コミュニケーションのプロ。コミュニケーターのお仕事をのぞいてみませんか
2026.02.23
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こんにちは‼採用広報プロジェクト「チームここはじ」の平塚陸です💨
先日の雪にはとても驚きましたね⛄
気づいたら雪だるまを作っており、いくつになっても「とりあえず作りたくなる」のは僕だけでしょうか?
かと思ったら春を通り越した暖かさに、体調管理の重要性を痛感しています‼
今回は求職者の方からよく聞かれる「コミュニケーターって、実際どんな仕事内容?」という声にお応えするため、
リハビリテーション課に在籍する「コミュニケーターの1日」をご紹介します。
具体的には、本記事で…
「お話だけでは、なかなかイメージが湧かなくて…」
「リハビリテーション助手とは違うの?」
「介護業界には興味があるんだけど、介助って本当にないの?」
という疑問や不安に、リハビリテーション課のリーダーと実際に働くコミュニケーターが実際の仕事内容を通してお応えします。
また湘南エリアで理学療法士として働く中で、「もっと患者さんに関わりたい」と感じている方にも知ってほしい‼
本記事では湘南第一病院で働くコミュニケーターの
「役割と1日の流れ」「大切にしていること」「やりがいと難しさ」がよく分かります‼
もっと寄り添いたい。なぜできないのか?
医療・介護の現場では、こんな声を耳にすることがあります。
・人員不足で余裕がない
・業務が過密で時間がない
・介護は好きなのに、理想と現実のギャップに悩む
・理学療法士として専門性を発揮したいのに、業務に追われている
・多職種連携が難しい
もちろん、すべての現場がそうではありません。
それでも、「もっとできるはずなのに」という葛藤は、多くの現場で共有されている課題のひとつではないでしょうか。
寄り添うことは“気持ち”の問題なのか?
私たちは、全てが気持ちや仕事観の問題とは考えていません。
寄り添うことが難しいのは、構造の問題があると考えました。
では寄り添うことを“役割”として担う職種があったらどうでしょうか。
それが当院の「コミュニケーター」という独自の職種です。
コミュニケーターとは何をする職種?
結城リーダー:
コミュニケーターは、
『患者さんやご家族の想いを引き出し、それをチーム医療の中で活かせる情報に変換する役割』です。
話を聞くだけではありません。
引き出した想いや生活背景を整理し、ケアユニットやリハビリ職へ共有し、実際の支援に反映させます。
“寄り添う”を感情で終わらせない。
それを構造として成立させるのが、この仕事です。
さらに詳しく‼
入院は患者さん、支えるご家族にとっても望まない非日常です。
さらに入院をきっかけに今後の暮らしが変わることが多くあります。
その入院期間にコミュニケーションを通して『患者さんの想い』や『ご家族やご施設の不安や心配事』を引き出すこと。
それを基にケアユニットチームで理学療法士と共に考え、情報を動かし退院後の生活を整えること。
「その方らしい暮らしの実現」を目的に、日々、患者さんやご家族、高齢者施設の職員と関わっています。
★「ケアユニット」について詳しく知りたい方はこちら↓↓
コミュニケーターの1日について

コミュニケーター久保田:
・ケアユニットでの情報共有

【仕事内容】
コミュニケーター、理学療法士、ケアディレクターがそれぞれの視点で得た情報を共有します。
診療計画をもとに、ケアユニットとしての目標や方針を検討します。
【コミュニケーターの役割】
ご本人の想い、生活歴、趣味や大切にしてきたこと。
そして、ご家族や施設の不安や希望。
そうした“生活にまつわる情報”をチームに共有することが役割です。
単に伝えるのではなく、「退院後の生活をどう支えるか」という視点で整理し、チームの議論につなげます。
【大切にしている事は?】
情報をそのまま渡すのではなく、“生活という視点”に翻訳して伝えることを大切にしています。
例えば、ご家族が感じている不安や、施設職員が困っていること。
それを共有する際には、
「機能訓練で何ができるか」
「退院後の生活にどう活かせるか」
という問いに変換し、チーム全体で考えられる形にします。
目の前の治療だけでなく、“帰る先の生活”を具体的にイメージすること。
そして、その方らしさをどう支えられるかを、チームで模索し続けることを大切にしています。
・退院時のレポーティング

【仕事内容】
退院時に、入院中のリハビリテーションの経過や様子をご家族や施設職員へお伝えします。
あわせて、入院期間中にご本人やご家族から伺った想いや希望を整理し、退院後の生活を支える方々へ共有します。
単なる経過報告ではなく、退院後の生活につながる情報としてまとめることを意識しています。
【役割】
退院後の生活に対する不透明さを減らすことが役割です。
入院という非日常の中で見えてきたことや、専門職を介することで整理できた疑問・不安を、生活の場へつなぎます。
病院で得られた情報を整え、ご家族や施設職員が次の生活を具体的にイメージできる状態で送り出すことを担っています。
【大切にしていること】
大切にしているのは、不安や心配事をできる限り残さず、退院後の生活を具体的にイメージできる状態で送り出すことです。
退院は終わりではなく、生活の再開。
「医療」には専門的な内容も多いため、ご家族や施設職員それぞれの立場に合わせて言葉を選び、伝わるコミュニケーションを意識しています。
・想いを引き出すケア

