【新職種お披露目】初めまして。コミュニケーター(仮)です。
2024.08.31
こんにちは。チームここはじの葉山なつです🍀
皆さん新商品は好きですか?わたしはコンビニで新商品を見つけるとついつい手に取ってしまいます。
期間限定、数量限定という言葉に弱いのは言うまでもありません(笑)
さて、本日は新商品ならぬ新職種の紹介です。
ライフケア事業部に新たに、コミュニケーター(仮)という名の職種が生まれました!
またもや当院に誕生した謎職種の実態を、皆さんにお届けしなければという使命感に駆られております(笑)
今回は、誕生したばかりのコミュニケーター(仮)が生まれた背景や目指す姿、仕事内容などを、ライフケア事業部の木村課長に取材してきました。
さっそくご覧ください!!
【葉山】
コミュニケーター(仮)という職種が、誕生したと聞いて飛んでまいりました。
まずは医療機関でコミュニケーター(仮)という職種自体、聞いたことがなく、謎は深まるばかりです。
どういった意味や役割があるのでしょうか?
【木村】
そうですよね。
わたしも今まで複数の病院勤務を経験してきていますが、コミュニケーター(仮)という職種に出会ったことがありません(笑)
コミュニケーター(仮)は、介助のない介護という『新しい介護の形』を、具現化した当院独自の介護職です。
病院での介護と言えば、看護補助者が一般的だと思いますが、コミュニケーター(仮)は看護補助者とは異なる役割を持ちます。
具体的には、『生活回帰』に向け、社会的な孤立感を解消し心身機能の維持・回復および、精神的・社会的負担の軽減を図り、人生を豊かにするという役割を持ちます。
【葉山】
なるほど!!と言いたいところですが、看護補助者とは異なることまでは分かったのですが、なんだかよくわかりません。(笑)
まず、リハビリテーション課でもよく耳にする「生活回帰」について今一度教えてもらえますか?
【木村】
わたしたちは合言葉のように使っていますが、その意味を改めて詳しく説明しますね。
辞書では「生活」は世の中で暮らしていくこと、「回帰」はもとの位置または状態に戻ること書かれています。
つまり、言葉の意味としては『もとの状態に戻り、世の中で暮らしていくこと』という意味です。
これを当院の入院患者様に、当てはめて考えていきます。
当院の入院患者様はほとんどが『要介護高齢者』です。
「要介護」つまり介護が必要な状態ですので、多くの方が身体的な不自由さ、精神的や社会的な制約を抱えているのが現状です。
何が言いたいかというと、当院の入院患者様の多くは何らかの事情や背景を抱えており、今後の人生や生活に不安を抱えている方たちが多くいらっしゃいます。
「生活回帰」とは、そういった入院患者様が退院後、その方らしく、少しでも不自由の少ない生活に戻れるようにすることです。
先ほどは小難しい表現をしましたが、コミュニケーター(仮)の役割は、端的に言うと「生活回帰のためのサポート」です。
【葉山】
ふむふむ。役割については、少しわかってきたような気がします。
具体的にそれは一体何をするのか!!に切り込みたいところですが、我慢我慢!!
その前に、そもそも何故このコミュニケーター(仮)が誕生したのか気になります。
【木村】
いいねー。ちょうどその話をしようと思っていたから、聞いてくれてありがとう(笑)
超高齢社会という社会課題に挑む当院では、以前からコミュニケーター(仮)の機能は必要だと考えておりました。
これまでは看護補助者にこの機能を持たせていました。
『精神的、社会的な支援をもっと形にしていきたい』『もっと患者様の気持ちに共感したケアを行っていきたい』
やりたいことが、具体的になり言葉になり始めると、ケアの対象者は、患者様だけではなくご家族やご施設職員に広がることに気づいたんです。
結果、患者様のケア対象者とする看護補助者とは異なる別の職種が必要だと考え、『コミュニケーター(仮)』が誕生しました。
【葉山】
そのようなストーリーがあったんですね!!看護補助との違いがよく分かりました。
いよいよ実際の仕事の内容についてお聞かせいただけますか?
