ここから始まるSDH | 湘南第一病院・神奈川県藤沢市湘南台

健診課特集~鳴島リーダーが語る『湘南第一病院の健診課』~

 

こんにちは!チームここはじの葉山なつです🍀

GWもあっという間に終わってしまいましたが、皆さんは充実したお休みを過ごせましたか?
私は、子供のサッカーの試合観戦にGO!!紫外線対策を忘れて、日焼け気味デス(ガーン😨)

 

さて当院では、定期的に採用見学会を開催しており、求職者の方に、当院のことやご応募いただく部署のことを知っていただき、働きたいと思える職場かどうか、ご判断していただくことを目的としています。

 

その中でも、ひときわ当院オリジナルカラーが濃いのが「地域連携部」

当院独自の考え方はもちろんですが、どのような職場でどのようなスタッフが働いているのか?

特に未経験者の方にとっては、病院という未知の業界で働くことを選択をする上で、重要な情報だと考えています。

しかしながら採用見学会の短い時間ではお伝えしきれないので、ぜひ特集してほしいと「健診課」から声をかけていただきました。

 

ということで、葉山なつ🍀特集記事に初挑戦いたします♪

健診課特集第一弾として、健診課のリーダーである鳴島さんへインタビューして参りましたー🎤

そもそも健診って何なのか、仕事に取り組む姿勢や具体的な取り組みまで、幅広くお話を聞かせていただきました!

 

 

 

葉山:

そもそも健診って、1年に1回受けるアレですよね?

 

鳴島:

仰る通りです。葉山さんはもちろん、自身の健康に対する評価として、お役立ていただいていますよねー(笑)

健康診断の役割は、生活習慣病をはじめ、病気の早期発見・早期治療はもちろん、近年では病気になってから治療するのではなく、病気になるのを予防する「予防医学」の1つです。 

病気を予防することで、健康に生きられる期間(健康寿命)を長くすることが可能になります。

現在、日本は超高齢社会であり医療費は増大傾向。健康寿命を延ばすことは医療費の削減に繋がっているのです。

また近年は「健康経営」というワードに注目が高まっています。

健康経営とは「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」です。

つまり「病気になるリスクを下げつつ、元気で生産性が高い組織をつくる経営」と表現できます。

土台となる「健康づくり」の一環として、健康診断の必要性に目を向ける企業が増加していますが、まだまだ日本では病気や怪我をしてから治療するという考え方が、根付いているのが現状です。

日々、法律上「受けなくてはならない」という義務感のもと来院される受診者の姿は、象徴的だと感じています。

 

葉山:

げっ耳が痛い(笑) 若かりし頃は、正直めんどくさいなーと思っておりました…(;’∀’)

「義務感で受ける健診」のイメージとは裏腹に、健診スタッフの皆さんは、イキイキと仕事をされていてチームの一体感を感じます。

何かヒミツがあるのですか?

 

鳴島:

特にヒミツにしていることはありません(笑)

ただ当院が高齢者医療に特化した病院だということを前提に、健診の役割と役割を全うした時の未来像をメンバーと共有していることが関係しているのかもしれませんね。

 

葉山:

健診の役割や未来像について、詳しくお話を聞かせていただけますか?

鳴島:

当院の健診課の役割は2つあります。

1つ目は【健康診断を通して、地域企業や地域住民の方々の健康を守り、また健診から病院の本来の機能に繋ぐ架け橋であること】

 

それは、地域が活性化され、地域経済を止めないことに繋がります。

だいぶ難しく聞こえるかもしれませんが、想像してみてください!!

もしも、受診者のご家族に小さなお子さんがいたら?ご高齢者の介護を抱えていたら?会社で重要な役割を担っていたら?
受診者の健康を管理する事は、ご本人の幸せはもちろん、そのご家族の生活や、お勤めの会社の運営を守ることにも繋がっているのです。

 

そして、受診者がいつか家族の老いや介護に直面するかもしれない未来があるとしたら?

「健康診断を通して、当院が高齢者医療に特化した病院だと知ってもらうこと」で地域住民の方々を健康診断を入口として、病院の本来機能につなぐ架け橋となる。

そうすることで、健康で働きながらも家族のサポートが可能となり、結果、地域経済を止めないことに繋がっていくと考えています。

 

2つ目は【要介護高齢者を適切に診療へと繋げること】

当院が行う要介護高齢者向けの健康診断は、健康診断から適切な診療に繋げていくことを目的としています。

ご高齢のご家族が、そんな健康診断を受けることができたら?

