ここから始まるSDH | 湘南第一病院・神奈川県藤沢市湘南台

【後編】ライフケア事業部特集 第二弾 ここはじ編集長が担当役員に突撃!ライフケア事業部の今と未来。

こんにちは☆彡チームここはじのみなみです(^▽^)/

 

以前ライフケア事業部の再構築プロジェクトを推進中に、特集を組ませていただき、早半年が経ちました。

 

まだ読んでないぞ!という方は、役員対談はこちら👇

【介護職必見】採用特集記事 ライフケア事業部特集 第一弾 役員対談01「介護の現在位置」

 

 

今回は、新生ライフケア事業部が発足し半年が経ったところで、ライフケア事業部の「今」と「未来」について、ここはじ編集長の成田さんが、担当役員である辰巳経営顧問にインタビューを行いましたので、お届けいたします☆

 

久しぶりのインタビューの取材に私も思わず気合が入りましたー❣

 

後編の本日は、「ライフケア事業部の環境整備に至った理由とこれからの採用方針」をメインに今と未来について、お話いただきました。

 

前編を見てない方はコチラ👇

【前編】ライフケア事業部特集 第二弾 ここはじ編集長が担当役員に突撃!ライフケア事業部の今と未来。

 

それではさっそくどうぞーーーー

 

成田:

ここまでは(前編では)、今年の年度計画についてお話を聞かせていただきましたが、辰巳経営顧問がライフケア事業部の担当役員に就任当初、ご利用者の方々から概ね良いご評価をいただいていたという認識があります。このような環境整備を計画された経緯について、お話いただけますか。

 

辰巳:

ご利用者様からのご評価は、私達の耳にも届いていて本当に有難いことなんですが、ポイントは2つあって、まず1つ目のポイントが如何せん個人の善意と能力に依存しているという事実がありました。いわゆる、人によるってやつですよね。

もう1つは、ご利用者様にご評価いただくことは良いなんですが、病院という事業の構造上、皆さん具合が悪いので、何か施しをするだけで「ありがとう」と言われる、比較的感謝されやすいんですよね。

それをフラットな目線でみるとまだまだやれることあるなと、なのでクレームがゼロだから満足度100%って考え方はないです。

なぜなら病院なので、思ってたとしても言えない人の方が多いので。

 

成田:

確かに、私は日々ご施設職員の方と接する機会が多いのですが、なかなか当院に限らず病院に対するご意見は伝えづらいという話はよく耳にします。

院内には、多くのセクションがあるなかで、ズバリなぜライフケア事業部だったんでしょうか。

 

辰巳:

年度計画(前編)でお話した、看護師の方々には、看護に専念いただき専門職として活躍できる環境づくりと、患者様にとって少しでも「ここで良かった」って感じていただきたいと思った時に、短い入院期間だとしても一番患者様に長く接しているのはライフケア事業部であり、そこをしっかりやらなきゃなと。それでライフケア事業部に強く目をつけたというのはありますね。

 

成田:

なるほど。因みにそれぞれの年度計画に対して、どのような背景から立てられたものなんでしょうか。

 

辰巳:

そうですね。まず大前提として、今働いてくれているスタッフの方々は本当によくやってきてくれていたという風に思っていて、だからこそこの年度計画に至ったということを伝えておきたいです。

その上で、まず看護機能の連携については、ライフケア事業部と看護部を分けたことから端を発していて、患者様との接する時間の長さと、介護職の価値を高めたいと思って敢えて分けたんです。

私達方の伝え方がまずかったんでしょうね。本来、分割をして同じ目的に向かって違う役割で働いてもらいたかったんですが、当の現場としては、分断されている印象を持っていました。

看護がLCに直接言ってはいけないとか、管理職を通さなければならないとか、そういう印象を与えて仕事をさせていた一定期間がありました。

 

あとはワークスケジュールですね。これは実際、1人1人面談してみるとスタッフは大変疲れておりました。

ただすごい残業させてるかというとそうわけではなかったんですよ。やっぱり効率、スピード重視のワークスケジュールに問題がありました。

事業部立ち上げ当初はそれが正解だったのでしょう。しかし数年での働く人たち、患者層、施設との関係性などの環境の変化は明らかで、潮目が読めてなかったのかもしれません。

 

ワークスケジュールがキツキツだと、コミュニケーションが不足するのは当然で、先程の看護機能との連携は分断され、看護とのコミュニケーションまで不足するという二重苦を招いたことは、整備に着手する、大きな理由にはなりました。

 

そこでサービスの質は個人の善意に委ねられている、つまり組織として“その人がいないと”教育ができないと言っているのと一緒なんですよね。

そもそもその方さえも、その教育が合っているのか否か分かっていない、なぜなら当院としての正解が示されてなかったんです。そこに強い違和感がありました。

 

成田;

サービスの質が個人それぞれの質で、そのサービスの提供の延長線上では「もっと患者様のために○○して差し上げたい」という気持ちが生まれるかというと、決してそうではないですよね。

コミュニケーションについては、スタッフの数も多いですし、フロアも違うので難しいところなんじゃないかなと感じますがいかがでしょう。

 

辰巳:

