「ライフ」っていう単位も狭かった気がします。

入院生活だけのことを言っていたんだとしたら、多分ライフケアってLC職なんだよねっていう。

最近の当院のトレンドであるライフイベントっていう、人生観から考えると、ライフケアというのは、従来より相当広範囲に及ぶ視野と、もう少し高い視座によって、つくられていくんだろうなと。

 

 

辰巳:

少しプロジェクトの進捗を少しだけお話させていただくと、大きく3つまたは4つぐらいの機能でイメージしています。

 

従来の看護助手の仕事をもう少し細かくきって、ベッド移動だとかシーツ交換といった環境整備の仕事を「フロアサポート」と機能を命名して、フロアサポーターという職種の人達が活躍してくれています。

 

それから今のライフケアという仕事、看護助手機能と、これからやっていく介護+αのレベルの仕事、このあたりが「ライフケア」の根幹になると思います。

 

 

そこに「リハビリテーション」ですね。

本来であれば診療技術系の仕事ではあるんですけれども、やはり生活に回帰するためのという目的から入った時に、リハビリテーションはライフケアじゃないかということで、ライフケア事業部の中にリハビリテーション機能を配置しています。

 

そして今この全てを備える職種を、新しいライフケア事業部でキャリアデザインをしていきたいと考えてまして、これがライフケア職のあるべき姿、理想像というものを描きたいなと今進行しています。

 

 

塚原:

どうしても病院の仕事っていうと、基本的にはフローは同じで、やっぱり医療関係の方々は離職率が高いですよね。

なぜなら、どこでやっても同じだから、病院を転々とされる方がいらっしゃるのは、そういうことだと思うんですよね。

独自性を持つというのが、湘南第一病院の1つの考え方とするならば、このライフケアというのはいいキラーコンテンツになるといいですよね。

 

このプロジェクトは他部署にも影響していると思います。

 

 

辰巳:

そうであるといいですよね。

 

もちろん従来の問題解決とか制度設計とか、色んな整備メニューが本当に多くあるなか、今の問題を解決することも重要ではあるんですが、やっぱり未来を描くことも大変重要なので、未来を描かせていただいています。

 

一番トップに位置するライフケアに関しては、つまり看護機能を補助ができて、かつ介護機能も充足できて、リハビリの資格はないかもしれないけれど、知識が一定以上あって、ライフケアの側面から当院のご利用者様をサポートできる、こういうのを「トップケアラー」という名称をつけて、きっちり報酬お支払いして、裁量を与えて、創造的な仕事をどんどんしてもらいたいなと。

 

介助作業者を入れて、介助作業者で絶対に終わらせたくないなというのが、プロジェクト活動を通じて思っていることですね。

 

塚原:

今までのキャリアと全然ちがうデザインですよね。

 

辰巳:

先程申し上げたように、時間とメニューで追って仕事をしていると、腰を悪くしたとか、自身の親が介護になったとか、要するに時間と分量のクオリティが満たせないとなると、辞めるしかない。

 

これが実態だと思うんですよ。そこに価値が上げられない、裁量のない仕事をであったりすると、当然これは続ける理由に繋がらない。

 

だから腰を悪くしてしまったんだけれども、この職場にいたいから、ここで仕事したいから、何かないですかっていう気には恐らくなれないんじゃないかなって。

 

塚原:

ちょっと話逸れますけど、介護士の腰痛等を何とかしなければならないと思っている方達は日本全国多くいらっしゃって、ロボットスーツとか、機械でなるべく介助業務を減らそうという動きがありますけれど、多分それを突き進めていっても、今のようなデザインで、やりがいを見出すのは難しいと感じていたんですよ。

 

なので今デザインして下さっているキャリアはもっと他の人から注目していただけるようなキャリアになっていくと思います。

辰巳:

最初に出た、外部評価。これがキーワードなんですね。

なぜに「トップケアラ―」みたいな大層な名前をつけてまで、価値を高めていくのかっていうと、やはり外部評価に触れる機会がないっていうのは、人の成長を阻むものだと個人的に認識していまして、やはり外部評価で我々育っているんだって思うんですよね。

 

これは身内の自分以外、親御さん、学校の先生、部活の先輩だとか、我々は外に向く人生を送っていて、外の人達の指摘や評価を積み重ねていって、自分をアップデートしていく。

ところが従来の介護の仕事だとそれ感じなかったんですよね。

 

これはないなっていう。だから辞めるのが本人の質とか、介護業界がダメなんだとか、介護職の人がダメなんだとか口尖らして言う人たちがいますが、正直なんか違うなっていう。

 

当然外部評価にさらすということは、私達なりの品質をきちんとクリアしているよっていう個人に対する後ろ盾が必要で、そこで何かご指摘をいただいたとしたら、当然本人ではなく任命した我々が謝ってあげられるようにしたいです。

 

介護の現場はミスした人が100%悪くて、ミスした人にフォーカスする節があると聞いています。

当院のマネジメントポリシーでもある、「人」でなく「事」で対処するという、そこから考えると、私達がそういったキャリアを創って推し出すからには当然その品質には我々が責任を持つっていうものは絶対法則なんだろうな。

 

塚原:

外部評価にさらされていないというのは、以前の診療技術部門もそうだったと思います。

やっていることが、当然人の為になっているという自己催眠で、外部評価の良し悪しを聞く感度も低かったと思いますね。

地域連携部が発足して、外部の声がどんどん入るようになって、僕らの仕事が決して評価が高いばかりではなく、低いものもあることがわかった時に、自分達がやっている「事」に変えられることがあるんだと、気づいたときから、どんどん組織として成長を感じ始めた実感がありました。

