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介護施設との交流!個別機能訓練指導員さんと機能訓練トーク

こんにちは!“チームここはじ”の平塚陸です💨

最近、道端の雑草がすごい勢いで成長しているのを目します🌳

”ぼくもこれくらいのスピードで記事を書けたらいいのにな~”なんて(笑)

 

 

さて今回は、リハビリテーション課に松みどりホーム様から個別機能訓練指導員の方が当院を見学に来てくださいました。

本日は、当日の様子とリハビリテーション課の考える地域連携について、機能訓練の視点を交えてお伝えしたと思います。

この記事では、リハビリテーション課の実際の地域の介護施設との連携や、リハビリテーションに対する方針や考えを知っていただくことができます。


まず初めに、今回見学にお越しいただくことになった経緯を解説‼

当院のリハビリテーション課は『生活回帰』を合言葉に、入院中のリハビリテーションに取り組んでいます。

「病院は生活の場じゃない」という話をよく耳にしますが、「少しでも早く生活の場に戻っていただきたい」と考え、地域との連携を大切にしています。

その一つの取り組みが、半年前より松みどりホームの個別機能訓練指導員(以下「機能訓練員」とする)さんと始めた情報共有です。

 

具体的には、入院時に患者様が生活で大切にされていることや日常生活の機能的な情報について共有いただき、その情報をもとに当院でもリハビリテーションを行います。

そして退院に合わせて、当院でのご様子をお伝えするという流れで行っています。

 

情報共有を始めて半年経過し、振り返りを含めて、入院中のリハビリテーションの環境を知ってもらおうと見学を計画したのだそうです👀

 

ここからは当日のご様子についてお届けしてまいります‼

リハビリテーション室にて、リハビリテーション課の課長の木村と機能訓練トーク!!

 

木村:

「当院から退院された方々はその後いかがでしょうか。退院後の生活で困ることはないですか?」

 

機能訓練員さん:

「情報共有を始める前までは、個別機能訓練員という職種・配置は1人なので、毎日自問自答しながら機能訓練を進めており、不安もたくさんありました」

「情報共有を始めたことで、入院中は患者様にとって大切にしたいことを気にかけてくださっていると感じています」

「また退院後を見据えて、その方のことを一緒に考えてくださるので、とても心強いです」

 

木村:

「非常に嬉しいお言葉、ありがとうございます。当院のセラピストたちも喜びます」

「因みに、今回当院にこのような連携のお話をいただいたきっかけについいて、今一度お聞かせいただいてもよろしいでしょうか」

 

機能訓練員さん:

「実は以前に当院から退院された患者様が、唯一出来ていた食事動作という日常生活動作が出来なくなって帰って来られたことがありました」

「その時に『生活を知っている者が、もっと生活について伝えなければならない』と強く感じました」

「そのためには、情報共有できる機会を作れないだろうかと思ったのが始まりでした」

 

木村:

「非常にお話しづらいことであったと思いますが、忌憚なくお話いただき、その上有難い機会をいただいたと感じています」

「情報共有開始の際にもお話いただきましたが、我々の不足を振り返るきっかけをくださったことに感謝しています」

 

ここで、松みどりホームから当院で入院加療をされている患者様がいらっしゃったので、実際のリハビリテーションを見学いただきました‼

施設でのご様子を聞いたり、当院のリハビリテーションの様子を見ていただいたり、電話では伝わりにくい部分も実際に見ていただくことで、より具体的な情報交換ができました。

何より、知っている顔の方を見た患者様は、安心したような嬉しそうな表情をされていて、穏やかな空間になっているように感じました。

 

続いて、当院の入院環境を案内させていただきました‼

 

写真はありませんが…

病棟をラウンドしながら、環境やポジショニング枕、自助具はどんな物を使っているのか等を共有させていただきました。

 

ラウンドの最中、松みどりホームさんでの介助についてもお話いただきました。

介助する側もされる側も双方の負担が軽減される「抱え上げない介助」を実践しているとのこと。

考え方やスライディングボードの導入、その経緯、生活期で見る視点や工夫なども教えていただきました。

 

最後に木村課長に、リハビリテーション課の考える地域連携、今後の展望についてお話を伺いました‼

今回、松みどりホームの機能訓練員さんとのご縁をいただきましたが、地域には同じような悩みを持っている施設職員さんが多くいるのではないかと思っています。

しかし現状、当院のリハビリテーションはまだまだ身体機能の知識伝達に留まっており、そこに課題を感じています。

生活背景を理解する姿勢を持ち、ご利用者様やご家族、施設スタッフの思いを受け入れることこそが、本当の意味で機能訓練につながって行くのではないかと思っています。

 

高齢の方が湘南地域で最期まで不自由なく、活力ある暮らしを続けていくために、何とかして差し上げたいという想いを持つ方々と一緒に介護を広げていきたい。

そのためには、まず気軽に相談してもらえる環境をつくりたいと思っています。

患者様本人はもちろんですが、ご家族や施設職員の皆様とコミュニケーションをはかっていきたいと思っています。


以上、介護施設と交流!~松みどりホーム個別機能訓練指導員さんと機能訓練トーク~についてご紹介いたしました。

 

働く場所や環境が違えども、誰かのために何かして差し上げたいという想いは同じであると感じました。

同じ想いを持つ施設の職員さんと、利用者様を主語とした話ができることは、当院の考える地域連携の一部であり大きな一歩ですね‼

 

僕は専門職ではないですが、リハビリテーション課の職員さんや松みどりホームの機能訓練員さんと同じく、誰かのためにという気持ちを持ち続けています。

治療と生活という立場が違えど、同じ想いを持って高齢者を共に支えていくこと。

これが「連携」するということなのか!と実感した取材でした‼

 

リハビリテーション課の今後の活躍も要チェックや‼

 

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