正直、精神的・社会的な支援と聞いてもピンときていないのは私だけではないはず(笑)
不自由を少なくする=介助を増やし、身体的な負担を減らすというイメージがありますが、ここまでの話からは違うような気がしています。
【木村】
恐らくピンとこないのは、職種名に(仮)がついている程、生まれたての新職種なので、伝える私自身、模索中の段階にあるからだと思います。
よって、仕事内容は大枠は完成していますが、詳細は、これからコミュニケーター(仮)として一緒に働いてくださる方と共に創り上げていきたいと考えています。
ここでは大枠の仕事内容と、やりたいことや目指している姿をイメージしながらお話させてもらいます。
大きく3つの考え方で構成しています。
【何を言っても大丈夫な環境づくり】
心を解放出来る環境づくりです。
「やってもらっているから申し訳ない」「家族に迷惑をかけている」「病院スタッフは忙しそうだし」
そういった我慢や遠慮で閉ざされている「本音」を言える、何を言っても大丈夫だと感じていただける環境づくりをしていきたいんです。
皆さんも、場所や空間、香り、音、時間、相対する人の様々な要因によって、居心地の良し悪しや話しやすさが変化しますよね。
人それぞれリラックスできる環境というのは異なります。
広すぎると落ち着かない、賑やかな空間のが落ち着くなど空間自体は無論、コミュニケーター(仮)自身さえも環境の1つと捉えて環境づくりをしていきたいと考えています。
【波長に合わせて本音や想いを引き出すケア】
患者様やご家族のお気持ちを「コミュニケーション」で引き出します。
患者様にケアを通して感じてもらいたいのは、「私はここに居ていいという肯定感、少しの居心地の良さ」です。
そのように感じてもらうためには、私の話を聞いてくれる、わかってくれる人がここにいると思ってもらうのがファーストステップだと思っています。
非日常だからこそ話が出来ることもあるので、入院生活に対してもそうですが、入院前や退院後のことでもよいのです。
波長を合わせるというのは、患者様やご家族の価値観に合わせた(相手を主体とした)会話と共感を指しています。
私達の価値観ではなく、患者様の価値観でお話するということは、患者様の時計に合わせるということ。
具体的には、時代や文化、地域、考え方を私達の感覚はさておき、患者様の感覚に合わせて会話していきます。
なぜなら、いつも高齢者は自身の感覚ではなく、現代の私達の感覚に合わせて話をされていることに気づいたからです。
この患者様の価値観に合わせた会話が、感じてもらいたいことに繋がると考えています。
【ご家族やご施設へ入退院・生活期の「安心をサポート」するケア】
退院後の生活に向けて「コミュニケーション」で安心をサポートしていきます。
患者様がその方らしく、不自由が少なく生活していけるように、他職種と連携し必要な情報を提供したり、一緒に介護について考えたりしていきます。
大切な家族に介護が必要になったとき、介護生活が長く続くと様々な不安や心配事は増えていきますし、ご施設の職員さんは、入居者様が退院してきた後の生活をサポートする上での不安があると聞いています。
患者様を支える皆さんの不安も少しでもぬぐい、安心に寄与することも大切な役割だと考えています。
以上が主な仕事内容です。とにかく「目と耳と頭を使ってコミュニケーションを通じて介護をする仕事」になります。
「介助のない介護」と募集している所以は、これにあります。
【葉山】
身体的、社会的、精神的に少しでも不自由を減らす「ライフケア」は、形にしていく過程にあるということですね。
大枠と仰っておりましたが、仕事の根幹となる役割、やっていきたいことやどんな姿を目指しているのか、取材を通してよく分かりました。
求職者の皆さんに最後にメッセージをいただけますか?
【木村】
当事業部の名称にもなっている「ライフケア」は、これらを体現していくことで1つの形にできると考えています。
コンセプトは「高齢者施設でもやらないケア、当院にしかできないケア=ライフケア」です。
入院生活はご本人にとって、ご家族やご施設職員さんにとっても、決してポジティブな時間ではないと考えます。
ご退院される際に、ご本人が「なんだか居心地は悪くなかった」とか。
ご家族や施設職員さんから「いつもより表情が明るいね、穏やかだね」とか。
「ちょっとしたポジティブな変化」を感じてもらえたらよいと考えています。
コミュニケーター(仮)は、現在新職種として一緒に働く仲間を募集しています。
少しでもご興味をもってくださった方、何かしらに共感を覚えてくださった方、よかったら私達と一緒に「新しい介護の形」を創り上げてみませんか。
働くかどうか、やってみたいかどうかは、応募してから検討してもらってOKです。お待ちしています。
【葉山】
熱いメッセージ、ありがとうございます。
『ライフケア』深いですね‼介助のない介護が形になっていくのが楽しみです。
以上、ライフケア事業部の新職種『コミュニケーター(仮)』の紹介でした。
取材を通して、要介護高齢者の方々が様々な制約の中で生活されているという理解が深まりました。
分かっていそうで分かってなかったのだなと💦
またコミュニケーター(仮)は、当院をご利用される方々にきっと求められている役割であり、今後その存在感はぐんぐん増していくこと、間違いありません。
ワクワクしますね♪
チームここはじは、今後のコミュニケーター(仮)の動向を継続的に発信していきますので、ぜひお見逃しなく☝
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