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病院の医療費、なぜ3割? 今さら聞けない「健康保険」の仕組み

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こんにちは!湘南第一病院 採用広報プロジェクト「チームここはじ」の葉山です🍀

 

突然ですが、病院にかかる前に、

「今日は、いくらくらいかかるんだろう?」

と調べたことはありませんか?

 

ネットで検索してみると、

「3割負担の場合は…」
「年齢や所得によって負担割合が異なります」
「保険適用なら…」

といった言葉が出てきます。

 

でも、

「そもそも私は何割負担?」
「なんで人によって違うの?」
「自分が払っていない分は、誰が払っているの?」

と、調べるほどに分からないことが増えてしまうことも。

 

実はそこには、私たちが普段何気なく使っている「健康保険」という仕組みが関係しています。

聞き慣れた言葉ですが、その仕組みを少し知ってみると、病院で支払うお金だけでなく、私たちが当たり前のように医療を受けられている理由まで、ちょっと違って見えてきます。

 

今回は、そんな健康保険について、できるだけ分かりやすくご紹介します✨

本記事でわかること

・病院でいう「○割負担」って、何に対しての割合?

・自分の負担割合は、どうして人によって違うの?

・窓口で自分が払わなかった医療費は、誰が支払っているの?

・そもそも、なぜ健康保険という仕組みがあるの?

・病院で保険の資格確認や医療費の請求をするのは、なぜ?

・健康保険の仕組みは、病院で働く人の仕事とどうつながっているの?


私たちが払っているのは、医療費の一部

まずは、医療費を調べていると出てくる「○割負担」から見てみましょう。

この「○割」は、かかった医療費のうち、自分で支払う分の割合のことです。

たとえば、医療費が10,000円で3割負担なら、窓口で支払うのは3,000円。

残りの7,000円も、もちろん医療費です。

では、どうして人によって「3割」「2割」「1割」と違うのでしょうか。

日本では、年齢や所得によって、自分で負担する割合が決められています。

「じゃあ、私はどのくらい払うの?」

目安はこんな感じです。

・小学校に入る前:2割

・小学校入学後〜69歳:3割

・70〜74歳:基本は2割

・75歳以上:基本は1割

※所得によって、2割や3割になる場合があります。

また、住んでいる自治体の助成によって、実際に窓口で払う金額が少なくなることもあります。

たとえば藤沢市では、子どもの医療費を助成する制度があり、対象になる年齢では保険診療の自己負担分が助成されます。

 

つまり、私たちが病院の窓口で支払っている金額は、その日にかかった医療費の全部ではないということ。

では、自分が払っていない残りの医療費は、

誰が、どうやって支えているのでしょう?

残りの医療費は、誰が払っている?

たとえば、10,000円の医療費に対して窓口で3,000円を支払った場合。

残りの7,000円は、なくなったわけでも、病院が負担しているわけでもありません。

この残りの医療費は、私たちが加入している健康保険から病院へ支払われます。

では、そのお金はどこから出ているのでしょう?

健康保険は、みんなが保険料を出し合い、病気やけがをした人の医療費を支える仕組みです。そこに国や自治体などの公費も使われています。

つまり、自分が元気で病院にかかっていないときにも、支払っている保険料が誰かの医療を支えている。

そして、自分が病気やけがをしたときには、今度はその仕組みに支えてもらう。

「病気になった人だけで医療費を負担するのではなく、みんなで支え合う」

これが、健康保険の大切な考え方です。

では、そもそもなぜ日本では、このような仕組みがつくられたのでしょうか?

どうして、こんな仕組みになっているの?

