看護部新体制!看護補助者誕生!!
2024.07.10
こんにちは!チームここはじの平塚陸です💨
暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
突然ですが、皆様は空調の設定温度は何度にしていますか?
気温が上がりすぎると暑かったり、同じ空間にいる人数が減ると寒かったり…とにかくムズイ!!
本日ご紹介するのは、先日、組織体制の変更を経て誕生した「看護補助者」について。
採用開始ということで、今回は、病棟師長の可知師長にインタビューを実施🎤
看護補助者が誕生した経緯から、他の病院さんとの違い、今後の目標とスタッフの実際の声をインタビューをして参りました‼
ありのままの当院を知ってもらいたい、そこにある魅力をしっかり伝えたいと、様々な視点でお話いただいたインタビューは見どころ満載です。
それでは早速ご覧ください👀✨
【平塚】
本日は、先日誕生したばかりの「看護補助者」について、色々お話を聞かせていただきます。
始めに、誕生した経緯をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。
【可知】
今年の診療報酬改定では、看護補助者の育成について、これまで以上に評価されるものへと改定されることとなりました。
診療報酬改定全体では、高齢者医療・救急にフォーカスされた改定が多く存在します。
これまで当院の看護補助者は、生活の側面から考えるケアに重点を置き、看護部とは別の組織として協働してまいりました。
コロナ禍を経て、高齢者施設では生活の場での療養がスタンダード化しており、対応力があがってきている印象を受けています。
高齢者医療を担う当院の看護、ケアはより専門性を高める必要があると考え、看護補助者を看護部への内包することを決断いたしました。
多くの病院と同じ組織体制でありますが、他の病院さんとは異なる特徴が多くあると思っています。
【平塚】
他の病院の看護補助者の方のお話を聞くと、仕事内容から何から大分様子が違うように思います。
ぜひ、詳しくお話をいただいてもよろしいですか。
【可知】
まず当院は看護師にしかできない仕事を看護師に。
看護補助者ができる仕事は看護補助者に。
長年にわたり看護補助者の活躍のフィールドを広げてきたこと。そのため、配置が潤沢なことです。
同じ時間に共に働く看護補助者は、各病棟平均5名。
その日の仕事量に対し不足と判断するときには、看護師を看護補助者として配置して、いつも一定のケアを受けていただけるよう努めています。
また、他職種を含めると1病棟あたり25名ものスタッフが配置されているので、安心して働いてもらると思いますよ。
それから、入院診療中、スタッフのなかでも1番患者様に接する頻度の高い職種です。
決して簡単なことばかりではなく、価値の高い仕事と捉えています。
近隣に見劣りのない待遇でお迎え入れしていることも特徴の1つです。
そして、これまで別の組織として歩んできたので、自発的な思考で行動できる看護補助者が多いです。
「看護師の指導のもと」という原則は変わりませんが、「〇〇してよいですか?」「〇〇したいのですが」と看護師から指示を待つのではなく、指示を取りに来ます。
能動的なチームであることは特徴だと思います。
あとは、経験者の方で、頑張っても、頑張らなくても同じ評価に落胆した経験ありませんか。
評価制度も気になりますよね。
当院は「頑張っている人を、頑張った分だけ評価したい」と考え、独自の評価制度を設けていることも特徴です。
その観点から、各種介護に関わる資格にも手当をご用意しています。
それから高齢者医療に特化した94床の急性期病院ですので、急性期ならではの、知識やスキルを身に着けることができること。
また入院される患者様のほとんどは、高齢者施設に入居されている高齢者の方で、要介護の方が多いです。
高齢者の方は治療によって、必ずしも完治するわけではなく、若年層の方に提供される医療のように、身体の隅から隅まで、侵襲的な検査をご希望される方は多くありません。
そのような高齢者に対する当院の看護は「看護の原点」だと思います。
患者様に対して何気ない声掛けをしたり、戸惑うご家族様への小さなアドバイスだったり、そういった行動を大事だと思える、優先できる看護を目指しています。
この高齢者に対する医療や看護補助者としての専門性が身につくことも特徴の1つですね。
【平塚】
想像以上に、特徴が多くて取材メモがすでにパンクしていますが(笑)
当院の病棟は活気がありますよね~!ちなみに大変なことはありますか?