【仕事内容】
回想法をヒントに、何気ない昔話や思い出の中から、その人らしさを引き出します。
会話が難しい方の場合は、表情や反応、環境への働きかけなど、わずかな変化を丁寧に拾います。
言葉だけでなく、その方の反応そのものを情報として受け取ります。
【役割】
役割は、患者さんが自分らしさや肯定感を取り戻せるよう支えることです。
理学療法士が身体機能の回復を主軸としたケアを担うのに対し、
コミュニケーターは、その人の想いや自分らしさにコミュニケーションでアプローチするケアを担います。
加齢や入院をきっかけに、動くことや挑戦することに消極的になる方も少なくありません。
想いに寄り添い、自分らしさを思い出していただくことで、リハビリテーションに前向きに取り組める状態を整えます。
結果として、機能訓練がよりスムーズに進むことにつながります。
【大切にしていること】
大切にしているのは、まず「聞くこと」です。
決めつけず、遮らず、相手のペースに合わせること。
自分が聞きたいことだけを聞くことのないよう、声のトーンや間の取り方を調整し、安心して話せる空気をつくります。
生活歴や出身地、好きな歌などの情報もヒントにしながら、その方に合った環境を整えます。
「話してもいい」と感じられる空気の中で、その方が大切にしてきた生きがいや価値観が自然と表れてくることがあります。

・IC(インフォームドコンセント)への参加

【仕事内容】
ICに同席し、ご家族やご施設職員が説明に対して、疑問や不安を残していないか、納得した意思決定が出来ているのか、表情の変化やしぐさを見ながらサポートします。
また、ICの後に、疑問が残っていないかなどのヒアリングも行います。
※IC(インフォームドコンセント)とは
医師から病状や治療法(内容・目的・リスク・他の選択肢など)について十分な説明を受け、患者・ご家族が理解・納得したうえで、自らの意思で同意・選択すること。
【役割】
治療や今後の方針を決めるためだけの時間にしないこと。
不安や迷いに耳を傾け、意思決定を支えることが役割です。
その方がこれまで大切にしてきた価値観を踏まえた選択ができるよう、残った不安や揺れを関係部署へと繋ぎます。
【大切にしていること】
・家族面会でのコミュニケーション

【仕事内容】
患者さんとの関わりの中で得た情報や入院中のご様子を、ご家族へお伝えします。
あわせて、入院中や退院後の生活に関する不安や疑問をご家族から丁寧に伺います。
さらに、患者さんの生活状況や背景、ご要望をヒアリングし、必要な情報を生活のケアに関わる人たちへ繋ぎます。
【役割】
病院職員として、またコミュニケーションを専門的に担う立場として、ご家族のさまざまな想いを引き出すことが役割です。
ただし、その想いから正解を導き出すことが目的ではありません。
ご家族が納得して判断できるよう、必要な情報や選択肢を整理し、判断材料を見える形にすることがコミュニケーターの役割です。
【大切にしていること】
患者さんだけでなく、ご家族もまた「お世話になっているから」という遠慮の気持ちから、本音を言えずにいることがあります。
一方で、多くの方が入院を不安や心配とともに受け止め、面会に来られています。
「みなさん忙しそうだけれど、声をかけていいのだろうか」
「こんな些細なことを聞いてもいいのだろうか」
そうした大小さまざまな想いに寄り添い、必要に応じて関係部署へと繋げていくこと。
そのための丁寧な関わりを大切にしています。
介護という仕事を続ける理由
― 答えのない世界で、それでも向き合い続ける理由

コミュニケーター久保田:
介護は、そもそも“正解のない仕事”だと思っています。
当院で働き始めて、介護の世界は自分が思っていたよりもずっと広いものだと感じました。
関わる中で見えてくる可能性も多く、自分自身の「やりたいこと」も広がっています。
この1年、自分が関わったことで、その方のその後の生活に“その人らしさ”が少しでもプラスされたと感じられる瞬間がありました。
そのとき、介護の新しい形を少し垣間見たような気がして、とても嬉しく、楽しいと感じました。
一方で、今でも何が正解だったのか分からず、振り返る日々です。
それでも、その迷いを含めて向き合い続けること自体が、介護の一つのやりがいなのだと思っています。
以上、コミュニケーターの1日についてお届けしました。
一言で「コミュニケーション」と言っても、その形は一つではなく、相手や場面によってまったく違うものになるのだと感じました。
その積み重ねが、“その方らしさ”に繋がっているのだと思います。
当院は医療機関です。関われる時間は決して長くありません。
けれど、その限られた時間だからこそ、整えられること、深く関われる瞬間があるのだと感じました。
結果として、日常で生活を支えることだけが介護ではないと、私達の関わりもまた介護の1つ形なのだと、改めて感じる取材となりました。
理学療法士としてのキャリアの中で、「関わり方」を見つめ直したいと感じている方にも知ってもらいたい感じます‼
因みに比べたら確実に怒られるヤツですが、僕も〆切のない時期はいつまで経っても完成しません(笑)
限られた時間をコミュニケーターのように最大限活用できるよう善処します‼
今後の介護の形やコミュニケーターの活躍も要チェックや!!
■今回ご紹介したライフケア事業部に関する記事はこちら
■湘南第一病院で働いてみたいという方はこちら