謎職特集!MC(メディカルコーディネーター)
2023.07.07
こんにちは!“チームここはじ”の平塚陸です💨
カップヌードルに入っている謎肉は、最後に食べる派ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は、謎肉ならぬ謎職特集の第一弾‼MC(メディカルコーディネーター)をご紹介いたします。
当院は他院さんと異なる機能や特徴が多く、その考え方に紐づいて、当院オリジナル職種が多く存在しています。
業界未経験の方の採用に力を入れており、もっと多くの方に「病院で働くこと」を選択の1つとしてもらいたいと考えています。
【未経験がイイ!“業界未経験者”の採用に力を入れている理由】
業界未経験者の方にとっては、医療業界の自体が未知であり、尚且つ当院オリジナル職種となると、「職場環境や仕事内容がイメージしづらい」ことに気づきました。
そこで当院オリジナル職種や当院独自の考え方のもと運営している職種を集めて、ご紹介していこうという企画でございます👏
最近はジョブディスクリプションという職務記述書が注目されていますが、ここはじらしく各部署へのインタビュー形式でお届けします。
さっそくご覧ください👀‼
【平塚】
MC(メディカルコーディネーター)、あまり聞きなじみのない言葉なのですが、どういった意味や役割があるのでしょうか?
【加藤】
病院で働く事務といえば、代表格は「医療事務」、知っている方なら「クラーク」が一般的ですよね。
当院のMC(メディカルコーディネーター)は、そのどちらとも異なる、当院オリジナル職種です。
地域との関わりにおいて、当院のフロントを担い医療とおつなぎする役割と、得られた情報をもとにスムーズに診療が行えるよう専門職のサポートをする役割を担っています。
端的に言ったら、地域のご高齢者様を適切な医療を受けられるよう調整するという意味を持つお仕事です。
そうした役割や考え方から所属は、「地域連携部 地域連携課」としています。
【平塚】
うーん(笑)分かったようで、まだまだ謎多き職種‼具体的なお仕事内容をお聞きしてもよろしいですか?
【加藤】
端末操作や電話応対、各部署との調整がメインのお仕事です。
事務というより、対ユーザーさんやチームで声をかけあって進めていくお仕事が1日の中で多くを占めています。
具体的には、入職して一定の研修を経て最初に挑戦するのが【介護施設からの受診や入院依頼の調整業務】です。
そのほかにも、受診、入院、退院後という接点で、あらゆる場面でMCが調整やサポートを担っています。
例えば…
受診時には【患者様のご案内やご予約調整、医師の指示のもとカルテや検査入力等の診療サポート業務】
入院中には【退院が決定した患者の退院に関わる調整業務】
退院後を含め、介護施設に訪問して診療する【介護施設への訪問診療に関わる情報収集や医師の指示のもと各種調整、カルテ入力等の診療サポート業務】
(習得の順番は前後しますが、)キャリアラインに則って1機能ずつできることを増やし、働く姿勢や考え方も磨きながらMCとして成長していきます。
他の医療機関ですと、医療ソーシャルワーカーや医師事務作業補助といった職種であったり、専門職が担っていたりする仕事ですね。
【平塚】
謎が解き明かされつつありますが、働くハードルがぐぐっと上がってしまった気がするのですが…
医療業界は初めてでも、医療業界未経験でも本当に大丈夫なんですよね?(笑)
【加藤】
まず採用の選考については、「お人柄」と「学ぶ姿勢」や「その方のお考え」を重視しています。
選考の基準に知識や経験、資格は関係ありませんので、ご安心ください。
因みに、現在の地域連携課は約8割が、医療業界未経験からスタートしているんです。
一番多くお問い合わせいただくのは、「医療知識」がなくても本当に大丈夫だろうかという声です。
どんな教育体制があるかというと、まずは入職が決定すると、基礎学習のための書籍をお伝えしています。
それで全てが習得できるわけではありませんが、入職後は導入研修期間を設けて、超高齢社会や医療、介護のこと、湘南第一病院や地域連携部、他部署のことを学んでいきます。
この導入研修は、私達もまだまだ模索しながら創り上げている最中です。
今期はからは、モニタリングシステムを導入して実践教育をスタートさせたり、仕事の工程の管理表を用いて教育の進捗を可視化しています。
また定期的に同じスキルランクのコミュニティを開催し、各機能の教育を担当しているサポーターが、ヒアリングしながら知識の補填や悩み相談を実施しています。
【
週に1回15分で、他部署のスタッフと共に、医療知識のインプットとアウトプットを行う機会を設けたり、過去の事例から学ぶ「IAC事例再検証会」も今期から始まった教育の見直しの一環です。
実際に、インプットしたことを自分なりに考えて実行することで、学んだことがご利用者様の役に立った実感が得られ始めています。
それでもまだ教育体制は整備の途中であり、自身を含めて地域連携部はまだまだ成長過程の組織だと思っています。
そもそも病院なので、専門職のスタッフがたくさんいること=教えてくれるプロフェッショナルがたくさんいる。
私達が学ぶ姿勢に快く応えてくれる専門職のスタッフがいる。これは当院の自慢の1つですね!
