認知症サポーター養成講座
2019.08.06
こんにちは!チームここはじのみなみです☆彡
今回は、統括部(旧 管理部・事務部)の取り組みから派生して始めている、認知症サポーター養成講座の取り組みについてご紹介します。
昨年度、統括部では、一社会人としての価値観や視座を高めることを目的に、「まずは社会を知ろう!」ということで、異業種の一般企業による社会貢献活動を各自で調べて発表し、意見交換を行うことを継続して行ってきました。
「スターバックスコーヒー」や「資生堂」、「トイザらス」、「ヤクルト」など、身近な企業の取り組みから、自分たちに置き換えた時に何が出来るのだろうか、ということを話し合ってきました。
その中で、「エシカルカンパニー生活の木」というアロマなどを扱う企業では、来店されるご高齢者に安心してお買い物を楽しんでいたけるよう、店舗スタッフ全員が「認知症サポーター養成講座」を受け、“オレンジリング”と呼ばれる講座を修了した証を身に着けて接客に当たっている、ということを知り、“湘南で一番高齢者にやさしい病院”を目指す当院スタッフだからこそ、認知症に対する正しい知識を身に付けて日々の対応に当たりたい、という想いから、当院の中でも認知症サポーター養成講座を開講する運びとなったそうです。
統括部員自らのアイディアから生まれたこの取組み。昨年の第1回には、各部署の受講希望者およそ70名が参加し、「私も参加したかった!」という声が多く寄せられたことから、先日第2回が開催されました。
ちなみに、講師を引き受けてくださった、湘南台いきいきサポートセンターの職員の方のお話だと、認知症サポーター養成講座は一般市民を対象としており、医療機関など専門職の集まる場で講義を行うのは珍しく緊張する…とのことでした。
異業種から未経験でのチャレンジ組も多い当院だからこそ、正しい知識を身に付けたい、そんな姿勢が参加人数にも現れているのかもしれません✨
当日は、統括部職員の他、医師、看護師、理学療法士、臨床検査技師、臨床放射線技師、地域連携部MCなど、様々な職種の方が集まりました!
認知症に関する基礎知識の講義の後は、事例をもとにしたグループディスカッションを行い、認知症の方への配慮や、実際の声かけの仕方などを学び合いました。
個人的には、認知症の方自身も、病気の進行に戸惑っていたり、自身の変化に悲しんでいたり、様々な感情を抱きながら過ごされているんだなぁ…と、日頃の配慮の足りなさを痛感しました💦
病院の中ではもちろんのこと、日常の町中でもし困っていらっしゃるご高齢者の方がいたら、勇気を持って声を掛けていきたいと思います!
これが、認知症サポーター養成講座を修了した証、オレンジリングです✨
既に、9月にも第3回の開催が決定しています。
今後も院内の“オレンジの輪”を広げながら、高齢者医療のプロフェッショナルとしての自覚を持った対応に努めていきます💨