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介護職のキャリア形成! ~ライフケア課 キャリアライン制度始動~

 

こんにちは!チームここはじの平塚陸です( `―´)ノ

久しぶりの投稿にしてしまったのは自身せいですが、なんだか緊張しています平塚です。

こんなんじゃ、みなみ先輩がいたら絶対怒られているなと想いを馳せつつ…

 

今回は、当院の介護チームであるライフケア事業部ライフケア課の新たな取り組み、『キャリアライン制度』の導入についてご紹介します!

 

当該部署では、昨年から教育体制の改革に本格的に着手しており、同じくライフケア事業部の中に位置付けられているリハビリテーション課との協働によって、未経験からのチャレンジ組をサポートする環境を整えてきました。

 

 

そして、次なる環境整備の一環として、新たな制度の導入によって新入職員からベテラン職員まで、それぞれの求める働き方に応じたキャリア形成を推進していくとのこと。

・・・これはもう、ライフケア出身の僕が記事にせず、誰が記事というのか!!

ということで、当該部署の現場責任者である、山口業務統括にお話を伺ってきました。

 

取材の内容はインタビュー形式でお届けします🎤

 

Q)「キャリアライン制度」とは、どんな制度ですか!?

 

A)キャリアライン制度とは、ライフケア事業部ライフケア課が独自に設けた、人事評価制度です。

 

管理職への昇進のみではなく、多様なキャリアプランと活躍の在り方を描きたい、という当該部署のかねてよりの想いがいよいよ具現化された形となります。

各LC(介護職)スタッフの評価は、以下の5段階で分類されます。

 

  • エントリーライフケアラー

介護職経験の有無にかかわらず、入職後は皆ここからスタートします。

 

  • スタンダードライフケアラー

一定の介護技術・知識が備わっており、業務上においてひと通りのことを自立して担うことが出来ます。

 

  • ミドルケアラー

専門的な技術・知識を備え、一定の理解のもとで他職種に対してもアウトプットすることが出来ます。

また、環境に左右されることなく安定的に職務を遂行できる、職業人としての成熟が求められます。

 

  • ハイケアラー

専門的な技術・知識を備え、指導・教育の場面で活躍すると共に、部署間における調整を担うことが出来ます。

また、職業人としてはもちろん、人間性においても成熟し、周囲からの一定の信頼が得られることが求められます。

 

  • トップケアラー

技術・知識、職業観・仕事観・人間性など、あらゆる面での成熟と共に、ライフケア事業部の描く介護の在り方を模索・体現できることが求められます。

 

各LCスタッフは、年1回(今年度のみ2回実施を予定)院内で実施される検定試験を任意で受けることによって、合格すればランクアップを図ることが出来る仕組みです。

 

検定試験は、記述・実技のほか、面談も行います。

試験官は、当該部署の各管理職者が担います。もちろん、管理職自身も、より上のランクを目指して受験することができます。

 

 

Q)どのような経緯で制度創設に至ったのですか!?

 

A)従来は、目に見える形でのキャリアアップは管理職への昇進しか選択肢がありませんでした。

待遇についても、経験年数や在籍年数によって左右される傾向が強く残り、見方を変えれば、「頑張っても頑張らなくても、待遇面においては大きく変わらない」現実がありました。

 

更に加えると、「仕事をお願いしやすいから」など、管理職の主観によって、評価が左右されてしまうリスクを孕む状況があったと振り返っています。

 

実際、“声の大きいスタッフ”(良くも悪くも目立つスタッフ)が何かと評価されがちで、意図を汲み取って黙々とケアに勤しむスタッフの活躍が見逃されてしまうなど、評価の不公平感が散見されていた時代もあります。

 

また、独自の考えで身勝手に行動しながら「頑張っている」ことを主張され、評価の扱いに困るような場面もありました。

 

 

☆頑張っている方を、頑張っている分だけ評価したい!

 

☆管理職の主観ではなく、明確な基準のもとで公平に評価出来る環境を整えたい!

 

☆評価軸を明示することで、組織の求める“LC像”の理解をスタッフ間にも浸透させたい!

 

☆管理職昇進だけではなく、能力や仕事に対する姿勢の積み上げによって形成されるキャリアプランも用意することによって、多様な活躍を描ける職場環境を整えていきたい!

 

このような想いから、構想の実現に向けて準備を進めてきました。

 

Q)今後の展望は?

 

A)まずは、全ての方に平等に機会がある、ということがスタッフ間に伝わると良いなと思っています。

 

検定に合格することによって、人から褒められる、認められる⇒自信がつく⇒日頃の行動に変化が生まれる⇒更に高みを目指す⇒褒められる・認められる⇒・・・といった、好循環による一人ひとりの成長と、チーム全体の底上げに繋がることに期待しています。

 

また、受験に当たっては、実技指導など、同じくライフケア事業部の仲間であるリハビリテーション課スタッフの全面的な協力にも大いに期待しています。

 

受験の過程において、更なるチームの一体感と協力関係、そして「皆でより良い介護を提供していこう」という気運が生まれたら良いなと、今からとても楽しみにしています。

 

また、一人一人の成熟度を可視化することによって、シフトの調整においても、人数だけでなく介護の質のバランスも加味して整えることが出来るようになります。

 

介護の仕事が好きになる、自身の仕事により一層の誇りが持てるようになる、そんな環境にしていけるよう、これからも多くの新しい試みに臆さずチャレンジしていきます!

 

 

―以上、山口統括へのインタビューでした!

 

人を評価することって、簡単なことではないんですね・・・

これだけのことを考えながら、「平等に機会を用意して、公平に評価をしよう」とするライフケア事業部の考え方には、素直にいちスタッフとして感銘を受けました😭

 

何に対して頑張れば良いのか、どこを目指していけば良いのか、そして頑張った先にどんなものが得られるのか、きちんと示されていると、「よっしゃー!やってやるぜ!!」という気持ちになってきますね!

 

いやー僕もここはじで頑張って、褒められたい!!!(笑)

 

 

因みに、初回の検定試験には、半数以上のエントリーがあったそうです!

メンバーの皆さんにも、組織の想いが直接的に伝わっているんだろうなと感じました。

 

実際に制度を導入してみてどうだったのか!?

今後のライフケア事業部の動向も、引き続き追いかけていきます!

 

新制度のもとで更にパワーアップしていくライフケア事業部、今後も要チェックや!!!

 

 

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