
健診課特集『SDH健診課が、超高齢社会に立ち向かう!!』
2025.03.05
こんにちは!チームここはじの葉山なつです🍀
まだまだ朝晩は寒い日が続いておりますね。
私のモーニングルーティンは「白湯を飲むこと」
効果は色々ありまして、胃腸の働きを高める、血行促進や代謝アップ、便秘解消等々…
私は身体の芯からポカポカ温まる感覚があり、朝からとてもリラックスできています♬
皆さんも、ぜひお試しください。
さて今回の記事は健診課から「ぜひ、年度計画の取り組みについて記事にしてほしい!」とオファーをいただき取材してまいりました📝
早速、鳴島リーダーと荒井主任へのインタビューしましたのでご紹介いたします🎤
葉山:
早速ですが、今回ご紹介いただける年度計画はどのようなものですか?
鳴島:
今回ご紹介するのは、健診課の年度計画の一つに掲げている『企業とのリレーションシップを深める』ための取り組みです。
これだけですと、健診課がなぜ企業とのリレーションに着目するのか不思議に思う方が多いと思います。
理由は、当院の健診事業の意義を『地域経済を止めないこと』と設定しているからです。
そのためには、地域企業の事業継続が重要な要素の1つだと考えています。
この地域企業の事業継続のために、湘南第一病院の健診課としてできることが、現在は2つあります。
①健康診断を通して地域企業で働かれている方々自身の健康を守るお手伝いをすること。
②地域企業で働かれている方々が、働きながら介護をする環境を整えるお手伝いをすること。
今回は、②の取り組みについてお話いたします。
葉山:
健診課で介護ですか…?少しかけ離れているように感じます。
そのように考えた経緯についてお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。
鳴島:
そうですね。事業継続のためは、地域の方々が安心・安定した社会生活を送るための環境が必要であると考えています。
超高齢社会の現代、そして「2025年問題」を迎える今年はいよいよ団塊の世代の方々が後期高齢者となり、国民の5人に1人は後期高齢者です。
その影響1つに仕事をしながら介護を担う「ビジネスケアラーの増加」が挙げられます。
突然の介護で、働き方を変えざるを得ない、休職・離職をしなければならない等、企業へも経済的・人員的な影響を与えると考えられています。
介護離職者も1年間で10万人を超えると予想されています。
当院の健診のご利用者様は正に介護に直面するであろう年代の方が多く、社会生活の安定・安心に繋げる為に何かできないかと考えたことがきっかけです。
葉山:
なるほど💡具体的にどのような取り組みをされたのですか?
鳴島:
まず健康診断を受診される方々に「介護に纏わる意識調査」としてアンケートを実施しました。
実際に当事者となり得る方々は、どう感じているのかを知った上で、取り組みのヒントにしたいと考えたからです。
アンケートについては、荒井主任に答えていただきますね。
葉山:
健診では外部評価を得るため前年度アンケートをやっていたと記憶しています。
今回は介護のアンケート。実際にやってみていかがでしたでしょうか。
荒井:
アンケートを始める前は、健康診断に来た方々が介護のアンケートと聞いてどう感じるかな?とか…
介護について何か質問を受けたら答えられるかな?とか…
正直不安も多くありました。
しかし、いざスタートしてみると皆さん快く引き受けてくださり、約3か月の期間で800名の方々が協力してくださりました。
アンケートにお答えいただくだけでなく、介護経験のある方から実際の介護生活についてお話を聞くなど、要介護高齢者を支える家族の心情に触れる機会もたくさんありました。
アンケートを通して、地域には介護を抱えて不安な思いをしている方々がたくさんいることを改めて実感しました。
葉山:
アンケートの結果から見えてきたことは何かありますか?
荒井:
はい。例えば、介護の経験がない方は、多くの方が介護について様々な不安を抱えてはいるけれど、なかなか準備ができていない現状が見えてきました。
そして、介護経験がある方でも介護が始まった際に感じた不安やお困りごとが多くあったことも分かりました。
それらの根底にあるのは、「情報不足」だと考えました。
とにかく「わからないことだらけ」だから不安ですし、お困りになられたのだと。
葉山:
確かに自分自身も、何となく両親の年齢から考えて、近いうちに介護が必要になるかもしれない…と漠然と感じてはいますが、具体的な行動はできていないです…
さてその結果から、健診課では今後の計画をどのように考えていらっしゃいますか。
鳴島:
それについては、私からお答えします。
3/14(金)に、これから介護を迎える世代に向けての『介護の備えセミナー』を開催する予定です。
セミナーではアンケート結果から見えてきた不安やお困りごとに対するアンサーとして、介護の基本的な知識や心構えなどをお伝えしたいと考えています。
当院は高齢者医療に特化した病院であり、ご家族や高齢者施設の職員さんとの関わりが多いのが特徴です。
これまでのご支援で得た気づきや経験も交えてお話しをしたいと考えています。
セミナーが「介護」について考えるきっかけとなり、今後の備えに役立てていただいきたい!!
そのような想いの詰まったセミナーを計画しています。
葉山:
最後に今後の展望について、お聞かせください。
鳴島:
多くの近隣企業にも出向いて介護セミナーを開催し、介護をしながら働き続けられる社会づくりに貢献していきたいです。
そして、健康と介護の両面からアプローチし、その方々の社会生活の安定・安心に繋げていきたいと考えています。
葉山:
ありがとうございます。ちなみに、3/14のセミナーはどなたでも参加は可能なのでしょうか。
鳴島:
はい。オンラインでの開催で、どなたでもご参加いただけます。
もし参加の希望がございましたら、下記チラシのQRコードからお申込みください。
葉山:
私も介護を迎える当事者として、参加したいと思います。
鳴島リーダー、荒井主任ありがとうございました。
以上、健診課の年度計画『企業とのリレーションシップ』をお届けいたしました。
健康診断に留まらずに、社会課題に目を向けて、新しい取り組みにチャレンジしている当院の健診課。
素直にかっこいいな!!と思いました👀✨
自身も目の前のことだけでなく、地域社会という視点で物事を考えられるよう、精進していきたいと思います。
ぜひ、今後も健診課の活躍をお見逃しなく☝
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