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長嶋副院長が講演!神奈川県主催「Covid-19臨床懇談会」

こんにちは!チームここはじのみなみです☆彡

 

暑い日が続きますね…いや!ビールが美味しい季節が続きますね✨

夏バテに負けずに元気に乗り越えていきたいものです(*’▽’)

 

また新型コロナウイルスの感染者が増えてきており不安もよぎりますが、本日は少し以前のお話…

「Covid-19臨床懇談会」の場で当院の副院長 兼 診療部部長である長嶋先生が講演を行う機会を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。

 

 

まずは今回当院が「Covid-19臨床懇談会」の講演のオファーをいただいた経緯について💡

当院では、今年2月より、コロナ陽性者が発生した介護施設へ医師や看護師が訪問し、現地で点滴による治療を行う「往診による中和抗体療法」の対応を進めています。

 

背景には、第6波のオミクロン株蔓延により入院病床のひっ迫が顕著になったこと、また介護施設でのクラスター発生が課題となっていたことから、行政も「往診チーム」という枠組みを設けてコロナ対策の新たな柱の一つに据えていましたが、なかなか担い手となる医療機関が増えず、また介護施設側の理解も浸透が緩やかで、思うように構想が進まない状況がありました。

 

当時、当院は入院の受け皿としての機能は限定的で、第6波においてはあっという間に即応病床が埋まってしまう状況下で、何か次に出来ることはないかと考えた結果、「往診による中和抗体療法」に身を投じる決断をしました。

 

現在は行政の「往診チーム」に登録し、連携先護施設からの直接のご相談の他、神奈川県からの要請に応じて県内各地の介護施設のもとへ訪問し対応する体制を整えています。

今年5月の段階では、神奈川県下で往診による中和抗体療法により対応が行われたケースのうち、実に1/3以上の対応を当院が請け負う実績を残していました。

これらの取り組みを行政からもご評価頂き、この度、「Covid-19臨床懇談会」の場において、介護施設におけるコロナ診療の実際について、当院に講演をお願いしたいとオファーを頂く運びとなりました。

 

因みに「Covid-19臨床懇談会」とは??

神奈川県の主催による、神奈川モデル認定医療機関(コロナ対応医療機関)間での情報共有や学びの場としてオンラインにて継続開催されてきた会合です。

第10回となる今回の臨床懇談会は、参加対象者が県内の全医療機関および介護施設に拡大され、かつてないほどの大規模開催となったことからも、この度頂いた大役の意義の大きさを強く感じました。

 

いざ当日!臨床懇談会の模様をお届けします!

さて、当日は当院の他に、高齢者と同様に感染リスクの高い患者様への対応として、関東労災病院の腎臓内科副部長である矢尾淳先生より透析患者への対応についての講演も行われました。

入院病床がひっ迫するなかで、いかにリスクの高い患者様への治療を進めていくのか、県内の数多くの医療・介護従事者間で現状の課題や治療現場の実際について共有する、非常に貴重な機会に立ち会わせて頂いたことを、組織としても、また一スタッフである私自身も大変感謝しています。

 

長嶋副院長の講演の中では、当院にとっても初めての取り組みとなる「往診による中和抗体療法」の対応開始に向けた種々の準備の内容やその経緯から、対応の現状や陽性者が発生した介護施設の感染対策の実際、そして対応を進める上での“バックオフィス”(事務職員)の活躍の様子などが発信されました。

 

また、今後に向けた提言としては、施設往診チーム(担い手となる医療機関)の増加、介護施設内における感染対策の強化(施設間の情報共有)、高次医療機関や行政のバックアップなどが共有されました。

 

 

講演の最後には、“「コロナがあろが、なかろうが」やるべきことは変わらない”という当院の覚悟と姿勢がメッセージとして添えられていました。

尚、現在では、新たな変異株の出現にも伴い、中和抗体療法の有用性も当時ほどのインパクトは失われつつありますが、クラスタ―が発生する介護施設が再度増えてきており、新たな治療方法や対応のスキームが確立されるまでは今後も最も有効な対策として対応を継続していく見通しとなっています。

 

 

さて、実際に講演を行った長嶋先生からのメッセージをご紹介させて頂きます。

私は診療技術部門の責任者として、医療・看護・介護・福祉に従事する方々や行政機関の関係者、多くの視聴者に向けて、当院の診療のありのままを発信する機会をいただいたことに、ただただ感謝するばかりです。

 

COVID-19に罹患した介護を要する患者様を優先して収容するのも、クラスターの発生した高齢者施設に往診で治療介入するのも、骨は折れますが、当院にとっては以前から変わらず要介護高齢者に重きを置いてきた診療、いわば日常診療の延長に過ぎません。

 

一方で、これらの感染・安全対策に万全を期すあまりに、近隣に住まわれている自立した一般の患者様を対象とする発熱診療を長期間にわたって休止せざるを得ない現状があります。

 

コロナ禍の中で批判されることこそあれ、地域医療のリードオフマンとして取り上げられることなど思ってもみませんでした。

 

多大な激励や応援に甘んじることなく、COVID-19、いずれ再来するインフルエンザ、そしてまだ見ぬ困難を前にしても多くの患者様を迎えられるように、部門や職種を超えて議論を重ね進化を続けることを約束します。

 

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以上、長嶋先生からのメッセージでした!

 

尚、現在では、新たな変異株の出現にも伴い、中和抗体療法の有用性も当時ほどのインパクトは失われつつありますが、今尚クラスタ―が発生する介護施設は少なくはなく、新たな治療方法や対応のスキームが確立されるまでは今後も最も有効な対策として対応を継続していく見通しとなっています。

コロナ禍と共に、当院も様々な葛藤と向き合いながら、一歩一歩組織としての成長を重ねてきました。

 

「湘南で一番、高齢者にやさしい病院であり続けること」

 

このビジョンが、ブレずに、逃げずに、その時々の最善の選択肢を受け入れることに繋がっていること、そして今なお当院を強くしてくれていることを、一スタッフとしても強く実感しています。

 

さて、私事ではございますが、7月を最後に、私「藤沢みなみ」はライターを引退させていただくことになりました。

当院公式ブログ「ここからはじまるSDH」立ち上げから、ライターとして皆さまに少しでも有意義な情報をお届けできるよう邁進する中で、多くの新しい仲間と出会えたこと、当院組織の新しい魅力に私自身も気付けたこと、そして多くの方々の温かいお言葉に支えられてここまで歩んでこられたこと、本当に心から感謝しています♡

 

これから先は、一湘南第一病院ファンとして、陰ながらその発展を応援していきたいと思います✨

 

引き続き、7月が終わるその1秒まで、ライターとして限りなくインスタにブログに登場してまいります❣

これからも湘南第一病院を、そして「チームここはじ」を、皆さまどうぞよろしくお願いいたします(*^^*)

 

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