【可知】
もちろん、医療の現場ですからね。誤解のないよう伝えるとすると、忙しいか否かと聞かれれば「忙しい」です。
当院は毎日2階、3階病棟合わせて10人前後の患者様が退院されて入院されます。
入退院に合わせて転出や転棟が発生し、具合が悪い患者様が入院してこられるわけなので、その煩雑さや忙しさに対応できる能力が身につくと捉えるか、大変だと捉えるか。
前者のように考えらられる方と一緒に働きたいですね。
それだけ地域には、具合が悪く辛い思いをされているご本人、当院を頼りにしてくださる高齢者施設のスタッフの方、そのご家族がいらっしゃるんです。
【平塚】
なるほど📝
組織体制の変更に伴って、看護補助者の皆さんからはどのような声があがっていますか?
【可知】
そうですね。あがってきている声としては、こんな感じです。
「安心して仕事ができています」
「自分の意見が伝えやすくなりました」
「看護師との協働の機会が増えて、勉強になります」
同じ組織になったことで、問題解決までのスピードがあがったことが安心感に繋がっていると感じます。
責任者として自身は常に現場におりますので、看護補助者の皆さんもよく相談にきてくれますよ。
現在は月2回、様々なスタッフが出席できるようにして、自身の意見を伝えられる場を設けて意見交換をしています。
同じ組織になったことと、機会をづくりで伝えやすさを感じてもらえているのかもしれませんね。
協働の機会は意図的に増やしています。今は褥瘡処置を一緒にラウンドするようにし始めました。
その場で色々質問したり、教えてもらったりしているようです。
【平塚】
とはいえ、まだまだ組織変更したばかり…
チームの現状や課題についてもお聞かせいただけますか。
【可知】
人員配置については、安定しつつあると考えています。
看護部に内包したことで、フレキシブルに看護師の協力体制を構築できるようになりました。
ただ日々の決められたケアをこなすのに精いっぱいという側面はゼロではありません。
患者様の穏やかな入院生活を送っていただくために、もう少しケアに時間をかけられようにしたい。
これは今回の採用活動の理由の1つです。
また教育については、これまで以上に看護師の指導のもとで進めていくことで、安心して働いてもらいたいと考えています。
ただ先日、看護補助者から「施設での食事介助の経験はあるけれど、入院中のご高齢の患者様の食事介助は怖い」と声があがったんですね。
こういった教育を受ける側の気持ちや考えは、正直わかってあげられてなかったなと感じました。
ですので看護補助者にも参画してもらい、教育体制もバージョンアップさせたいと思っています。
【平塚】
可知師長としては、今後看護補助者のチームをどのようなチームにしていきたいとお考えですか?
【可知】
「能動的に考えて、良いケアを形していくことのできるチーム」です。
まずはこれまでの組織が別であったが故に身についている「能動的な姿勢」「自律した姿勢」
これらは新たな職員が入職してきても継続させたい、あるべき姿だと思っています。
その上で、意見を出せる環境をつくることで、自分の意見が実現する面白みを感じてほしい。そう思っています。
【平塚】
ありがとうございます。ズバリ、当院の看護補助者はどのような方に向いていますか?
【可知】
特別な知識や、技術はなくても良いんです。未経験者も歓迎しています。
繰り返しにはなりますが、「指示待ち」のお仕事ではありません。
常に患者様にとってよりよいケアを考え、声にして、形にしていくことにやりがいを感じる方におススメです。
自身のやりたいこと介護・看護が、上まで届かないということに葛藤されている方に、知ってもらいたいですね。
この時代だからこそ高齢者医療における看護補助は、更に必要とされていきます。
ここで伝えられなかった、職場環境や働き方、教育体制の話、やりたいこともたくさんある一方で課題ももちろんあります。
ぜひ実際にその目で見て、聞いてもらって選んでもらえたら嬉しいです。
当院は見学だけでOKですし、履歴書なども見学時には必要がないので、気軽にいらっしゃっていただけるのも特徴の1つ。
ぜひお会いできることを楽しみにしております。
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以上、組織体制の変更を経て誕生した「看護補助者」でした‼
取材の後に、可知師長から「こんなにたくさんのことをまとめて、記事にするの大変だね」と。
ぼくは「え、可知師長はお話に迷いがないので、特に大変だと思ったことはないですよ」とお答えしました。
初めてそんなことを言われて、ふと振り返ってみました。
当院の管理職の皆さんは、僕たちここはじが発信するのに必要な「言葉にする」作業を終えて取材に臨んでくれることがほとんどです。
ということは、管理職の皆さんが常日頃「言葉にする」ことに立ち向かい、うんうん悩んで準備してくれているのだなと。