【平塚】
連携部には教育の現場には何度かお邪魔させてもらってますが、意欲的に学ぶ姿が印象的でした。
因みにチームの雰囲気とか、人間関係について切り込んでもよろしいでしょうか、加藤さん‼
【加藤】
平塚君も記者らしくなったね~(笑)
地域連携課は、現在19名で構成されており、平均年齢は33歳。20代前半~40代までのスタッフが働いています。
前職は、保険外交員、ホテルマン、ドライバー、化粧品販売員、アパレル店員など、十人十色です。
雰囲気は、医療機関なので緊張感が走る場面や大変なこともちろんありますが、トータルして明るく楽しく仕事をしてくれていると感じています。
地域連携課の人間関係で大切にしているのは「孤独にしないこと」
過去は仕事を抱え込んでしまったり、周囲にお願いできなかったり、辛いことも吐露できなかったりしていたと思います。
個人の自律性を高める必要もありますが、組織として仕組みづくりも進めています。
何かを始めるときには、必ず共感する仲間をつくって進めていくこと。
例えば、各機能の教育担当であるサポーターも原則2名ずつ配置するようにしています。
地域連携課は、他部署の方々と関わらない日はないので、「看護師さんや医師は怖くないか心配」という声も聴きますね。
実際のスタッフの声としては「先生も、看護師さんもフランクでやり取りしやすい」とのこと、これはMCだけでなく院内全体から声があがっているようです。
また「資格があるから、偉い・偉くないではなく、どの職種も同価値」
「医師が創る病院ではなく、職員みんなで創る病院」というのが当院のスタンス。自慢したい湘南第一病院らしさの1つです。
【平塚】
確かに、当院のスタッフは総じてイキイキお仕事されていることに魅力を感じたというお声を求職者さんからいただくことが多くあります。
でも病院のバックオフィスって昇進昇格って難しいのかなとか、昇給とかも年数によるのかなと思うのですが、そこのところは正直どうなんでしょう?
【加藤】
平塚君、今日は冴えてるね~(笑)
地域連携課では、去年様々な人たちの力をお借りして、「キャリアライン」を構築しました。
当院のマネジメントポリシーの一つでもある、「機会は平等に」「頑張っている人を、ちゃんと評価したい」を体現したものです。
同時にご利用者様に提供される医療サービスの質を均一にすることも狙っています。
現在は、工程管理表に基づく「できる、やっている」という基準で評価していますが、適切な評価のために更に制度の整備を進めていく予定です。
何を頑張ったらいいのか明確になって、チーム全体の士気が高まった印象があります。
【平塚】
今日は褒められてばかりで、運を使い果たしているような気がします(笑)
最後に、地域連携課の現在位置や今年度の目標についてもお話いただいてもよろしいでしょうか。
【加藤】
今年度の地域連携部の目標は「地域医療の当事者としての”自覚”を回帰する」
求職者の方からしたら、回帰というよりは獲得するという方が伝わりやすいかもしれません。
新病院になり10年が経過し、当院を頼りにしてくださる高齢者施設様は年々増え、それに伴い地域連携部は30名という規模になって参りました。
これは近隣病院さんでは、驚くほどの多さだと思います。
理由は、診療の指揮命令系統を握るのは医師でありますが、その指揮をとるための必要な情報源は、地域とのフロントを担う地域連携部です。
知るべきことを知り、やるべきことをやれば、自ずと自覚は回帰(獲得)するという、考え方のもと、ご利用者様にとって真に使いやすい湘南第一病院を目指して1年間走り切ります。
更に年度初めに行った部会の記事なんかも併せて読んでいただくとよくお分かりいただけるかもしれません。
つまり私達は、まだまだ組織の仕組みや制度の基本づくりの真っ最中。
所属している皆も、マネジメントを担っているサポーターやリーダーも、共に学び考え話し合い1歩ずつ前に進んでいる組織です。
アイディアや異なる意見、視点は大歓迎。失敗を恐れずにチャレンジしてくれるスタッフが少しずつ増えてきました。
今日はご紹介できませんでしたが、それぞれの仕事の魅力、やりがいなどについては、来院見学や採用説明会でじっくりお話させていただいておりますので、お話を聞いてみたいなという気軽な気持ちで構いませんので、よろしければご応募をお待ちしております。
また過去には、実際のお仕事の様子を取材してもらっているので、併せてお読みいただくとよりお分かりいただけると思います。
【平塚】
採用広報の宣伝までしていただいて、ありがとうございます‼(笑)
本日はありがとうございました。
以上、謎職特集の第一弾「MC(メディカルコーディネーター)」のインタビューをお届けしました。
読者のみなさま、謎職は解明できていたでしょうか‼
MCは診療のいたるところで専門職のサポートをしていて、カッコイイと思っていたのですが、実は秘かにMCに憧れて他部署からMCになった経緯にあるスタッフもいるそうです。
僕は、長嶋先生をの診察をサポートされているMCさんをいつも羨んでおります。
専属のMCとかないんでしょうか!!!!七夕の願い事候補の1つです!!!!(※専属配置はございません)
今回をご紹介した職員の所属する地域連携部の紹介ページはこちら!
地域連携部のトップキーマンも要チェックや!
メディカルコーディネーターとして一緒に働いてみたい!