【病棟師長インタビュー】急性期病院の看護師は忙しい?高齢者医療に特化した湘南第一病院の働き方
2026.08.19
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※本記事は2021年12月に公開した病棟師長インタビューを、2026年8月に再編集したものです。
インタビュー内の発言は、2021年当時にお話しいただいた内容をもとに掲載しています。
※現在の病棟機能や職場体制など、公開当時から変更されている情報については、「注」として補足していきます。
こんにちは!湘南第一病院 採用広報プロジェクト チームここはじの平塚陸です💨
「急性期病院の看護師って、やっぱり忙しい?」
「高齢者医療では、どんな看護をするんだろう?」
「自分のこれまでの経験でも働けるのかな?」
就職や転職を考えるとき、仕事内容や勤務条件だけでは、実際の職場の姿まではなかなか見えてきません。
特に、同じ「急性期病院」「病棟看護」といっても、患者様の特徴や、一緒に働く職種、役割分担、職場の雰囲気によって、看護師の働き方は大きく変わります。
そこで今回は、湘南第一病院の病棟師長・可知師長にインタビュー。
高齢者医療における看護の特徴から、急性期病院ならではの忙しさ、看護師が働く職場環境、そしてどのような看護師が当院に向いているのかまで、率直に聞きました。
ちなみに今回の記事をつくるにあたり、実際に当院で働く看護師の皆さんにも「湘南第一病院で働く魅力」を聞いています。
出てきたのは、
「職場の雰囲気が良い」
「役割分担が明確で、看護に専念できる」
「子育てへの理解が得られやすい」
「ブランクがあっても働くことができる」
といった声。
では、実際の病棟ではどんな看護が行われ、どんな人たちが働いているのでしょうか。
良いところだけではなく、忙しさも含めて。
湘南第一病院の看護のリアルを、病棟師長の言葉でお届けします。
この記事でわかること
・湘南第一病院で行っている高齢者看護の特徴
・急性期病院で働く看護師の忙しさと職場環境
・看護師が看護に専念するための多職種との役割分担
・実際に働く看護師が感じている職場の魅力
・湘南第一病院の看護に向いている人
それでは、早速聞いていきましょう!
高齢者医療に特化した病院では、どんな看護をする?
平塚陸:
本日は看護特集ということで、可知師長に当院の看護の特徴や職場環境、風土などを中心にお話を聞いていきたいと思います。
まずは、患者様や当院の看護の特徴についてお聞かせいただけますか?
可知師長:
当院は、高齢者医療に特化した94床の急性期病院です。
入院される患者様のほとんどは、高齢者施設に入所されている、要介護の方が多いですね。
注(2026年8月現在)
当院は現在も94床の急性期病院で、入院患者様には介護施設に入所されている要介護高齢者が多く、この点は取材当時から変わっていません。
一方、現在は3階病棟42床が「地域包括医療病棟」となり、高齢者救急を担う病院としての機能は、当時よりさらに強まっています。
高齢者の方は治療によって、必ずしも完治するわけではなく、若年層の方に提供される医療のように、身体の隅から隅まで侵襲的な検査をご希望される方は多くありません。
いわゆる、有効な延命治療でなければ希望をしない「DNAR」の意思表示をされています。
看護としての特徴は、そういったご高齢の方に「安楽な入院生活」を提供することに努めています。
私としては、当院の看護は「看護の原点」だと思うのですが、患者様に対して何気ない声掛けをしたり、戸惑うご家族様への小さなアドバイスだったり、そういった行動を大事だと思える、優先できる看護を目指しています。
平塚陸:
確かに、退院される患者様は元のお身体の状態に戻るというより、入院を経て何かができなくなったり、ライフステージが変わったりすることもありますよね。
可知師長:
「急性期病院」ではありますが、入院を繰り返される方も多いので「慢性期的」な要素もあるように感じます。
退院して、ご施設へ戻れたら終わりではなく、繰り返す入院生活の中で、患者様の人生、ご家族の人生の大切な一時に、関わらせていただくことになります。
急性期病院の看護師は忙しい?「疲れ方が違う」理由
ここからは、看護師の「働く環境」について聞いていきます。
今回の記事をつくるにあたり、当院で働く看護師の皆さんに「湘南第一病院で働く魅力」を聞いたところ、「職場の雰囲気が良い」という声が多く挙がりました。
一方で、急性期病院というと「忙しい」「慌ただしい」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
実際のところはどうなのでしょうか。
看護部スタッフに聞いた!湘南第一病院で働く魅力

【看護部スタッフから挙がった声】
職場の雰囲気が良い
ママさんナースがたくさんいる
子育てへの理解が得られやすい
ブランクがあっても働くことができる
ライフステージに合わせて勤務体系を相談できる
役割分担が明確で、看護に専念できる
ライフケアやフロアサポート、セラピストなど、多職種で協力し合える環境
平塚陸:
ここから本題である「職場」について、グイグイ聞いていきたいと思います。
「急性期病院というと、忙しくスタッフが疲弊しているイメージ」や、「高齢者医療=療養病院のようなイメージ」があると、よく聞きます。
今回のテーマである「当院の看護師・看護の職場の魅力」では、多くのスタッフから「職場の雰囲気が良い!」と声が上がっていますが、具体的にはどんな雰囲気で、その理由は何なのでしょうか?
