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未経験者のチャレンジを応援!医療事務資格取得支援 制度のご紹介

 

 

こんにちは!チームここはじの葉山なつです🍀

職場に向かう途中、とろけるような夏の暑さにも負けずにコンクリートの隙間から元気に顔を出している道端のお花を見つけて、「私もがんばるぞ!」と久しぶりにランニングシューズを取り出した今日この頃です👟

 

さて、今回は当院独自の制度の一つ、『医療事務 資格取得支援制度』についてご紹介します。

統括部からの起案によって、昨年に創設されたというこの制度。

その内容に迫るべく、統括部の細川部長にお話を伺ってきました🎤


葉山:

早速ですが、まずは制度の概要を教えてください!

 

細川:

当院の「資格取得支援制度」は、働きながら外部の教育機関等を活用して医療事務の資格取得を目指す方に対して、必要な費用を支援する制度です。

当院に在籍する全ての部署の職員を対象としています。

一定の要件を満たした職員には、例えば通信教育を受けるための費用相当額が、無利子で当院組織より貸付されます。

資格を取得した後の1年間、引き続き当院の職員として活躍すると、貸付された費用全額の返済が免除される仕組みです。

 

葉山:

全額の返済が免除されるんですね!貸付してもらえる費用の上限などはあるのですか?

 

細川:

貸付額には一応上限の設定もありますが、一般的な通信教育などの受講費用は全て賄えるように考慮されています。

目的意識を明確に持っている方であればどなたでも、費用の捻出に悩むことなく医療事務の資格取得を目指していただくことが可能です。

 

葉山:

医療事務の通信教育は、私もCMや広告などで何度か目にしたことがあります!

興味がない訳ではないんですが、どうしても費用が気になっちゃいますよね💦

それから、医療事務スタッフに限定した制度だと思っていたので、全ての部署の職員が対象になる、ということも意外でした。

どのような背景があってこの制度は設けられたのですか?

 

細川:

背景には、当院組織の抱える2つの課題がありました。

1つは職員の教育に関する課題、もう1つは院内の部署間連携に関する課題です。

 

葉山:

なるほど、それぞれ詳しく聞かせてください!

 

細川:

まず、1つ目の教育について。こちらは葉山さんのイメージに近いかもしれません。

当院の医療事務教育は、長らく現場職員任せのOJT頼りの状況が続いていました。

教え方も人それぞれ、業務の傍らで教えるので、十分な時間を割くことも難しかったこと。

特に未経験あるいは経験の浅い中で入職してくれた職員にとっては、なかなか定着が難しかった背景があります。

加えて、当院内の事例が教育材料の全てであったため、知識に偏りが生じてしまうこと。

そのため、応用を求められる場面や、当院では珍しいケースに直面する場面などで、個々人のスキルの差が対応に影響することも少なくありませんでした。

 

葉山:

教育がOJT頼りになってしまうことは、病院の現場では良くあることのように感じますね…

教える側も教わる側も、苦労しているイメージがあります。

確か、当院の他部署でも同じような課題があったと伺いました。

 

細川:

さすが!仰る通り、地域連携部やライフケア事業部などでは、先行して従来の教育の在り方を大幅に見直して改善を図ってきた経緯がありますね。

こうした背景を省みて、仕事の流れや仕組みの理解から、段階的に知識や経験を身に付けていくことのできる環境づくりを進めることが必要だと考えました。

現在は、医療事務の所属する統括部の医事課で、約半数を占める未経験からのチャレンジ組もしっかりチームの中で活躍してくれています。

 

一方で、先に述べた「知識の偏り」、体系的な学びに関する課題は今なお色濃く残っています。

現場の教育を見直した先に、次の課題に対して行き着いた一つの答えが、「外部教育機関を活用した資格取得を組織が後押しする」こと、資格取得支援制度の創設でした。

 

葉山:

