看護部特集続編~定着率が急上昇!看護部の働く環境に迫る!!~
2023.05.20
こんにちは!チームここはじの平塚陸です💨
コロナワクチン6回目を打って、左腕があがりません‼平塚です(笑)
さて本日の記事は…なんと”看護部”の特集です✨
これまでの特集記事はコチラ⇒【看護部記事一覧】
というのも最終章の第四弾を経て、ついに完結したのですが、看護部の皆様から「職場環境の良さをもっと知ってもらいたい」とオファーをいただいて、続編の取材が決定しました。
続編である第五弾の本日は、看護部長である工藤部長と看護師歴4年目の井上さんにインタビューを実施して参りました‼
工藤部長就任後、看護師さんの定着率が上昇していることから、リアルな舞台裏と職場環境の変化について取材して参りました。
そして現在HOTな話題となっているSDH初の男性看護師の育休取得をされる看護師さんに直撃取材も!
あけすけに語る看護部長のお人柄も見どころ満載です。
それでは早速ご覧ください👀
平塚:
早速ですが、工藤部長がご就任されてから、目に見えるように看護師の離職が止まり、定着率が上昇しています‼
ここまでの看護部の変化について、お聞かせいただきたいです。
まずは就任当時の看護部に対し、どのような印象をお持ちでしたか?
工藤:
当院は、外来は1階、入院病棟は2階と3階に分かれていますが、当初はそれぞれが個人会社のようでした。
例えば、使用部品が異なっていて、2階で物品不足したからといって、3階に借りることさえできなかったんですよ。
湘南第一病院の看護部というのは1つなんです。
「外来」「2階」「3階」というそれぞれの個人会社ではないんですね。
他院では病床機能によって組織が分かれる場合もありますが、湘南第一病院は全て急性期です。
同じ方向をみて、患者様に「湘南第一病院で良かった」と思っていただく看護を目指すには、1つにならなくてはと思いました。
平塚:
なるほど。お聞きする限り、ここ数年の問題ではなさそうだと感じたのですが、勤続年数の長い看護師さんも多くいるなかで、どのように取り組んだのでしょうか?
工藤:
勤続年数の長い看護師たちは、何があってもこの湘南第一病院を守って繋いできてくれたわけです。
やってきたことは決して否定せず、それを踏まえて「一歩進もう」と働きかけることが私の役割だと思っています。
これは師長や主任だけに限りません。
それから、みんなで1つの看護部をつくるにあたって徹底したのは、外来・2階・3階に全く同じ話をすること。
例えば、毎朝、管理職を集めていますが、2階であったことを敢えて3階にも同じ情報を与えています。
使用物品や、場所の使い方も可能な限り同じにしています。
平塚:
同じ環境で、同じ情報と、看護部としての方針や考えを日々得られると、次第に目線も合ってくるということですね。
確かに看護部のみなさんが看護部長室に出入りする姿をよくお見かけします。
看護部長は、現場にもよくいらっしゃるイメージがありますが、その行動にも理由があるのでしょうか?
工藤:
毎日2₋3回は、現場をラウンドしています。
患者さんをケアするのは、私ではなく、現場の看護師です。
だからこそ「礼に始まり礼に終わる」ことを大切に、看護師に限らず挨拶や感謝、労いの意を伝えています。
そうやって会話が生まれると、何かあった時ににも相談しやすくなりますよね。
先日も現場のスタッフとお料理の話で盛り上がりました(笑)
あとは、相談にきたときには、例えば3つあったら1つだけでもすぐ返す。
これは大切にしていますね。
この前はあまりの早さに「部長、もう対応してくださったんですか!?」なんて驚かれましたが、すぐ返ってくると、相談してもいいんだ、また相談しようと思うでしょ?
平塚:
仰る通りですね。今の看護部はとても活気づいているようにお見受けしています。
具体的にどのように変化したと、感じていらっしゃいますか?
工藤:
コミュニケーションが活発になって、発言や行動を含めて、患者さんのために手を出してくれる職員が増えたと思います。
その変化に、パートから常勤にステップアップしてくれる職員がいたり、退職する職員がいなくなって、超過勤務の減少、有給取得がしやすくなったりしていますね。
組織は急に180度変わったりしません。1度ずつでも変化があれば、いずれ大きな変化に繋がると思っています。
平塚:
看護部が1つになりつつあるということですね‼
そういえば看護師さんの求人も、以前に比べご応募が増えています。
特集の効果もあったのでは?なんて、図々しく思っていますが(笑)
どのような基準で採用なさっているのですか?
