ここから始まるSDH | 湘南第一病院・神奈川県藤沢市湘南台

【新病院設立10周年】新病院設立の秘話

 

こんにちは!チームここはじの平塚陸です💨

今年で入職6年目を迎えて、僕もベテランの域だと思っていますが、みなみ先輩のように、「平塚先輩」と呼ばれない…

もはや「平塚くん」が愛称になっている気が…

 

2024年。

湘南第一病院は新病院設立10周年を迎え、式典の開催や記念誌制作など、記念企画を進行いたしました。

 

式典開催については、こちらで紹介しておりますので、ぜひご覧ください↓↓

【湘南第一病院 『新病院設立10周年記念式典』開催!】

 

今回は、経営顧問の「辰巳」と、新病院リニューアルの設計から施工までご担当くださった、日揮株式会社の「越知さん」の対談を取材いたしました。

ということで、新病院設立10周年記念シリーズとして「新病院設立の秘話」をお届けいたします。

それでは早速行ってみよう‼


辰巳:

まずは少し、SDHとの出会いについてお話していけたらと思います。

 

越知さん:

我々が初めてSDHに訪れたのは2011年10月のことでした。

辰巳さんと初めてお会いしたのは、新病院を建設にあたり、湘南第一病院リニューアル計画を進めている最中でしたね。

あの頃のSDHは、先代が急逝されて副院長だった嶋村先生が、院長に就任されたばかりで…

経営状態もなかなか厳しいものでした。相当シビアな状況でしたね。

 

辰巳:

そうでしたね。僕はその頃「シルバービジネス」が話題になり始めて、勉強のため専門家に話を聞きたいと思って。

SDHに出入りしている事業者様とのご縁で、嶋村院長をご紹介いただきました。

 

そこから、SDHの経営参画というご縁をいただいたのですが…

新病院設立から10年が経ちましたが、プロジェクトマネージャーとして、今日の湘南第一病院を想像していらっしゃいましたでしょうか?

 

越知さん:

そうですね。リニューアルプロジェクトでは、建物の設計だけでなく、周辺環境の調査や院内の弱み・強みの分析などを伴う、基本構想策定から携わらせていただきました。

10年前から院長・副院長の意識や目のつけどころが、この病院は伸びることは間違いないと感じるものがありました。

 

辰巳:

さすがでいらっしゃいますね。

越知さんの先見の明が、湘南第一病院の成功の口火を切ったと言っても過言ではないですね。

因みに、経営陣とはその頃どのようなお話をなさっていたのでしょうか。

 

越知さん:

あの頃、繰り返し話していたのは「最初の3年が勝負」ということ。

病院が新しくなれば、珍しさから3年くらいは患者様が来院されますが、この患者様に対する接遇次第で、その後の経営を左右するでしょうと。

 

病院で働く職員は多くが専門職ですよね。

「資格」を持っていることで、患者から求められることに応えられている、担保できていると。

診療報酬さえ守っていれば、潰れないと考えている人たちが圧倒的でした。

だから、接遇を職員に求めると「何でそこまでしなきゃいけないの」という声が飛び交うんです。

あの時代の病院や市役所などは、公益性が高いので、企業努力が必要ないという考えが多かったですね。

 

辰巳:

これをマニュアルと化して、職員が「やらされる」と業務化するわけですね。

今では浸透しつつある考え方かもしれませんが、あの頃は目から鱗でしたでしょうね。

 

越知さん:

そこで辰巳さんが入られて、「考え方」の教育や組織改善に着手されたことが、それまでの考えを覆すことに繋がったと感じます。

 

辰巳:

いえいえ、そもそも越知さんの基本構想がなければ、教育や組織改善という話もなかったかと。

始めは、衝突ばかりでしたね(笑)

越知さんのおっしゃる通り、診療技術を担う専門職の方々には「協会論」であったり、「文化論」であったり、そのような考えがあることが分かってきまして。

 

越知さん:

医師の考える診療や診療報酬の遵守。

これらも重要なのですが、ご利用者様が求めているのは「サービス」

これは更に重要だと思います。

病院は、特にセクショナリズムが強い傾向があります。

医師が「やってやってる」「診てやっている」では、もちろん患者様は離れていきますから。

多くの病院をみてきましたが、バックオフィスが強い病院ほど、経営状態は良い傾向にあると思います。

 

辰巳:

なるほど。そういった側面では、コンセプトとして打ち出していただいた、新病院の「病院っぽくないデザイン」

これは、今もなおバックオフィスの未経験者採用を後押ししてくれていると感じます。

 

越知さん:

確かにそうでしたね。今となっては、他でもあるかもしれませんが、廊下の天井。

中央にLEDライトを真っ直ぐ通すというのは、あの時代では考えられなかったですね。

あとは「湘南地域を意識したサインピクト、ロゴデザインの採用」。

これは嶋村院長らしさがふんだん詰まったコンセプトの1つでしたね。

 

辰巳:

サインピクトは、ご利用者さんからも注目されていて、時々SNSにも掲載されています。

外部の方々からも、「活気のある病院ですね」「明るい病院ですね」とご評価をいただくことが多いです。

これらは新病院設立時のコンセプトが、今のSDHをかたちづくっているのだと改めて感じました。

 

最後に、この先の湘南エリアや未来の病院事業について、少しお話していけたらと思います。

越知さん:

コロナの4年間を含め、この10年の病院事業としての成長は、お聞きしております。

10年前もそうでしたが、やはり今から10年後・20年後にニーズが高まる医療を選択するための、マーケティングは必須だと思います。

医療報酬では慢性疾患に対して、どれだけ施したところで定額の算定になりつつあります。

高齢者の数は、いわゆる要介護高齢者、医療の必要度合いの高くなる高齢者は先細りしていくことでしょう。

地域の人口動態も分析する必要があります。

 

例えば、日本全体で考えれば、総人口は減少していますし、外国人を迎えざるを得ないですよね。

 

辰巳:

そうですね。恐らく、親を増やして、子を増やすことで、労働者人口を獲得していくことになるんでしょうね。

SDHの近くにはメルシャンやいすゞといった工場が多いので、雇用から始まりそうですよね。

 

越知さん:

医療介護ではすでに始まっていますが、地域でも外国人雇用が進んでいくと思います。

 

医療法人として、湘南第一病院としての発展を見据えて、ここからの10年で、経営陣の皆さんが次世代にどう継承していくか。

湘南第一病院のこれからを楽しみに思っておりますし、我々も尽力してまいりたいと思います。


新病院設立10周年記念シリーズ「新病院設立の秘話」をお届けいたしました。

いかがでしたでしょうか。

 

今のSDHの生みの親は、日揮の越知さんだったのかー!!!!!

僕の知らない話がわんさか出てきて、そんなスゴイ取材を任せてもらっていることに取材途中で気づき…

開いた口が塞がらないまま、途中取材のメモも止まっていました(笑)

 

対談内容も病院を事業として捉えた話題。

普段、聞いたり考えたりすることからずっと高い視点での話を聞いて、「雲の上の存在」というのは、こういう時に使うのだと感じました。

 

次世代を担う一員として、気が引き締まる思いでした‼

SDHの過去や歴史。

その上に今の働く環境や湘南第一病院があることに感謝をして、当院をご利用してくださる方々に、恩返しができるような職員でありたいと思います。

 

いやー!!貴重な経験!!

初めて10年単位を振り返る記事を担当しましたが、なぜ振り返りが大事だと言われ続けているか、なんとなく分かってきた気がします。

 

新病院10周年記念シリーズは、まだ続く。

今後のチームここはじの記事も要チェックや‼


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