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病棟師長に聞いた!リアルな看護の職場事情

 

 

こんにちは!チームここはじの平塚陸です💨

 

あっという間に12月に入り、今年がもう終わってしまうことに、驚きが隠せません。

プロジェクト内でも、今年を振り返りましたが、自身がプロジェクトに仲間入りし約1年半前が、つい最近のことのように思い出されます💡

しっかり年末に爪痕を残して(記事をたくさん書いて)、良い年を迎えるべく燃えています🔥

 

さて、本日は先日スタートした、”看護部”の特集です。

第二弾の本日は、病棟師長の、僕もいつもお世話になっている、可知師長にインタビューを実施🎤

今回、看護部の特集記事を組むにあたって、当院で働く看護師の方々に聞いた「当院の看護師/看護の職場の魅力」をテーマに、「当院のリアルな看護の職場環境」について、インタビューをして参りました‼

飾り気のないありのままの当院を知ってもらいたい、そこにある魅力をしっかり伝えたいという想いから、様々な目線からみた当院の看護の職場についてのインタビューは、見どころ満載です。

それでは早速ご覧ください👀✨

 

平塚陸:

本日は、看護特集ということで、可知師長に当院の看護の職場について、特徴、環境、風土などをメインにお話を聞いていきたいと思います。

始めに、患者様や当院の看護の特徴についてお聞かせいただけますか??

 

 

可知:

当院は、高齢者医療に特化した94床の急性期病院です。

入院される患者様のほとんどは、介護施設に入居されている高齢者の方で、要介護の方が多いですね。

高齢者の方は治療によって、必ずしも完治するわけではなく、若年層の方に提供される医療のように、身体の隅から隅まで、侵襲的な検査をご希望される方は多くありません。

いわゆる、有効な延命治療でなければ希望をしない「DNAR」の意思表示をされています。

看護としての特徴は、そういった高齢者の方に「安楽な入院生活」を提供する事に努めています。

私としては、当院の看護は「看護の原点」だと思うのですが、患者様に対して何気ない声掛けをしたり、戸惑うご家族様への小さなアドバイスだったり、そういった行動を大事だと思える、優先できる看護を目指しています。

 

平塚陸:

確かに、退院される患者様は、元のお身体の状態というよりは、やはり入院を経て何かができなくなったり、ライフステージが変わったりしますよね。

 

可知:

「急性期病院」ではありますが、入院を繰り返される方も多いので「慢性期的」な要素もあるように感じます。

退院して、ご施設へ戻れたら終わりではなく、繰り返す入院生活の中で、患者様の人生、ご家族の人生の大切な一時に、関わらせていただくことになります。

 

 

【看護部スタッフに聞いた!当院の働く魅力アンケート】

 

平塚陸:

なるほど✏さてここから本題である、「職場」についてグイグイ聞いていきたいと思います‼

「急性期病院というと、忙しくスタッフが疲弊しているイメージ」や「高齢者医療=療養病院のようなイメージ」があると、よく聞きます。

今回のテーマである「当院の看護師/看護の職場の魅力」では、多くのスタッフから「職場の雰囲気が良い!」と声が上がっていますが、具体的にどんな雰囲気で、その理由は…??

 

 

可知:

まず初めに、誤解のないよう伝えるとすると、忙しいか否かと聞かれれば「忙しい」です。

機能としては、急性期病院ですので毎日2階と3階の病棟から計、約10-11名の方が退院し、入院します。

初めて病棟を見に来られた外部の方からは「湘南第一病院は活気がありますね」と驚かれることが多いですね。

つまりスタッフが疲弊していない訳ですが、それは「疲れ方」が違うからだと思います。

 

実は当院は1病棟あたり約25名のスタッフが働いており、その内訳は看護師、LC担当(看護助手/介護)、FS担当(周辺業務)、セラピスト、MC(医療事務)と、多くの職種のスタッフが、一緒に仕事をしています。

「それぞれの部署毎の機能が明確になっていることによって、看護師は看護に専念できるという働きやすさ」

「それだけの人数がいるのでスタッフを孤独にしないし、冗談を言い合えるスタッフ同士の関係性」

この2つが「疲れ方が違う湘南第一病院の看護」を創っているのかもしれません。

 

 

 

平塚陸:

確かに、他の病院では看護師さんも一緒に排泄介助や、清潔保持など当院ではライフケア担当が担っているお仕事を一緒に行うという話を、求職者の方から聞いた気がします。

役割分担が明確で、看護師さんが看護に専念できる仕組みは、当院の1つの特徴ですね💡

可知師長としては、そんな看護のチームと共に、この先どのような看護を目指していますか?

