【MC特集】学びの機会がいっぱい!当院の骨粗鬆症治療編
2024.10.02
こんにちは! チームここはじの葉山なつです🍀
いよいよ9月に入りました!
スーパーには、芋や栗…秋を感じる食べ物や飾り付けが目に付くようになりましたね🤔
後は気温が落ち着いてくれれば良いのですが…秋が待ち遠しいです。(笑)
さて本日は、「MC特集」第五弾!!
第一弾では、過去の記事を振り返りつつ、皆様の知りたいメディカルコーディネーターのあれこれをご紹介。
→【MC特集】これさえ読めば分かる!メディカルコーディネーター
第二弾では、MCの所属する「地域連携課」が推進する「地域連携」とは何か。その原点とここまでの歩み。
当院の考える「地域連携」と未経験者採用について。取材の様子から特集記事の内容までをご紹介。
→【MC特集】未経験者8割の挑戦!SDHの考える地域連携とは」
第三弾では、「外部研修」について。院内を飛び出し、外部ではどのようなスタッフが何を学んでいるのかご紹介。
第四弾では、今年度継続的に行っている勉強会!学ぼうの会の様子をご紹介。
→【MC特集】学びの機会がいっぱい〜教えて理学療法士さん“学ぼうの会”編
というのも、MCは当院オリジナルの業界未経験者から挑戦できる職種として、もっと多くの方に知ってもらいたいと考え、現在、採用活動を強化しています。
第五段の本日は、整形外科医の塚原副院長から直接教えていただく“MCセミナー”です!
MCセミナーは過去より、医局の先生方より「診療」にまつわる様々な知識を教わる機会。
今回のMCセミナーは、過去の年間計画されたセミナーと違い、臨時開校です。
経緯については、今回のMCセミナーを企画した地域連携課の神田さんに聞いてまいりました。
今回のMCセミナーが開催された経緯についてお聞かせください!!
【神田】
コロナ禍、高齢者施設の方々との対面でお会いすることが難しくなりましたが、今年は少しずつ高齢者施設への訪問を再開し、地域の声を聞き応えることを病院としても、地域連携課としても取り組んでいます。
その訪問時に高齢者施設から「骨粗鬆症治療を訪問診療での実施ができると有難い」とお声をいただいたことが始まりです。
整形外科医で地域サービス部門の担当役員でもある塚原副院長に相談したところ、以前より訪問診療での治療については、病院内でも検討されていて、実は多くの課題があったことを知りました。
しかし「いただいた声に何かしらの形で応えたい」という思いは同じで、安全にかつ継続的に、内科をメインとする訪問診療で実施できるよう計画を立てました。
1つは、医局会で訪問診療を担当する先生方に、骨粗鬆症治療について共有し意見交換をすること。
そしてもう一つが、診療をサポートする上でMCが、どんな知識を蓄えておけたら良いのか学ぶこと。
こうして塚原副院長を講師に迎え「MCとシェアしたい骨粗鬆症治療のゴールとプラリア最新情報2024」というテーマで、骨粗鬆症について学ぶ機会をいただきました。
続けてセミナー当日の様子をお届けしていきます。
まずは骨粗鬆症治療のゴールについてお話いただきました。
「Stop at One」
一度骨折すると、異なる部位の骨折リスクが高まり、目標は「⼀つ⽬の⾻折で介⼊し、⾻折を繰り返さない」ことなのだそうです。
二回目の骨折の発症率や高齢者に多い大腿骨骨折の発症率など、世界からみた日本の現状やその理由について学びました。
骨粗鬆症治療薬については、日本の処方率が低いという問題から、「悪化したら治療する」という治療に対する考え方が起因しているとのこと。
そしてMCが診療をサポートする上でよく目にする、骨粗鬆症の治療薬の有効性や種類について学びました。
しかし、治療が途中で途絶えてしまっては意味がありません。
他職種で連携を図り、治療の開始率や継続率をあげるとともに、転倒を予防し二次骨折を防ぐ「骨折リエゾンサービス」という取り組みがあるそうです。
皆が知らないだけで当院でも実践されている「骨折リエゾンサービス」の一部を事例ベースでの紹介もあり、骨粗鬆症治療がぐっと身近になった印象でした。
MCがより積極的にサポートをしていけるように骨粗鬆症治療の診断や治療について、よくある質問や費用からみる治療、副作用、休薬のリスクなど多角的に学びました。
なかでも塚原副院長の考える治療戦略について、なかなか診療の根本なっている考え方をシェアする機会は多くないので印象的でした。
また一方的に学ぶだけではなく自分たちの知識や意見を持ちながら会に参加するMCの様子もありました。
会の最後には、参加者全員が先生に質問することができました☆
塚原副院長から「はい、〇〇さん質問どうぞ」と気さくに進行してくださって、挙手をするのは勇気がいる…
というスタッフも聞きたかったことが聞け、学びを深めることができたのように感じます。
最後に参加したメンバーへ感想を聞いてきました★
「『転倒しました。外傷もなく、痛みもなく元気そうです。』と高齢者施設の看護師さんから報告を受ける事例が多くあります。
今後は軽症だと思われるケースでも、今までのご病歴の確認やしっかりヒアリング、フォローを心がけていこう考える機会になりました」
「やはり難しいなと感じるところはありましたが、日常業務内で私達メディカルコーディネーターでも取り組めることがあることがわかり、実践してみようと思いました」
以上、「MC特集」第五弾、当院の骨粗鬆症治療編でした✨
学びたいことに対し、学びたい人が学べる環境があるということは、地域連携課の魅力のうちの一つだなと思いました😊
MCとして骨粗鬆症の知識を身につけられ、骨粗鬆症治療の目的のコンセンサスを取れたことで、今後問い合わせがあった際には今まで以上にMCでも答えられることが増えた会だったかと思います!
今後のMCの活躍もお見逃しなく☝
今回ご紹介した地域連携部の紹介ページはこちら!【地域連携部】
地域連携部トップキーマンは【地域連携課 課長 加藤】
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