2019年採用説明会 ~第六弾 日常【診療部 栄養課】~
2019.12.04
こんにちは♪チームここはじのみなみです♥
“チームここはじ企画”『2019年採用説明会』について引き続きご紹介します!(^^)!
採用説明会についての紹介はコチラ【採用説明会の開催について】
本日からは各部署の日常の中でも、湘南第一病院ならではの取り組みにスポットを当てて紹介していきます♪
各部署のスタッフさんに取り組み内容はもちろん、取り組みに対する想い等、沢山のお話を伺って参りました。
本日は、「診療部 栄養課」のご紹介です!
第2回目となる今回は、当院の食事がどんなこだわり・考え方を持って取り組んでいるか、料理にスポットを当ててお届けします☆
高齢になると身体機能が低下し、噛んだり飲み込んだりすることが難しくなると、食事が進まなくなることがあります。
当院の栄養課では、患者様の状態に合わせて様々な食形態に分けることと、世代に合わせ、普段食べている様なメニューを考え、馴染みのある家庭的な食事を中心に、季節の食材を取り入れながら提供しています。
今回はハンバーグを例にあげて、患者様にどの様に提供しているかご紹介します☆
まずは基本ベースとなる常食です。
当院の和風ハンバーグは、豆腐が入っていて、たっぷりの大根おろしがかかり、さっぱりと食べられて白米が進みます( *´艸`)
他にはイタリアンハンバーグや煮込みハンバーグもあり、お肉がふわふわで柔らかく、職員にも人気のメニューです♡
患者様にも美味しいハンバーグを召し上がっていただきますが、私達と同じではなく、患者様の状態に合わせて食形態を変え、提供されています。
当院の食形態は形、一口大キザミ、粗キザミ、キザミ、極キザミ、ミキサー、ソフト食に分かれています。
何通りにも分かれた形態に驚きました!!
栄養課スタッフさんたちは、どんなに食形態が変わってもその先には食べ手である患者様がいるという想いの元、患者様の食べやすさを第一に考えて、少しの手間も惜しまずに作っています。
では、このハンバーグがどの様に変化して、患者様のもとに届けられるのかご紹介します!
こちらはキザミ食です。
キザミ食は、ただみじん切りにすればいいのかと思っていましたが、それぞれ目安になる大きさが決まっているそうです。
その大きさに合わせて食材ごとに包丁で手切りしたり、フードカッターで刻んだりしています。
繊維の多い葉物はフードカッターだけでは繊維を全て断ち切ることはできないので、必ず包丁で手切りする工程を組み込んでいて、食材がどんな物かしっかりと把握していて、一つ一つに対して丁寧に作っていました。
そして当院自慢のソフト食です。
このソフト食は、当院の売りの1つと言っていいのではないかと思います!!
本来の形のまま食べる事は出来なくても、そのままの味を楽しんで食べてもらいたいと、試行錯誤して出来たソフト食です✨
ここは、企業ヒミツです🤫
と、よくテレビで見かける、見せてもらえない感じかと思っていましたが、皆さんが美味しい食事を届けられるようにぜひ知って頂きたいとお話してくださいました♪
ソフト食を作る上で大切にしている事は、加水を最低限に抑える事です!
安全性はもちろんの事、料理の味や見た目を十分に感じられるように努めています。
一般的に加水は1:1で行うことが多いですが、加水の後にトロミ材や凝固剤を添付していくと、料理の味はかなり薄まってしまい、加水により全体量が増えてしまい、食が細くなっている患者様にとっては負担がかかってしまいます。
実際に、量にどれ位違いが出るものかブロッコリーでテストした物を見せていただきました。
当院で作った物(写真内:左)、右の写真は一般的に多い比率で作ったもの(写真内:右)
当院では、食材に合わせ最低限の加水で行い、煮汁が出る食材では水の代わりに煮汁を入れるなど、食材本来の味を保つ様な工夫をしています。
この話を聞いて、食材の事をよく知っているからできる技なのだと思いました✨
以上、栄養課の料理についてのご紹介でした✨
目で見て「おいしそう」、食べて「おいしい」と思っていただき、「また食べたい」「次も楽しみ」だと思っていただける様、食材の事を知り尽くし、患者様の嗜好を聞き手間暇かけ惜しみなく作る事を当たり前に行っていました!
だから当院の栄養課の食事は、「美味しい」とたくさんの嬉しい声が聞こえるのだと思いました♡
栄養課についてはコチラもご覧ください(*‘ω‘ *)
【栄養課】