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チョット違うぞ!”全員で取り組む”リハビリテーション課の2025年度計画

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こんにちは!チームここはじの平塚陸です💨

毎日、日差しの強い日が続いていますね🌞

僕は今年30歳を迎えるので、健康にも気を遣いたいと思います。

手始めに今年の夏は肌を大事にしようと思いますが、僕でもできそうな簡単で続けやすい日焼け対策があれば、ぜひ教えてください‼️

 

さて今回は「年度計画特集」の第二弾!リハビリテーション課の2025年度計画をご紹介します。

年度計画は、各部署が年度目標を立て、その目標を達成するための施策を計画したものを年度計画と呼称しています。

「年度計画」とは、各部署が掲げる年度目標と、その目標を達成するために考えられた具体的な取り組みをまとめたものです。

すでに公開済みの「部会の記事」では、各部署の年度目標の概要をご紹介しましたが、この特集ではさらに一歩踏み込んで──

・他部署との違い

・計画を作成した背景や想い

・これまでの歩みとの違い

などをお届けします。

 

部署ごとの“カラー”の違いも見どころの一つ!

年々、各部署の熱量が高まってきた今だからこそ描けた未来やその想いがあり、自信をもって伝えたいと考えて立ち上げた特集です。

リハビリテーション課は、チームここはじでもあるリーダーの結城さんと、主任の西山さんにお話を伺いました‼️

それではさっそくご紹介していきます。


Q.今一度、リハビリテーション課の年度目標を教えてください。

西山:

2025年度のリハビリテーション課の年度目標は、

「一歩を踏み出そう」~現在地を知り、ユーザーに向き合う~

です!

詳しい内容は、以前のブログ記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!

【2025年度】ライフケア事業部 部会の開催~振り返りと年度計画~

 

Q.この目標にいたった経緯は?

西山:

昨年度、リハビリテーション課では組織編成があり、コミュニケーターが加わり、ケアユニットとしての稼働がスタートしました。

コミュニケーターがユーザーの声を引き出す関わりが増えたことで、入院中の不安や戸惑い・退院後の生活に対する不安などに、相対する場面が増えたことを実感しています。

それによって、これまでのリハビリテーションは、入院中という限定的な期間での身体機能の善し悪しであったり、退院を目標としたリハビリテーションであったのだと気づかされました。

振り返ってみれば、これまでのリハビリテーション課は、患者さんを“人生を重ねた一人の人”として知ろうとせず、「身体機能を診るのが自分たちの役割」として、知る努力から逃げていた部分があったと感じています。

僕自身、当院に在籍して8年が経ち教育を担う立場でありながら、「知っているつもり」になっていたことに気づかされました

 

結城:

本当にそうだよね。

私も臨床教育では「理学療法士としての知識や技術は大切だよ」と伝えてきました。

一方で、その知識や技術が誰の何に繋がっているかは伝えてこなかったなと。

ご高齢者は、私たちとは異なる時代背景や文化、価値観の中で人生を歩んでこられた方々です。

だからこそ「どう寄り添い、関わったらよいのか」という答え出すことは、若手であればあるほど難しいのだと思います。

その過程に必要な考え方”や“姿勢”は、「専門職なのだから、個人で研鑽するのは当たり前」というスタンスでした。

そうすると新卒で入職した若手は、ユーザーが本当に求めていることにたどり着かないまま「自分なりにやりきったから次へ行こう」と、新たな知識や経験を求めて転職していくんですよね。

そういった経緯から「これはもう、個人の善意や努力だけに任せるのではなく、組織として支えるしくみが必要だ」と強く感じたんです。

そこで、今年度は個人単位での研鑽というスタンスからは離れて、組織単位でインプットし、それぞれの役割を全うするためのアウトプットへ。

『組織単位で、自分たちの現在地を正しく把握し受入れ、ユーザーのニーズに向き合っていこう』

それが、今までとは異なるチャレンジとして掲げた『一歩踏み出そう』という目標に込めた思いです。

 

Q.ズバリ、過去や他部署とはココが違う!今年のイチオシポイントを教えてください。

西山:

過去や他部署との違いは、「魅力ある職場づくり」そのものを年度計画に組み込んでいること。全員で「職場を創り上げよう」と掲げていることですね!

というのもリハビリテーション課は、院内でも特に若手が多い部署です。
新卒から当院に入職し、医療現場そのものが初めてというスタッフも少なくありません。
年代も近いため、和気あいあいとした雰囲気がある一方で、日々の業務の中心は入院診療です。
対象となるのは要介護高齢者の方が多く、業務をこなす毎日で、自分たちの提供するリハビリに“価値”を見出しづらいという側面もありました。

いま、「要介護高齢者」とあえて言いましたが──
それは対象者の属性が問題なのではなく、日々の業務に追われるなかで、相手を“知る”時間や意識を持てていなかったことが課題だったと、今は感じています。

利用者の背景や想いを知らないままでは、私たちのリハビリが本当に役立っているのか、
それすら実感できないまま、時間だけが過ぎていってしまう──そんな状況でした。

 