医事課の方に、診療報酬の点数本を見せていただいたことがあるのですが、分厚くて難しくて、これを使いこなすのは大変なことだなと尊敬しちゃいます💦

 

細川:

少しおかしな表現にはなりますが、当院の医療事務メンバーには、たとえ他のどの医療機関に移っても通用する本物のスキルと経験を身に付けてほしいと、私はいつも考えています。

当院でしか通用しないようなこぢんまりとした人材に収まってほしくはないんです。

現場での経験はおのずと積み重なりますが、知識は自らが意図して取りに行かないとまんべんなく入ってこない。

時間の捻出は工夫次第ですが、費用の捻出には様々な事情がありますから、その足枷を外してあげることで学習への意欲が加速してくれたら良いなと思います。

 

葉山:

二つ目の、「部署間連携に関する課題」についてもぜひ聞かせてください!

 

細川:

当院では以前、診療報酬制度や医事算定に対する組織内の不理解が招くコミュニケーションエラーが頻発していた時期がありました。

特に、様々な入職背景の方が集まる地域サービス部門では、そもそもの医療の仕組みや制度の仕組みに対する理解や興味関心が乏しい。

故に、診療やユーザーとの関わりに不備がなくても、その先の会計や請求への意識が置き去りになりがちな傾向がありました。

あくまでも病院は保険診療のルールの上で成り立っていますので、守るべきことを守らなければ収入が入って来ず、ひいては病院としての信頼や提供できる診療にも影響が及ぶことになります。

そのような状況を課題視して、主に地域サービス部門で主体的な勉強会が開催されるようになった経緯は、以前にもここはじに取り上げていただいたかと思います。

 

葉山:

地域連携部の「知るべきことを知る」が発端になった、「医療のしくみ」勉強会ですよね!私も参加させていただきました!

 

👉【未経験者率80%!地域連携部の医療のしくみ勉強会とは?】

 

細川:

そうそう。

勉強会がきっかけとなって、以前に散見した部署間のコミュニケーションにおけるストレスが緩和したことは、葉山さんにも実感があると嬉しいです。

さらに、例えば今年度の診療報酬改定など、制度に関する日常の会話や意見交換が目に見えて加速した印象を覚えています。

 

「知るべきことを知る」ことの意義は、地域連携部が示してくれたことで、組織内の共通認識に変わりました。

学ぶことに意欲的な方がとても増えたように思います。

これらの経緯から、結果として「学びの機会は医事課だけでなくどの職員にも平等に提供したい」という組織の意向が働き、対象者は「全部署の職員」となりました。

 

葉山:

…ということは、資格取得後1年間の勤続は、医療事務としてのお仕事じゃなくても良いということですか?

 

細川:

さすが、飲み込みが早いですね!

勉強で身に付けた医療事務の知識を自部署の仕事に還元してもらうことが一つの狙いですので、異動を前提とした制度ではありません。

多くの方に制度を利用していただいて、組織全体としての知識レベルと対応の質を底上げすることに繋がれば良いなと考えています。

 

葉山:

二つの背景が、良く分かりました✨

当院への入職を考えていらっしゃる求職者の方にも、今現在当院で働いている職員にとっても、すごく魅力的な制度ですね!

実際に制度を利用して資格取得に至った方が出てきたら、ぜひまた取材をさせてください💨

 

細川部長:

その節はぜひ、またよろしくお願いします♪

 


以上、『医療事務 資格取得支援制度』について細川部長へのインタビューでした🎤

 

入職後も働きながら資格が取れること、それを後押ししてくれる組織の姿勢が個人的にも大変魅力に感じました✨

また、部署間連携のお話では、横の繋がりを大切にする当院らしさが、ここにも良く表れているなと感じました。

もしかしたら・・・私が第一号になっちゃうかも!?

 

続報にご期待ください!

 

 

統括部では現在、未経験から医療事務にチャレンジしたい方を積極的に受け入れています。

ご興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください☆

 

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