工藤:
どんなに素敵な方でも、高度な技術や知識を持っていても、「湘南第一病院の看護部」に合うかどうかを判断しています。
採用の話でいうと、以前から小さいお子さんを持つ看護師は、フレックスタイム制で働きやすいと思いますね。
そういった小さいお子さんを持つ看護師をサポートしてくれる看護師に、リリーフ手当という形で還元できることも良いしくみだと思っています。
平塚:
看護師さんの働きやすさの1つに、そういった暮らし向きに合わせて働き方を相談できる環境があると、多くの職員さんから声があがっています。
HOTな話題として、男性の看護師さんが育休を取得すると話題になっていますが、経緯についてお聞かせいただけますか?
工藤:
相談が耳に入ったのは、男性の育休が世間で話題になる前で、2月ごろでした。
男性の育休は初めてのことですから、相談を受けた師長が私に相談がきたんですね。
話を聞いて、迷いなく送り出すことを決めました。
ただ看護師歴は長くないので、戻ってくるときにはゼロからのスタートだと思って頑張りなさいと伝えています。
先ほどの通り、お辞めになる看護師が減って、常勤看護師が増えて、「男性が育休を取れる」ということは、職場環境が安定しているという象徴だと思ったからです。
平塚:
確かに。男性の育休取得は、看護部の職場環境を表す1つの指標と考えると、他の職員さんにとっても、心理的安全性に繋がりますよね。
工藤部長ありがとうございました。ここからは、ご本人にもお話を聞かせていただきます。
新入職員紹介以来のインタビューですが、改めて井上さんのことを教えて下さい!
井上:
2階病棟で勤務している、看護師の井上です。
看護師資格を取得後に湘南第一病院に入職し、勤務経験・看護師歴、共に現在4年目です。
今は5~6名の患者様を受持ち、状態に合わせたケアをさせていただいています。
平塚:
当院始まって以来である男性の育児休暇取得となりますが、職場の同僚や周囲の反応はいかがでしたか?
井上:
男性の育休取得は世間ではあまり普及しておらず、調べてみたものの、得られる情報は多くありませんでした。
申請が受理されるか不安はありましたが、「取得できるなら、育児に協力してあげたほうがいい」と言ってくれる同僚が多く、心強かったです。
一番驚いているのが妻で、5ヶ月間もお休みをいただける事に大変感謝しております。
平塚:
病院全体としても、子育て中の女性が多く在籍しているので、育児に参加してくれる男性を応援してくれているのかもしれませんね‼
ところで、育休取得にあたり、悩んだことや不安に思っている事はありますか?
井上:
看護師として現在4年目。技術面で未熟さを感じています。
5ヶ月間看護職を離れることで、復帰後に勘を取り戻して今と同じように看護業務が行えるのか、スタッフとの連携がスムーズに出来るか、復帰後のことを思うと正直不安でとても悩みました。
平塚:
それでもなお、育休を取得しようと決心した理由をお聞かせいただいてもよろしいですか?
井上:
実は生後3日目で子供が熱をだし、なかなか解熱せず、転院が必要となって、不安な日々を送ったことがありました。
子供はもちろん、産後間もない妻の体調も安定しない中で、妻のサポートをしながら、子供との時間も大切にしていきたいと思う気持ちが次第に強くなっていくのを感じたからです。
平塚:
決意の裏には、キャリア形成の他にご家族の体調面の心配もあったんですね。
最後に、育休に入るにあたって一緒に働く仲間へのメッセージをどうぞ!
井上:
当院は男性の育休取得を応援してくれる人も多く、本当に感謝しております。
男性が積極的に育児に参加することで、女性が多い職場ですから、復帰後はママさんナース含め、女性に対する理解や共感度が上がるよう、育休で多くの経験を経て頑張りたいと思います。
以上、看護部長である工藤部長と看護師歴4年目の井上さんのインタビューでした!
職場の理解や応援を得て育休を取得できるのは、なにより職場の環境が整っているからこそなのですね。
看護部の新たなチャレンジとその舞台をつくりあげてきた立役者である工藤部長のお話は、とても興味深かったです。
正直なところ、身近なところに働くママさんはたくさんいるので、一定の理解はあったつもりでしたが、男性の育児というのは全くイメージをもっていませんでした。
育児を通して、一段と成長した姿を皆さんにお見せできたらという気概は素敵ですね‼
よしっ‼僕は今から少しずつ子育てのことを学んで、いつしか自他ともに認めるSDHのベストオブイクメンに✨
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