 

可知:

少しこれから先の話の前に、湘南第一病院の看護の昔の話をすると、正直言って、今の湘南第一病院の看護はマイナスからのスタートでした。

約8年前、湘南第一病院の建物のリニューアルと共に、「高齢者医療に特化した急性期病院」となり「湘南でいちばん高齢者医療にやさしい病院を目指す」とビジョンをかがけましたが、一般的な病院の多くは、そのビジョンに従って、看護師が主体的に、病院全体を引っ張っていきます。

当院の場合は、スタッフから声の魅力の1つに上がっていますが、湘南第一病院は、医師が先陣をきって、ビジョンの実現に向けて一緒に考え行動し続けています。

例えば、これは自身の昔の話ですが、些細な気付きだったので夜間のオンコール電話を、迷惑かと遠慮してかけなかった時、かけないかった事を叱られました。

徹底的に患者さんファーストの姿勢で、その理由を聞けば「ここはどこでもなく湘南第一病院だから」っていうのが当時のキーワードでしたね。

 

平塚陸:

そんな過去だったとは…正直驚きました。

因みに今の看護のチームについてもお聞きしたいです。実際に行われている職場の風土づくりに繋がる取り組みはありますか?

 

可知:

目下取り組んでいるのは、「あるべき姿と違う、違和感を感じた時には声をあげる」

当院では、ここはじの記事にも掲載されていた「ヒトコトイト」という風土がありますが、その通りで「誰かが」あるべき姿と違う行動をとっていたとして、「人ではなく事」にフォーカスしようと、取り組んでいます。

当人同士で、または「○○さんが」と人を指摘して解決するのではなく、「こういう事」があった、これは違うのではないかという声を病棟全体で共有するんです。

やりたいことは沢山ありますが、建設的な会話で風土形成を進めながら、ボトムアップをしていこうというのが、現在位置ですね。

 

平塚陸:

ありがとうございます。湘南第一病院の歴史も垣間見え、どのような職場か見えてきたところで、

ズバリ、当院の看護職はどのような方に向いていますか?

 

 

可知:

特別な知識や、技術はなくても良いんです。

患者様の多くは認知症の診断のある方です。患者様自身が、意思表示が難しい場合、言葉にできない場合、問われるのはアセスメント力です。

もっと簡単に言えば、「気づく力」に長けている方に、向いていると思います。

もう少しステップアップした所で言うと、冒頭に伝えた「看護の原点」に立ち戻って、看護をしていきたいという気持ちのある人。

今後ますます高齢者は増えニーズは高まるであろう「高齢者医療における看護の在り方」一緒に考えていける人は歓迎したいですね。

 

実際に今の病棟で活躍しているスタッフの話をすると、経験歴でいえば、新卒はもちろん、様々な病院経験を積んできた方、介護施設・クリニックでお仕事されてた方と様々です。

特徴的なところでいうと、スタッフの声でも上がっている「ママナースの働き方やお仕事について。」

この場で語ると長くなるので、ママナースの特集にお任せしますが、当院独自の環境や風土による働きやすさは、看護師と子育ての両立は難しいと思っている方にぜひ知ってもらいたいですし、「湘南第一病院ならできるよ」と声を大にして伝えたいですね。

だからこそ、長く勤めている看護師もたくさんいます。

 

平塚陸:

なんとなく漠然としたイメージで、訪問看護とか介護施設とかそんな経歴の方が多いのかと思っていましたが意外ですね👀‼

最後に求職者の方に向けてメッセージをどうぞ!

 

可知:

ママナースに限らず、新卒、中途、ブランクのある方、現代の看護師の生活背景は様々だと思いますが、この時代だからこそ高齢者医療における看護は、更に必要とされていきます。

ここで伝えられなかった、そういった様々な生活背景に合わせた、職場環境や柔軟な働き方、教育体制の話、やりたいこともたくさんある一方で課題ももちろんあります。

ぜひ実際にその目で見て、聞いてもらって選んでもらえたら嬉しいです。

当院は見学だけでOKですし、履歴書なども見学時には必要がないので、気軽にいらっしゃっていただけるのも、特徴の1つ。

ぜひお会いできることを楽しみにしております。

 

平塚陸:

病棟で一緒に働いていても意外と知らないことって沢山あるのだと、今日は発見の連続でした。

可知師長、ありがとうございました。

 


以上、病棟師長に聞いたリアルな看護の職場事情でした‼

 

みなみセンパイから「病棟のことは、私より平塚君の方が詳しいはず、頼んだよ!」と任された訳ですが、予想以上に知らなかったことが多すぎて、取材したメモがパンクしてました(笑)

 

取材の後に、可知師長から看護師は就職/転職の際には必ずホームページを見ているから、プロジェクト立ち上げ当初からここはじの活動は本当に意義のある取り組みだと思っているし、「私達をどんどん取材もしてもらいたいし、どんどん発信してほしい」という言葉をいただきました。

魅力ある職場を創っているスタッフがいるからこそ、ここはじが発信できている事を改めて実感いたしました。

 

同時に、職場の魅力やお仕事の魅力を延々と語れる組織、発信したいことがなくならない組織ってスゴイ事なんじゃないかなと💡

確かに、湘南第一病院のインスタを週3で上げていますが、ネタに困ることはないです(笑)

多分チームここはじのメンバーで、語り始めたら夜を明かすレベルでイケますね👍

 

すでにインタビュー中にも出てきましたが、まだまだ看護部の特集は続きます‼

今後のここはじを要チェックや‼

 

また今回ご紹介した看護については以下を要CHECK !!

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看護部部長・ママナース・新卒看護のインタビューを掲載中!

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