朝の挨拶コラムvol.2 ~地域連携部 部長 大塚 拓~
2019.01.28
おはようございます!採用広報戦略室のみなみです!
当院の朝は、館内放送による職員からのご挨拶によって始まります。
この“朝の挨拶”は、新病院の開設以降、継続して行っている恒例の取り組みの一つです。
管理職者を中心に、職員の持ち回りで毎朝行っています。
患者様、あるいは院内職員に向けて、各職員が日頃感じていることや考えていること、
印象に残った場面、新聞や書籍から得られた新たな気付きなど、
ジャンルにとらわれず自由なテーマで入念に準備をしており、
各職員にとっても貴重なアウトプットの機会となっております。
数分程度の挨拶の中にも、各職員の個性などが垣間見えて、
私自身もとても楽しみにしている時間の一つです。
当院公式ブログ “ここはじ” でも、
継続的にそのご挨拶の内容を紹介していきます。
さて、本日ご紹介するのは、地域連携部 部長 大塚からの朝のご挨拶です!
それではまいりましょう。
ピーンポーンパーンポーン♪
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皆様、おはようございます。
地域連携部の大塚と申します。
「いただきます」と聞くと、どのような場面を描きますでしょうか?
恐らく多くの方が、ご飯を食べる場面を描いたのではないのでしょうか。
「いただきます」は日本人の古くからの習慣の一つです。
私は小さな頃から、ご飯を食べる時はテーブルに座り食卓に並んだ料理を目の前に、
手を合わせて大きな声で「いただきますと」頭を下げながら叫び、
母や祖母の「はい、どうぞ」という声を聞くまで決して食べませんでした。
時には、母や祖母が庭の掃除で外にいる事もあり、
外にいる母や祖母に聞こえるように大声で「いただきます」と頭を下げながら言い、
母や祖母も負けじと「はーい」と声を張り上げて返事をしてくれた事をよく覚えています。
今となれば良い思い出です。
それから、親元を離れた今も食前の「いただきます」は変わらない習慣として大切にしております。
近頃は外食サービスも充実し、外で食べる機会が増えてきたのですが
注文した自分の料理が運ばれてくるまでの間ふと廻りを見廻した時に
「いただきます」と言ってご飯を食べる人がほとんどいなかった事に驚きました。
その時に改めて、「いただきます」という言葉の真意を考えてみました。
私見ではありますが、先ず料理を作ってくれた方への感謝、
素材その物を作ってくれた方への感謝、
そして動物や野菜など形を変えて目の前にあるものに対して、
命を頂きますという感謝の念も含まれているのではないかと考えました。
インターネット、携帯電話の普及と様々な事が便利になり、
物がありふれると同時に同じ位忘れ去られていく事も多くあるこの時代、
我々は何を選択し何を残していかなければならないのか。
今ある古くからの習慣や文化には表面的な事柄だけでなく、
時代背景も然り意味があるという事。
これを正しく理解し、その精神や真意を絶やすことなく
次の世代にも引き継いでいかなければいけない責任が我々にあると強く感じました。
この時代を創り上げていただいた先人、先代に感謝を込め本日も邁進致します。
それでは本日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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以上、地域連携部 部長 大塚からの朝のご挨拶でした!
私も「いただきます」はお食事の前に必ず言いますが、
改めて背景にある意味を聞いて、
昔、私も祖母から「いただきます」の意味を教えてもらった事を思い出しました。
何となく習慣で口にしていたことに反省です…
先人・先代の方々が引き継いでこられた、日本の精神や文化や習慣を、
次の世代にも正しい理解とともに大切に引き継いでいきたいですね。
皆さん、今日のお昼はより一層心を込めて、
「いただきます!」を合唱しましょう☆
朝の挨拶コラムvol.3は、2月4日の月曜日に掲載予定です。
乞うご期待!