可知師長:
まず初めに、誤解のないよう伝えるとすると、忙しいか否かと聞かれれば「忙しい」です。
機能としては急性期病院ですので、毎日2階と3階の病棟から計、10名前後の患者様が退院し、入院します。
初めて病棟を見に来られた外部の方からは、「湘南第一病院は活気がありますね」と驚かれることが多いですね。
つまり、スタッフが疲弊していないわけですが、それは「疲れ方」が違うからだと思います。
注(2026年8月現在)
1日あたり約10名の患者様が入退院する状況は、現在も大きく変わっていません。2021年の取材当時と同様、入退院の多い病棟です。
看護師が「看護に専念できる」役割分担
可知師長:
実は当院は、1病棟あたり約25名のスタッフが働いており、その内訳は看護師、LC担当(看護助手・介護)、FS担当(周辺業務)、セラピスト、MC(医療事務)と、多くの職種のスタッフが一緒に仕事をしています。
「それぞれの部署ごとの機能が明確になっていることによって、看護師は看護に専念できるという働きやすさ」
「それだけの人数がいるのでスタッフを孤独にしないし、冗談を言い合えるスタッフ同士の関係性」
この2つが、「疲れ方が違う湘南第一病院の看護」を創っているのかもしれません。
注(2026年8月現在)
現在は、看護補助(身体介助・フロアサポート)、病棟クラーク、セラピスト、コミュニケーターなど、病棟での役割分担がさらに進んでいます。
看護師が看護に専念できるだけでなく、それぞれの職種が専門性を高めながら患者様を支える体制へと、取材当時よりさらに深化しています。
平塚陸:
確かに、他の病院では看護師さんも一緒に排泄介助や清潔保持など、当院ではライフケア担当が担っている仕事を一緒に行うという話を、求職者の方から聞いた気がします。
役割分担が明確で、看護師さんが看護に専念できる仕組みは、当院の一つの特徴ですね。
可知師長としては、そんな看護のチームと共に、この先どのような看護を目指していますか?
「ここは湘南第一病院だから」――看護部が歩んできた変化
平塚陸:
役割分担が明確で、看護師さんが看護に専念できる仕組みは、当院の一つの特徴ですね。
可知師長としては、そんな看護のチームと共に、この先どのような看護を目指していますか?
可知師長:
少しこれから先の話の前に、湘南第一病院の看護の昔の話をすると、正直言って、今の湘南第一病院の看護はマイナスからのスタートでした。
約8年前、湘南第一病院の建物のリニューアルと共に、「高齢者医療に特化した急性期病院」となり、「湘南でいちばん高齢者医療にやさしい病院を目指す」とビジョンを掲げました。
一般的な病院の多くは、そのビジョンに従って、看護師が主体的に病院全体を引っ張っていきます。
当院の場合は、スタッフから挙がった魅力の一つでもありますが、医師が先陣を切って、ビジョンの実現に向けて一緒に考え、行動し続けています。
例えば、これは自身の昔の話ですが、些細な気付きだったので夜間のオンコール電話を「迷惑かもしれない」と遠慮してかけなかった時、かけなかったことを叱られました。
徹底的に患者さんファーストの姿勢で、その理由を聞けば、
「ここはどこでもなく、湘南第一病院だから」
というのが、当時のキーワードでしたね。
※「約8年前」は2021年の取材当時を起点とした表現です。
平塚陸:
そんな過去だったとは……正直驚きました。
では、今の看護のチームについてもお聞きしたいです。
実際に、職場の風土づくりにつながる取り組みはありますか?
