朝の挨拶コラムvol.55 ~副院長 長嶋~
2020.07.21
おはようございます!
“チームここはじ”の平塚陸です(`・ω・´)ゞ
週末は久しぶりの晴天☀
やっぱり日差しは嬉しいものですね!生き返った気がします!
梅雨明けはまだでしょうか…夏が恋しいです(*´Д`)
さて、本日は長嶋副院長からの朝のご挨拶をご紹介いたします!
(朝の挨拶の趣旨についてはコチラをご覧ください【朝の挨拶】)
憂鬱な季節ですが、そんな梅雨をテーマに風情たっぷりにお話してくれています!
さすが長嶋副院長✨
それではまいりましょう。
ピーンポーンパーンポーン♪
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おはようございます。
内科・訪問診療を担当している長嶋です。
久しぶりの束の間の快晴に、やっぱり雨はうっとうしいと感じるか、ようやく梅雨らしさ迎える気持ちになるのか。
人によってさまざまですが、私は以前にこの場で、雨も悪くないと思えるようなったことを伝えました。
今朝は、その雨が曲名に入った“真夏の通り雨”という歌を紹介します。
30代の女性歌手、宇多田ヒカルさんが歌っています。
昭和の時代に、かすれた声で女の情感を歌って一世を風靡した藤圭子の娘といえば、ご入院中の皆様にも関心をもってもらえるでしょうか。
宇多田ヒカルさんは、若くして母親と死別した後に、この歌の中で
「教えて、正しいさよならの仕方を」と、まだ母の死を受け入れきれない葛藤をつぶやきました。
私の両親や兄弟、妻子どもは幸い健在で、私も大病していません。
数年前に大切な友人をなくしましたが、突然の悲しい対面に何も言えませんでした。
医師という仕事柄たくさんのお別れに立ち会ってきましたが、私も正しいさよならの仕方を知りません。
来る夏の灼熱の太陽は時としてすべてを忘れさせてくれますが、雨はしばしば内省を促します。
コロナに雨、ゆっくりとたくさんの音楽を聴いて、自身の心を探る良い機会にしています。
本日も落ち着いて診療にあたります、よろしくお願いします。
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以上、長嶋副院長からのご挨拶でした!
梅雨の季節は家にこもって、快適な空間でゲーム🎮をするのが例年の過ごし方でしたが、見方を変えると、しっとりと物思いに耽ることのできる季節でもあるのかもしれませんね。
うーむ、実に深い👀✨カッコイイ‼
しかし、診療を通してたくさんの最期のお別れと向き合っている長嶋副院長でさえ、「正しいさよならの仕方を知らない」というのは正直意外でした。
患者さん、ご家族の一人ひとりと真剣に向き合っているからこそ、正解や不正解はない、ということなのでしょうか。
高齢者医療に携わる以上、最期のお別れは切っても切り離せない日常です。
当たり前のことのように慣れてしまうのではなく、一人ひとりの最期としっかり向き合うことを具現化したものがLC事業部で取り組んでいる「死生観について考えるチームの取り組み」だったのだと気づき、今その意味を理解することができました。
しかし…さすが長嶋副院長の挨拶は、マリアナ海溝のごとく深みがありますね~!!
梅雨らしさを楽しめるような大人になれるよう、俺もがんばります∠( ゚д゚)/
前回までの朝の挨拶コラムを要チェックや!
👉【朝の挨拶】
僕の憧れ✨長嶋副院長紹介ページを要チェックや!
👉【長嶋道貴 副院長】
コラムの中に登場したLC事業部の取り組みを要チェックや!