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健診課特集『認知症サポーター養成講座』の開催

こんにちは!チームここはじの葉山なつです🍀

 

ようやく寒い冬から、ぽかぽかと暖かい季節がやってきましたね!!

通勤途中にある桜の木に、日に日に花が咲いていく様子を見ながら、春の訪れを感じています。

今年も、お花見🌸🍡(花より団子ですが…)が待ち遠しいです!!

 

さて、今回は当院の健診課が主催した『認知症サポーター養成講座』についてご紹介いたします。内容としては、主催者である健診課メンバーへのインタビュー、また当日の様子をお届けいたします。

 

本記事では、以下のことを知ることができます。

・認知症サポーターとは?

・高齢者医療に特化した病院の「健診スタッフ」が学び、習得する内容。その理由。

・当院職員における資格を持たない職種であっても、医療従事者として求められる振る舞いや姿勢。

 

それではさっそくご紹介してまいります。


・認知症サポーターとは?

皆さんは、『認知症サポーター』はご存知でしょうか??

 

『認知サポーター』とは、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かい目で見守る応援者です。認知症になっても安心して暮らせる街づくりの為に、近所で気になる人がいたらさりげなく見守る、街中で困っている人がいたら手助けをするなど、自分のできる範囲で活動をしています。

 

各自治体ごとで開催している『認知症サポーター』養成講座を受講することで、誰でも認知症サポーターになることができます。

認知症サポーター」を全国で養成することで、認知症高齢者などにやさしい地域づくりに取り組む活動です。

 

 

・当日の様子

まずは当日の様子をご紹介いたします。

『認知症サポーター養成講座』は、外部から講師にお越しいただき、院内で2日間開催されました。

 

 

2日間で、約40名のスタッフが参加をしました。

 

内容としては、認知症の原因や症状などの基本的な知識の学びに加え、ご本人やご家族の状況や気持ちに触れました。

また自分が当事者であったならばどんな対応をしてほしいのか?

どう対応すべきなのか?を皆でディスカッションもしました。

 

講師の方からは、介護の実体験のお話しや、仕事での認知症の方やご家族との関わりでの経験談など、普段は聞けない貴重なお話しもお聞きすることができました。

 

『認知症サポーター養成講座』を受講し、私達は晴れて認知症サポーターになることができました。

各市町村によって異なりますが、藤沢市の場合はオレンジバッチをもらうことができます。

 

最後は皆でオレンジバッチを持って記念撮影をしました。

 

・「認知症サポーター養成講座」開催の経緯と開催後の振り返り

ではなぜ当院で『認知症サポーター』養成講座を開催することになったのか。

その経緯について、主催者である健診課メンバーにお話しを伺ってきましたので、ご紹介いたします。

葉山:

健診×認知症サポーターというのは、なかなか関連が想像できないのですが…

今回は、なぜ健診課が認知症サポーター養成講座を受講することになったのでしょうか。

 

健診課:

健診課では、その名の通り健康診断に関わる予約~結果の送付までの仕事を担当しています。

高齢者医療に特化した当院の健康診断の受診者は、地域企業にお勤めの方々や市健診対象の地域住民の方が多く来院されますが、実は健康診断でも認知症の方やそのご家族と接する機会が多くあるんです。

 

自分達の対応について「もっと違う声の掛け方があったかもしれない」

「もう少しご家族の気持ちを察して行動してあげることができたかもしれない」という声が振り返りの場であがることが増えていきました。

 

どうしたらよかったのだろうと考え続けた結果、自分達に認知症についての知識が不足していることに気づき、まずは認知症について理解をしようと考えました。

 

葉山:

なるほど~!!

認知症については、様々な形で学ぶことができるかと思いますが、なぜ『認知症サポーター』養成講座の受講に至ったのでしょうか?

 

健診課:

認知症について学び、その知識を仕事に活かすことはもちろんですが、この超高齢社会の中で院外でも何かお役にたてることはないか?と考えました。

 

自分達で調べて学だり、院内の専門職から学んだりすることも考えましたが…

学んだことを何かの証として残して役立てたいと思い、『認知症サポーター』養成講座に挑戦しようと決めました。

 

葉山:

学んで終わりにしない。そして、学びを仕事以外にも役立てていこうとする健診課の考えは流石ですね❣

 

健診課:

始めは健診課だけで取り組もうと考えていたのですが、他部署にも声を掛けてみたところ、多くのスタッフが参加をしてくれました。

私達の考えに共感してくれる仲間がたくさんいることが分かり、本当に嬉しかったです。

 

葉山:

私も参加させてもらいましたが、自身の日頃の対応へ繋がるヒントを得ることができ、有意義な時間でした。

健診課のみなさんはどうでしょうか。

 

健診課:

この藤沢市だけでも、認知症(軽度認知障害も含む)の方が3万人もいること。それは藤沢市の小中学生と同じ位の人数であることを知りました。

私達が接していた受診者はほんの一部で、地域には手助けを必要としている方々が多くいることに気づかされました。

健診課では、SDH健診課スタッフとして、また地域を支える一人として、今後の行動に繋がる貴重な学びの機会だったと振り返っています。


以上、健診課特集『認知症サポーター養成講座』の開催についてお届けいたしました。

 

前回の介護に纏わるアンケートや介護の備えセミナーの開催の話しに続き、社会課題に目を向けて、自分達に出来ることを探してチャレンジし続けている当院の健診課。

その健診課の取り組みが、院内の他セクションにも広がりを見せています。

私自身も、健診課の勢いに負けないよう、R7年度はたくさんの新しいことにチャレンジする1年にしていきたいと思っています。

 

ぜひ、今後の当院の様子をお見逃しなく☝

 

■今回をご紹介した健診課の所属する地域連携部の紹介ページはこちら!

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■健診課特集『SDH健診課が、超高齢社会に立ち向かう!!』

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