「人ではなく、事にフォーカスする」職場づくり
可知師長:
目下取り組んでいるのは、「あるべき姿と違う、違和感を感じた時には声をあげる」ということです。
当院には、ここはじの記事でも掲載されていた「ヒトコトイト」という風土がありますが、その通りで、「誰かが」あるべき姿と違う行動をとっていたとしても、「人ではなく事」にフォーカスしようと取り組んでいます。
当人同士で解決したり、「○○さんが」と人を指摘したりするのではなく、
「こういう事があった。これは違うのではないか」
という声を、病棟全体で共有するんです。
やりたいことはたくさんありますが、建設的な会話を重ねながら風土づくりを進め、ボトムアップしていこうというのが、現在位置ですね。
注(2026年8月現在)
ここでいう「現在位置」は、2021年の取材当時のものです。現在の看護部では、その後も職場環境や働き方の改善を進めています。現在の取り組みについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
▶【看護部特集続編|湘南第一病院 看護部の働きやすさとは?定着率・時短勤務・子育て両立を看護部長が解説】
高齢者看護に向いているのは?大切なのは「気づく力」
平塚陸:
ありがとうございます。
湘南第一病院のこれまでの歩みも含めて、どのような職場を目指しているのかが少し見えてきました。
では、ズバリ。
湘南第一病院の看護は、どんな方に向いていると思いますか?
可知師長:
特別な知識や、技術はなくても良いんです。
患者様の多くは認知症の診断のある方です。患者様自身が意思表示が難しい場合、言葉にできない場合、問われるのはアセスメント力です。
もっと簡単に言えば、「気づく力」に長けている方に向いていると思います。
もう少しステップアップしたところで言うと、冒頭に伝えた「看護の原点」に立ち戻って、看護をしていきたいという気持ちのある人。
今後ますます高齢者は増え、ニーズは高まるであろう「高齢者医療における看護の在り方」を、一緒に考えていける人は歓迎したいですね。
新卒・中途・ブランクあり。さまざまな経験を持つ看護師が活躍
可知師長:
実際に今の病棟で活躍しているスタッフの話をすると、経験歴でいえば、新卒はもちろん、様々な病院経験を積んできた方、介護施設・クリニックでお仕事されてた方と様々です。
特徴的なところでいうと、スタッフの声でも上がっている「ママナースの働き方やお仕事について」。
この場で語ると長くなるので、ママナースの特集にお任せしますが、当院独自の環境や風土による働きやすさは、看護師と子育ての両立は難しいと思っている方にぜひ知ってもらいたいですし、
「湘南第一病院ならできるよ」
と声を大にして伝えたいですね。
だからこそ、長く勤めている看護師もたくさんいます。
編集部注(2026年8月現在)
子育てとの両立を含め、現在の看護部の働き方や職場環境については、前述の最新記事でも紹介しています。
平塚陸:
なんとなく漠然としたイメージで、訪問看護や介護施設などの経験を持つ方が多いのかと思っていましたが、意外ですね。
最後に、求職者の方に向けてメッセージをお願いします!
求職者の方へ――「実際に見て、聞いて、選んでもらいたい」
可知師長:
ママナースに限らず、新卒、中途、ブランクのある方、現代の看護師の生活背景は様々だと思いますが、この時代だからこそ高齢者医療における看護は、更に必要とされていきます。
ここで伝えられなかった、そういった様々な生活背景に合わせた職場環境や柔軟な働き方、教育体制の話、やりたいこともたくさんある一方で、課題ももちろんあります。
ぜひ実際にその目で見て、聞いてもらって、選んでもらえたら嬉しいです。
当院は見学だけでOKですし、履歴書なども見学時には必要がないので、気軽にいらっしゃっていただけるのも特徴の一つ。
ぜひお会いできることを楽しみにしております。
編集部注(2026年8月現在)
現在も応募前の病院見学を受け付けています。見学のみの場合、履歴書は必要ありません。
平塚陸:
病棟で一緒に働いていても、意外と知らないことってたくさんあるのだと、今日は発見の連続でした。
可知師長、ありがとうございました。
以上、病棟師長に聞いた湘南第一病院の看護の職場事情でした。
取材の最後に、可知師長からこんな言葉をいただきました。
「看護師は就職・転職の際には必ずホームページを見ていると思う。だから、ここはじの活動は本当に意義のある取り組みだと思っているし、私たちをどんどん取材して、どんどん発信してほしい」
魅力ある職場をつくっているスタッフがいるからこそ、僕たちもその姿を発信することができます。
この記事の取材から約5年。
湘南第一病院の看護部も、働き方や職場環境づくりを重ねてきました。
2026年現在の看護部については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
▶【看護部特集続編|湘南第一病院 看護部の働きやすさとは?定着率・時短勤務・子育て両立を看護部長が解説】
そして、記事だけでは分からないこともあります。
少しでも湘南第一病院の看護に興味を持っていただけたら、ぜひ実際の病棟を見に来てください。
見学だけでも大歓迎です。
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