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「車椅子に座れる」のその先へ。 ~部会から見えた、ライフケア事業部の“チームで答えを出す”文化~

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こんにちは!湘南第一病院 採用広報プロジェクト「チームここはじ」の葉山なつです🍀

梅雨の時期、床のぺたぺたが気になります。
除湿すると寒いし、そのままだと気持ち悪いし、なかなかうまくいきません。
どなたか、ベストな環境を教えてください。

 

さて、湿度は関係ありませんが、本日はライフケア事業部の部会から見えた、働く環境についてお伝えしたいと思います。

 

リハビリテーションに携わっていると、
「車椅子に座れるようになった」という変化は、嬉しいものの一つではないでしょうか。

しかし、当院には、もともと車椅子で生活されている方も多くいらっしゃいます。
だからこそ、「座れるようになった」の先に何を目指すのか。
要介護高齢者に関わるセラピストなら、一度は立ち止まって考える場面があると思います。

 

座れるようになった先は…
食堂へ行けるか。
家族と同じテーブルを囲めるのか。
施設や自宅でも、その人らしい暮らしを続けられるのか。

身体機能の変化だけでは終わらない、暮らしの中の課題があります。

 

そこで今回は、ライフケア事業部の部会の様子から、
“できるようになること”だけで終わらず、その先の暮らしをチームで考える、ライフケア事業部の考え方と取り組みについてお伝えします。

 

この記事からわかること

・「車椅子に座れる」のその先にある暮らしへの向き合い方
・セラピストだけで抱え込まず、チームで考える理由
・地域包括ケアシステムの中で変わりつつある、当院リハビリテーションの役割

 

では、早速ご紹介します🎤


2025年度はまず「知ること」から始まった一年

2025年度は、ケアユニットチームが本格始動した一年でした。

当院では、介護職である「コミュニケーター」が、患者さんの暮らしに関する情報を多職種へつなぐ役割を担っています。

コミュニケーターがケアユニットチームに加わったことで、退院後の生活や施設での様子、ご家族の思いなど、これまで見えにくかった情報をチーム全体で共有できるようになりました。

その結果、自分たちの視点だけではなく、患者さんやご家族が本当に求めていることを考える機会が増え、暮らしを見据えた支援への理解が深まりました。

診療やケアへの理解、医療・介護連携の考え方、臨床推論など、チームとしてさらに深めていくべきポイントが明確になった一年でもありました。

一方でやり切ったからこそ、多くの情報をどう診療やケアにつなげていくのかという、新たな課題も見えてきました。

 

2026年度の方針は、再現性ある「暮らし」の実現

2025年度に得られた学びを、一人ひとりの実践で終わらせず、チームとして再現できる仕組みにしていく一年です。

個人の経験や善意だけに頼るのではなく、ユーザーの声をもとに、ケアユニットを一つのチームとして機能させ、暮らしに寄り添える存在になることを共有しました。

また今年度は、「その人らしさ」に向き合う姿勢を大切にし、職種の枠を越えて高齢者の暮らしを支えるプロフェッショナルとして成長することも、テーマとなりました。

こうした考えを具体的な行動に落とし込むため、今年度は以下の5つを軸に取り組んでいきます。

★スライド★

 

 

セラピストだけでなく、コミュニケーターとの協働も見据えながら、「暮らし」を支えるチームづくりについて方向性を確認しました。

 

なぜ、チームで考えることを大切にするのか?

当院に来られる患者さんには、それぞれ異なる人生経験があり、ご家族や施設職員など、多くの関係者が関わっています。
その関係者が抱えている状況も、さまざまです。

これは、昨年一年かけて、コミュニケーターを通じて患者さんやご家族、施設での生活に関する情報がチームに届くようになったからこそ、見えてきたことでもあります。

「車椅子に座れるようになった」のその先には、食堂へ行けるか、ご家族と同じ時間を過ごせるか、施設や自宅でその人らしく過ごせるかといった、暮らしの課題があります。

その答えを出すためには、身体機能だけでなく、生活環境やご家族、地域とのつながりなど、多くの視点と情報が必要になります。
それを一人で完結させることは熟練のセラピストでも容易ではなく、困難だと考えています。

だからこそ私たちは、一人の専門職が答えを出すのではなく、得られた情報をもとに、チームで考えることを大切にしています。
セラピスト、コミュニケーター、多職種がそれぞれの視点を持ち寄り、「その人らしい暮らし」をどう支えるかを一緒に考え、設計していく。
それが、当院のケアユニットチームが目指している支援のあり方です。

 

部会から見えてきたチームの“問い”

方針を共有したあとには、さまざまな声が上がりました。

「ライフケアって、具体的には何を指すの?」
「コミュニケーターは今後拡大するの?」
「これから、どんな役割分担になるんだろう?」

ケアユニットとして走り出そうとスタートを切った1年前。スタッフたちからの問いはありませんでした。

一年間の実践によって「ライフケア」や「コミュニケーターとの協働」といった言葉が、少しずつ自分たちの仕事と結びつき始めています。

その「問い」には、スタッフたちの真剣さや主体性の高まりを感じました。

 

今年度スタートに向けて

今年度は、前述したとおり

・チームで考える文化を育てること
・退院後まで見据えた生活設計の実践
・施設や地域との連携
・データやケースを活かした振り返り
・院内外とのつながりを広げること

などを通して、再現性ある「暮らし」の実現を目指します。

「車椅子に座れるようになった。」
その一歩を、施設や自宅での暮らしにつなげるために。
一人の専門職だけで抱え込まず、チームで答えを考え続けていきます。

 

部会の最後には、担当役員から、なぜ今年度この目標に取り組むのか、その背景にある地域から求められる役割の変化についてメッセージをいただきました。

「私自身、ライフケアの見え方がここ数年で変わってきました。

地域包括ケアシステムの一端を担う当院のリハビリテーションは、これまでと同じ関わり方だけでは応えきれない段階に来ています。

従来の業務範囲ではないことも、当然出てくる。けれど、求められるものが変われば、仕事の質も変わってくる。

今年度、ライフケア事業部が“チームで考えること”や“再現性ある暮らしの実現”を掲げているのは、そうした役割の変化に応えていくためでもあります。

自分たちは社会システムの一部として動いている。そのことに自信を持ってほしい。」


以上、ライフケア事業部会から見えた、その方らしい暮らしを支える職場環境についてお伝えしました。

 

今回の部会を通じて感じたのは、部会は単に方針を共有する場ではなく、「暮らし」をどう支えていくのかをチーム全員で考え始めるスタートラインでもあるということです。

様々な職種がそれぞれの専門性を持ち寄り、同じゴールに向かって進んでいく姿は、日々の患者さんへの関わりだけではなく、チームで組織を動かしていくことにも重なるのだと思います。

 

「車椅子に座れる」の、その先にある暮らしまで考える。
その答えを、一人の専門職だけで抱え込むのではなく、チームで考え続ける。

今年度のライフケア事業部が、その積み重ねの先にどんな景色が広がるのか。
私自身も、とても楽しみです。

 

今後のライフケア事業部の活躍もお見逃しなく☝

 

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