内科・医師の紹介

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 高齢者には脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患、骨折や変形性関節症などの運動器疾患、認知症やうつ病などの精神疾患の合併が多く若年者以上に治療には難渋し、疾病の予防と長期に渡る治療後のケアが重要となります。
 しかし我が国の医療提供体制は、高度専門医療を行う大学病院、総合病院などの高次機能、特定機能病院と生活習慣病のような日常病の診療を行う地域医療、一般急性期病院に大きく分けられております。高度専門医療を行う高次機能、特定機能病院において、多臓器に疾患を併発し、治療、治療後のケアに長期間を要する高齢者の医療を行うのは適切であるとはいい難く、地域医療、一般急性期病院が高齢者の疾病の予防から治療、リハビリテーションを行っているのが実情です。
 当院へ御来院頂く患者様にもさまざまな疾患があり、高度急性期医療の必要があり、受ける希望のある患者様に置かれては速やかに周辺の高次機能病院と連携し搬送を行い治療に努めております。
 しかし既に何らかの疾患、加齢等で、機能障害、認知機能障害を合併している患者様においてはご家族の医療に対するニーズも異なっております。具体的にはさまざまな疾患に対して一般的な治療は希望される患者様であっても、患者様本人の意思に沿わなくなる、場合によっては延命につながる、家族として希望しない治療として人工呼吸器、心臓マッサージ、血液透析などがあり、これらを希望されないケースが多くあります。
 当院は世界一のスピードで高齢化が進むわが国の高齢者医療のニーズにこたえる事を目標としております。このため特に内科では高齢を理由に全ての選択肢を捨てるのではなく、若年者と同じように、たとえ治療につながらなくとも一般的な検査は施行し、ただ命の尊厳を大事にしながら、患者様の人生の終末期を支える医療を行っていきます。
 一般外来に来院される患者様におかれては健康維持には高血圧、糖尿病、高脂血症などいわゆる生活習慣病といわれるものが大変大きくかかわっていることを痛感しております。このため患者様が将来的に命にかかわるような大きな病気にならないため、元気なうちから患者様の啓蒙に努めて将来的に大きな疾患を予防できればと考えております。循環器専門医も要しておりますので侵襲的な循環器治療は行いませんが、高齢者に多く合併する循環器系基礎疾患をお持ちの患者様の薬物治療には十分な知識と体制があり安心してご入院、ご加療頂けると考えております。

嶋村 浩市 写真

病院長 嶋村 浩市 しまむら こういち

略歴
1998年3月
北里大学医学部卒業
1998年4月
東京女子医科大学 循環器内科入局
2002年1月
立正佼成会付属佼成病院 循環器内科
2003年5月
大阪市立総合医療センター 循環器内科
2006年4月
東京女子医科大学 循環器内科助教
2006年5月
湘南第一病院 内科循環器医長
2009年4月
湘南第一病院 副院長
2013年2月
湘南第一病院 院長
(院長よりご挨拶)

「魂の医療」を実現し、「社会を創る」湘南第一病院を目指して

 戦後日本は豊かになり、医療も大きく進歩いたしましたが、それは現在の日本を築き上げてきた先人たちのおかげです。しかし、今まさにその先人たちが介護を要する年代になっています。
 藤沢市の高齢化率は20%を越え、一人暮らしの高齢者も増加の一途をたどっています。しかし、当院の半径10Km圏内には一般病院が少なく、その周辺も多くが高次機能病院となっています。高次機能病院では高度な医療を提供するという病院本来の目的により、ご高齢の方が日常生活の中で肺炎や

脱水、嚥下障害などの体調を崩されたときでも、短期間で退院せざるを得ないのが実情で、高齢者の急な体調の変化に柔軟に対応できる病院が少ないという現実がありました。
 建物の老朽化に伴う新病院計画を立案する中で、ご高齢の方の急性期の病態に対応し、「湘南でいちばん、高齢者にやさしい病院」を目指して、この地域から超高齢社会に向けた医療のあり方を具現化して発信していく必要を感じました。
 また高齢者にやさしい病院を実現するためには、技術やスキル以上に、職員一人ひとりのハートが大切であり、太陽に向かって揃い咲くひまわりの花のように、職員が同じ方向を向いて共に歩んでいかなければ、高齢者にやさしいハートフルな医療を提供し、真の意味で社会貢献の役割を果たすことはできません。「太陽に向かい揃い咲く向日葵の輪を、湘南にあふれる波と風のやさしさを」をビジョンに、個人の価値観に委ねることなく、組織としての理念が浸透するように、院内の組織改革をすすめました。
 私たちは、高齢者の方々に安心して医療を受けていただく環境を提供し、患者様ご本人だけでなく、ご家族の方、また介護施設の職員の方々にも、丁寧にお応えする病院でありたいと思います。
 この恵まれた社会を創って私たちに託してくれた先人を敬い、社会と共生できる開かれた医療を実現すること、医療を通じて超高齢社会を実りあるものに創りあげていくことが、私たち湘南第一病院の使命です。
長嶋 道貴 写真

副院長  長嶋 道貴 ながしま みちたか

 遅ればせながら、湘南第一病院の内科医として、41歳で藤沢・湘南エリアの地域医療に参加しました。まだまだ使える私の頭と体を要介護高齢者医療に活かすべく、日々、施設往診、外来診療、そして入院診療に全力を注いでいます。特に、入院診療では、肺炎(気道感染症)や腎盂腎炎(尿路感染症)、脱水症(食思不振、嚥下障害、栄養障害など)、心不全、脳梗塞症といったcommon disease(日常病)に罹患した80~90代の患者様を多く診ます。要介護高齢者を一生懸命、丁寧に診ることが私の使命であり、日常病であっても致死リスクが高いことをご理解していただくようご家族様との対話を続けています。

略歴
1993年
国立山形大学医学部卒業
1993年
東京女子医科大学循環器内科に入局。
1996年
仙台循環器病センターに出向。
1998年
済生会栗橋病院循環器科に出向。
1999年
大阪市立総合医療センター循環器内科に出向。
2002年
東京女子医科大学循環器内科助教、
東京女子医科大学病院心血管カテーテル検査室・CCU室長
2006年
東京女子医科大学医学博士号取得
2009年
湘南第一病院 内科・循環器内科部長
2013年
同院副院長
所属学会:
  • 日本内科学会(認定内科医)
  • 日本循環器学会(循環器専門医)
  • 日本心臓病学会
専門:
  • 臨床心臓病学
  • 循環器疾患急性期管理
  • 虚血性心疾患
  • 心不全
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