病気やけがは、いつ、誰に起こるか分かりません。

しかも病気になると、医療費がかかるだけではありません。

仕事を休んだり、働けなくなったりして、収入が減ることもあります。

かつての日本では、公的な医療保険に入っていない人も多くいました。

病気になると、

「収入は減る。でも医療費はかかる」

という二重の負担を抱え、お金の心配から病院へ行くことをためらう人も少なくありませんでした。

治療が遅れれば、働ける期間も短くなり、本人だけでなく家族の暮らしまで苦しくなってしまいます。

さらに生活が立ち行かなくなれば、生活保護を必要とする人が増えるなど、社会全体で支える負担も大きくなっていきます。

つまり病気は、その人一人の問題ではなく、働くことや暮らし、そして社会全体の安定にも関わる問題でもありました。

だから日本では、病気になってから生活を支えるだけではなく、誰もが必要なときに医療を受けられる仕組みを社会全体でつくっていこうと制度が整えられていきます。

そして1961年、日本で「国民皆保険」が実現しました。

病気になった人だけに大きな負担を背負わせず、必要な医療につながれるようにする。

私たちが今、当たり前のように病院へ行ける環境は、こうした社会の課題を背景につくられてきたものなんです。

だから病院では、保険の資格を確認している

健康保険は、制度があるだけでは使えません。

病院では、保険の資格や負担割合を確認し、患者さんが窓口で支払う分と、健康保険へ請求する分を正しく計算しています。

普段何気なく行われているこうした手続きも、健康保険という仕組みを実際に動かすために必要な仕事です。

では、湘南第一病院で働く私たちは、この仕組みをどのように学び、日々の仕事と結びつけて考えたのでしょうか。

湘南第一病院では、健康保険をどう学んでいる?

湘南第一病院の統括部が取り組む「社会性向上プロジェクト」では、診療報酬に続いて、健康保険制度についても学びました。

このプロジェクトで大切にしているのは、制度の名前や仕組みを覚えることだけではありません。

なぜ、この制度がつくられたのか。社会は、病院にどのような役割を求めているのか。自分たちの仕事は、患者さんや地域とどうつながっているのか。

そんな視点まで広げて考えていきます。

診療報酬が「医療をどのように評価するのか」を考える仕組みだとすれば、健康保険は、「その医療を、誰が、どのように支え続けるのか」を考える仕組み。

そう捉えると、受付での資格確認や医療費の説明、正確な算定・請求も、単なる事務手続きではありません。

社会全体で医療を支える仕組みを、病院の中で動かす仕事。

制度を学ぶことで、普段の仕事が社会の仕組みとどうつながっているのかを、改めて考える機会になりました。

当院では、そのように健康保険について学びを深めています。

↓「健康保険」の学びについて、実際の勉強会の様子はこちら↓

 

 

患者さんやご家族にとって「健康保険」とは?

ここまで読んで、これまで少し面倒に感じていた保険の資格確認や、よく分からなかった医療費の見え方も、少し変わったのではないでしょうか。

健康保険は、制度を通して社会全体で医療を支え合う仕組みです。

本記事では詳しく触れませんでしたが、医療費の負担が大きくなったときに利用できる制度や給付もあります。

だからこそ、困ったときは一人で抱え込まず、加入している健康保険に相談してみることも大切です。

必要なときにためらわず支えを使うことも、この仕組みがきちんと機能することにつながっています。

 

医療を支える仕事に興味を持ったら

健康保険の仕組みは、病院で働く人たちの仕事とも深くつながっています。

湘南第一病院では、医療事務の仕事を大きく受付と会計・請求に分けています。

受付では、患者さんのご案内だけでなく、保険の資格確認なども大切な仕事のひとつ。
会計・請求では、診療内容をもとに医療費を正しく計算し、必要な請求を行います。

どちらも、患者さんが安心して医療を受けられるよう、病院の中で健康保険の仕組みを支える仕事です。

湘南第一病院では、未経験から医療事務にチャレンジする職員も多く、資格取得支援制度も用意しています。

未経験者のチャレンジを応援!医療事務資格取得支援 制度のご紹介

接客や販売など、これまでの経験を活かしながら医療の仕事に関わってみたい方にとっても、ひとつの入口になる仕事です。


以上、気になる健康保険のアレコレをご紹介いたしました🌟

健康保険について学んで、改めて感じたのは、日本では「病院にかかれること」が、あまりにも当たり前になっているということでした。

少し海外に目を向けると、たとえばアメリカでは、勤務先を通じた保険や自分で加入する保険、公的な制度など、複数の仕組みが併存しています。

 

日本の「当たり前」は、どこでも同じではありません。

そう考えると、私たちが働く病院も、ただ医療を提供する場所ではなく、必要なときに医療を受けられる「当たり前」を支える場所のひとつなんだと感じました。

普段は何気なく行っている仕事も、少し広い視点で見ると、社会の仕組みを支える仕事につながっている。

やっぱり医療って、知れば知るほど奥が深いですね。

この記事が、医療や病院の仕事を少し知ってみるきっかけになったら、チームここはじとしてもうれしいです🍀

 

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