結城さん:
情報共有や連携、相手を知るための機会づくり…すべてが個人の意欲や努力任せだったよね。

でも、それでは提供できるリハビリの質は変わらないし、人に依存する仕組みは、継続性や再現性がないと感じました。

だからこそ、まずは「自分たちの現在地」を全員で正しく認識し、「チームとして、学ぶべきこと」を決めることが必要だと考えています。

その過程で、ユーザーや他部署の職員との接触を通して、リハビリテーション課や専門職としての役割やチームの在り方を形づくっていく。

それが結果として、魅力ある職場づくりにもつながると考えています。

 

西山:

なのでズバリ今年のポイントは、

「やりたい・やるべきことを、言葉にして共有できる環境づくり」です。

僕もそうなんですが、業務に没頭してしまうと、視野が狭くなってしまうことがあるんですよね。
よく結城さんに「それって、何のため?」って聞かれるんですけど…(笑)

でも、その問いかけがあることで、「ハッ!」と気づかされる瞬間があるんです。

目的や意図が明確になれば、気づきが生まれ、その気づきから、やりたいことややるべきことが見えてくる。

それがどんなに小さな単位であったとしても、「やらされ仕事」ではない、自身が見出して実行する面白さ、得られる達成感。

これが「魅力ある職場」の1つのカタチだと考えています。

一人ではたどり着けないからこそ、チームでその環境を創り上げられるかどうかが、年度目標の達成に関わってくると思います。

 

Q.第1クォーターを終えて。いかがでしょうか?

西山:
一進一退って感じですね(笑)

結城:
私も西山も、マネジメントチームとしては1年生なので……。

西山:
結城さん、それ逃げじゃないですか?言い訳は聞きたくないですよ!(笑)

……冗談はさておき、本題に入りますね。

リハビリテーション課では、今年度の取り組みを進めるにあたって、まず「話を聞いてくれる人がいる環境をつくる」ことから始めました。

というのも、リハ課はシフト制で動いていて、スタッフ全員が一度に揃う日がありません。
でも、そういう職場だからこそ、共通の言葉で考えや想いを伝え合える環境が必要だと思ったんです。

そこで、月に一度の「課会」を設けて、メンバー同士が意見を交わす場をつくりました。

……とはいえ、今はまだ僕や結城さんが方針や考えを伝える時間が中心になっていますが、少しずつ発言してくれる人も出てきていて、空気が変わり始めている実感はあります。

雰囲気づくりに苦戦しているところではありますが…

「まず何か言ってみる」「自分の言葉が、何かのきっかけになる」
そういう実感を持てることが、職場全体の変化につながる重要なプロセスだと思っています。

僕自身もまだスタートしたばかり。
メンバーと同じ心持ちで、これから一緒に少しずつ進んでいきたいと思っています。

 

Q.読者のみなさまにメッセージをお願いします。

西山&結城:

当院のリハビリテーション課には、「コミュニケーター」という心強い仲間が加わり、生活に根ざしたリハビリテーションの実現に向け、チーム全体で新たな一歩を踏み出しています。

私たちは今、専門職として、そしてコミュニケーターとして、どうすれば“チーム”として協働し、その人らしい生活を取り戻す支援ができるのか——。
その問いに向き合いながら、年度計画を通して「自分たちに今、何が必要なのか」に少しずつ気づき始めている――それが、今のリハ課の“現在地”です。

リハビリテーション課は、ライフケア事業部の一員として、「生活のケア」に深く関わる仕事をしています。
人生の大先輩であるご高齢者の日々の生活に携われることに感謝しながら、これからも丁寧に向き合っていきたいと思います。

最後に求職者のみなさま。

現在、リハビリテーション課では、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の仲間を募集しています。

「退院後の生活が見えず、不安になることがある」
「自分が提供した支援は、本当に良かったのか……」
「もっと地域との連携に関わりたい」

そんな想いを持った方はいませんか?

当院では、地域・施設・多職種と顔の見える連携を推進し、その人らしく暮らしていけるよう、その人にとっての「ライフケア」を模索しています。
だからこそ描ける「提供すべきリハビリテーション」を、同じ志をもった地域や職場の仲間と共に創りたいと考えています。

もちろん、まだ道半ばではあります。
けれども、地域医療の当事者として歩んでみたい方、「どんな病院なのか、ちょっと気になる」と感じてくださった方は、ぜひ一度見学にお越しください。

お会いできるのを、心より楽しみにしています!


以上、リハビリテーション課の2025年度計画のご紹介でした。

 

結城リーダーと西山主任のやり取りからは、お二人の信頼関係や、リハビリテーション課のあったかい雰囲気が伝わってきました‼

僕も一緒におふざけ…じゃなく、楽しく話の輪に入れてもらったのですが「和気あいあいと、みんなでつくる・支え合うチーム」という言葉がすっと腑に落ちました。

一方で、時折真剣なまなざしで語る場面もあり、「楽しく、でも本気で」取り組む姿勢が、まさにONとOFFのメリハリなのだと再確認。以前お聞きした言葉が頭をよぎりました。

 

昨年度からは“コミュニケーター”という新たな仲間も加わり、今年度もますます進化していくであろうリハビリテーション課。

今後のライフケア事業部の活躍も要チェックや‼

 

■今回ご紹介したリハビリテーション課の所属するライフケア事業部の紹介ページはこちら↓

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