それは、ご本人の病状の悪化を防ぐだけでなくご家族の安心にも繋がります。

 

 

葉山:

「自身のお仕事が、地域や地域の未来に繋がっている」という意識がチームの一体感に繋がっているということですね!おみそれしました。

ここまでお話を聞いて、なんだかハードルがぐっと上がってしまったのですが、皆さん何か資格やご経験をされた方々なのでしょうか?

 

鳴島:

全員「健診」に関しては未経験からのスタートで、何か特別な資格を持っているわけではありません。

 

ただ、チームの誰もが「健診のプロフェッショナル」であるべきだと考え、取り組んでいます。

というのも、健診は検査や問診を必要とするため、健診課スタッフだけでは提供できません。

様々な専門職と共に健診を提供しますが、専門職の方々は、多くの時間を学びと修練に費やしプロとしてお仕事しています。

専門職と同じ土俵で仕事するからには、私達はただの事務員ではなく、「健診のプロフェッショナル」として、研鑽とチームで成長し続ける姿勢を大切だと考えているからです。

 

葉山:

なるほど。健診のプロフェッショナルとしてお仕事に取り組む姿勢=活気があってイキイキと仕事をしているスタッフや職場という形で、私達の目に映っているのですね📝

因みにどのようなプロフェッショナルなのか具体的に聞いてもよろしいですか?

鳴島:

そうですね。大きく分けると2つあります。

1つ目は、【接遇のプロフェッショナル】

健康診断には、様々な方がいらっしゃいます。

例えば、勤務中にお越しいただいているお急ぎの方や、体調や健康にご不安があり、相談したい方。

毎年お越しいただいている常連さんもいれば、健康診断自体が初めての方もいらっしゃいます。

共通しているのは、数ある中から当院を選び、貴重な時間を使いお越しいただいていること。

だからこそ、そうした背景やニーズを汲み取り、気持ちよく健診をお受けいただけるよう、考え行動することを推進しております。

 

何故なら、それらが受診者の満足度に関わっており、次年度以降の受診に繋がっていると考えています。

毎年来院いただくことで、データの比較から早期発見に繋がることがあったり、体調や健康の心配ごとも相談しやすくなったりします。

また健診以外でも医療機関として頼っていただけるかどうかは、健診の対応に大きく関わっていると考えているからです。

 

 

2つ目は、【健診/健康のコーディネーター&スペシャリストであること】

私達の提案が本人の健康を左右し、ご家族や職場をも守ることに繋がるのだという使命感をもって、健診コースやオプションのご提案を推進しています。

具体的には、法律上での実施項目だけでなく、各企業や個人の年齢・性別、個人のご心配ごとに合わせたご提案をしております。

 

年に1度の健診を『義務』で受けるのではなく、一人一人に合わせた内容で受けていただき、現在の健康状態を正しく把握することで、生活習慣の改善や病気の早期発見・早期治療に繋げるための『機会』としていただきたいと思っているからです。

 

葉山:

率直に勉強がすごく大変で難しいのでは!?と思ってしまうのですが、日々の研鑽というのはどのようなことを取り組まれているのでしょうか?

 

鳴島:

知識を深める努力は欠かせませんが、日々の習慣で学べることも多くあると考えています。

実際に健診課では「気づきの習慣(気づく=相手を思いやる気持ち)」をテーマに、電話応対などを想定してのロールプレイングの実施や、毎日対応時の気づきを共有し、翌日以降の行動に繋げていくことを実践しています。

 

葉山:

ガリガリ受験勉強をするようなイメージではないのですね。

私もそうでしたが、医療について全く何も知らない未経験者の方々は、知識学習などもあるのでしょうか?

 

鳴島:

もちろんです。病気や検査に関する基礎を個々でインプットし、課内で勉強会を開催してアウトプットしています。

↑要介護高齢者のサポートについて研修中

 

また他部署の専門職から学ぶことができるのは、当院の魅力の1つです。

その他、現在は他部署と共に、医療や病院の基礎知識を学んでいて、常々学びの機会は多く与えたいと考えています。

 


以上、鳴島リーダーへのインタビューでした!!

 

取材を通して、健診課は漠然と「活気に満ち溢れているなぁ」と思っていたのですが、写真撮影時は和気あいあいと楽しそうな一面もあれば、研修や学習、気づきの共有に本気で取り組んでいる一面もあり、メリハリのあるチームでもあるなと感じました。

 

仕事も健康管理もメリハリが大切ですね(笑)

やる時はやる!楽しむ時は楽しむ!

私も健診課の皆さんの姿勢を見習って、お仕事もプライベートも充実した毎日を送りたいと思います。

 

次回の健診特集も既に企画中!
ぜひ、お見逃しなく!!

アーカイブ