 

まさに今ライフケア事業部がその局面にいて、そのようになって欲しいですね。

 

辰巳:

採用側面の話なんですけど、聞いた所によると、フロアサポートの方たちが今新しい職種にチャレンジする事例であったり、ライフケア事業部から違う部門へのチャレンジだったり、ちらほら出ていると聞いております。

塚原:

フロアサポーターは朝から昼くらいがピークの仕事で、実は設立して3年経ちます。

当初は地域にお住まいの子育て層、いわゆるパートさんを中心に集めて、スタートしました。

実際9時~14時って勤務時間が絶妙で、子供の迎えや家事があるので、9時~15時の事務職のパートではいけないようですね。

 

3年目になるので、入職された時は子供さんが小さく手が離れなかったのが、手離れするようになってきて、少し時間に余裕があるんですけど、何かありませんかということで、新たなキャリアの提案を実施しています。

 

設立当初、一部の仕事を切り出したということで、そこに新しくやりがいを見出せないかもしれないという危惧はしていたので、次のキャリアデザインを描いていかないといけないなという課題感はずっとありました。

 

同じ様にフロアサポーターの方からも、何か次にやれることがないかと、時間も出てきたしっていう声も同時にありましたので、そこに御提案をして、次の仕事をしていただいているという方が何人かいらっしゃいます。

辰巳:

もちろん業界未経験の方でしたけれども、入職して3年ともなると湘南第一病院のことをよく知っていらっしゃるんですよね。

色んな仕事を提案すると、すごく興味を持って下さるし、実際に見ていたからこそ、ご自身のキャリアも描きやすいんだと思います。

 

塚原:

具体的には、今フロアサポーターから地域連携部に移籍をして、MCとして活躍してくれている方とか、同じく健診課に移籍した方、受付で交代で働いて下さっている皆さんとか、ただ単に仕事を切り分けてそこに働いているというよりは、きちんとバックグラウンドを知っていて、こちらも動機づけをして、楽しく働いて下さっている方々が何人かいらっしゃいます。

 

辰巳:

今いくつかご紹介いただいたものっていうのは、長年こうなるといいねって言ってたことが今実現する例が増えていますね。

 

採用時にお人柄から入っているので、僕たちはその機能を充足させる機能者としては見てはいない。

「こんなお人柄だったら、こんな仕事できんじゃないのか?」っていう、組織があなたのキャリアを「こんなんどうでしょう」って?提案できることが、僕はすごく関係性がイーブンでいいなって思うんですよね。

 

塚原:

もちろん昇格するようなマネジメントもいいんじゃないかっていう提案をすることもありますし、職能で変わるということもありますし、時間、働き方、あるいは技能職として磨いていく、まだ道半ばですけど、様々な御提案ができるといいねと、部課長で話をしているところです。

 

辰巳:

そういった提案にのってくれるということは、少なからずここにいていいと思ってくださっている証でもあるじゃないですか、その仕事ができなくなったとか、時間に制約が出てきてしまったとか、色んな理由でお辞めになる方がいらっしゃいますが、環境変化を厭わず、それでも当院にいようとしてくれている方々が多くいると頼もしいですしね。

 

塚原:

それこそライフケア事業部の木村課長も、家庭があって仕事を続けていくこと、マネジメント職も両立できるか悩んだと思いますけど、時間とか働き方とかを提案をした結果、彼女のライフスタイルにフィットして働いてくれていますしね。

 

辰巳:

あとはライフケア事業部は今、課長が2名、係長が1名、あとは主任、チーフという構成で部門長の空きが多いんですよ。

空きを作っているのは、ちゃんと内部から昇格するスキームにしたいなというのがあって、空けているんですよね。

従来型の介護従事者の方からすると、ずっと介助作業をしに通勤されているので、自分にその芽がある認識って持ちづらいけれども、当院はそうでない。

 

みんなに機会がある、当然機会は平等、評価は不平等にという我々のポリシーにあるように、本当にチャンスに溢れる事業部であるというのは、これからもそうでありたいと思いますし、私も赴任してきてそんなに経ってませんが、アイデア絞ってもっと面白い事業部にしていきたいと思っています。


「CHAPTER03新生ライフケア事業部の今後」いかがでしたでしょうか?

 

過去に、「こうなったらいいよね」と思っていたことが実現しているという話を聞き、この座談会で出てきた「未来」が数年後、湘南第一病院で実現しているのだろうと非常に楽しみになりました。

後半は採用の話とも強くリンクしていて、表現が難しいですが、「採用」は全ての”始まり”で組織全体を、そして未来の湘南第一病院を創ることに繋がっていると改めて気づかされました。

 

というのも採用広報は、直接的関わって創り上げるわけではく、また採用後、短期間で何かが変わるわけではありません。

ただ、私達が発信した情報を見て、ビジョンに共感して入職してくださった職員さんが活躍して、またそれを発信して仲間が増えていくという、好循環を生み出すことで、私達の描いた「未来」を叶えることができるのだと、そんな風に感じました。

 

またこの座談会を通して「介護」の現在位置を、様々な角度から、残念ながらまだまだ価値が高まっていない状況だということを知ることとなりました。

現在、採用見学会でライフケア事業部に興味を持って下さった方に、当院の「ライフケア」や「マネジメント」に対する考え方を発信していますが、嬉しいことに共感してくださる求職者の方が多くいるのも事実です。

いずれはこの湘南地域の「介護」という仕事の価値が高まり、高齢者をリスクと感じさせない社会の実現に向けて、今自身ができることを考え発信していきます。

 

引き続き、ライフケア事業部の特集記事を定期的に発信しています♡

乞うご期待❢

 

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