今までどうやって不足してるコミュニケーションをどう補っていたかというと「トークアプリ」なんですよね。

便利なツールは使って上手に使って欲しい反面、先程の通り非常に疲れてネガティブな時に、感情に任せたネガティブな連絡が来たら思うと…

トークアプリがダメなのではなく、感情に任せて殴り書きの文章を送る人が悪いのでもなく、そうさせている組織をつくったことが問題だと真剣に考えました。

つまり、心理的安定とコミュニケーションはセットだなと。

 

成田:

ここまでは、環境整備に至った過去の経緯や現在についてお聞かせいただきましたが、ここからは採用広報の側面で「これから」のライフケア事業部について、もっというと改革による当院のライフケア事業部の魅力について詳しくお聞きしていきたいと思います。

 

辰巳:

ここまでのお話を読んでいただいた方からすると、ちょっと噓っぽい感じている方もいるんじゃないかなと(笑)

ここからは今までお話した環境整備について本当に実現するために、具体的にどうしたのかという重要な話になります。

 

まずは、私達から新しくこんなお仕事をしてもらいたいという要求をする事を前提に3つあります。

1つ目は、目下着手中ですが、人員を大幅に増やしております。

これは足りないからではなく、目指す事をやっていくために一緒に働いてくれる仲間を今から集めて、ちゃんと教育して、来年からアクセル全開迎えたいなと。

今年の春に、12人増員の予定をしておりましたが、現在残り5人くらいです。

現在、少し苦戦はしていることからみると、まだ魅力がまだまだ伝わってないんでしょうね。

 

成田:

仰る通りで、現在、介護職の採用市場としても求人倍率は約3倍ほどに跳ね上がっていて、まだまだ未経験者の方からするとネガティブなイメージも強い職種だなと難しさを感じることがよくあります。

 

辰巳:

そうするとこの話はチームここはじメンバーが喜んでくれるかもしれませんね。

というのも、もう1人の担当役員である塚原担当役員とタッグを組んで、実現したのですが、スタッフの給料を大幅に上げました。

目安としては、世の中の介護の平均年収が350万円に対して、当院では年収400万円をクリアにして、地域の中でも条件は1、2を争うぐらい良いところをみせられると思います。

現在のスタッフには、既に反映が完了していて、実際のスタッフからの喜びの声を聞いた時には嬉しかったですね。

 

あとは、日々の役割をちゃんと果たせるようにスキルレベルに合わせた評価制度も整備中です。

シフトの話になりますが、狙って作っている感じがしなかったのと、頭数だけで組んでしまうと欠勤に弱いんですよね。

スキルレベル、戦力から考えるシフトに変えていきたいと考えています。

まだ名前だけではありますが「トップケアラー」という最高ランクをつくろうと思っています。

今期中に枠組みをつくって、来年から運用させたい、トップケアラー第一号を生み出したいですね。

 

 

成田:

他院、他施設でも資格による評価や給与の違いはよくありますが、スキルレベルによる評価制度というのは他で聞いたことがないですね。

よく介護職の方々のお話で聞くのが、「頑張っても頑張らなくても給与は一緒」なんていう話を聞くんですけれども、これは当院ならではですよね。

ちゃんと評価してもらえると、次はこのランクを目指そうという目標ができますし、やる気、モチベーションに繋がりますよね。

最後に、当院でのライフケア事業部のお仕事の魅力についてお聞かせいただけますでしょうか。

 

辰巳:

他院や他施設さんに比べると、すごく目に見えて仕事内容に差があるかというとそうではないです。

やっていることは同じなんだけれども、時代の変化もあって職員が考える価値観であったり、住環境であったり、様々な変化に対する対応力というのはすごく気を配っています。

 

なので一見やってることは同じだけれども、台所事情が○○だから休んではならないではなく、そういうことなら休みなさいと言ってあげられるようにしたいですね。

 

あともう一つ、職種の隔たりなく機会を平等に与える、きちんと評価するというのは、当院らしさは損なわずに継続していきたいですね。

つまり、毎日の張り合いが違う介護をさせてあげたいです。

 

成田:

確かに求職者さんから、先行きが見えないというか、漠然とした不安であったり、やりたい介護を声に出しても、上まで声が届かなかったり、届いたとしても何も変わらない、そういう環境だったという声はよく聞かれますね。

 

辰巳:

そういう職員の心理的安定のために、方向性をしっかり示すというのは絶対条件ですね。

「上まで声が届く職場」にしたいなと。当院職員には、自分達の声が上まで届く!聞いてますかって言われる前に、聞いてるぞってくらいのレスポンスみせようと思っています。

「仕事の魅力というよりは、職場の魅力」で仕事の質が上がるといいなと思っています。

 

成田:

そういった職場であることを前提に、例えばどのような方々にお仕事をしてもらいたい、求める人物像などはありますか?

 

辰巳:

そうですね。「人と関わり続けることに抵抗のない方」人と関わり続けるので。

あとは「どうせだったら人の役に立つお仕事をしたいと思っている方」、「ちょっと自信がない方」ですね。

 

成田:

ほぉー!表現が難しいですが、読者の方からすると、何か特別な条件があるわけではなく、意外に感じるかもしれませんね。

 

辰巳:

第一条件としては、誰でもいい訳ではないですが、今お伝えしたことが満たされていると、ちゃんとお仕事してくださるでしょうし、楽しんでお仕事をしていただける職場ではないかなと思っています。

 

もう少し、現場に沿ったことをお伝えするならば、やっぱり認知症の患者様が多くいらっしゃいますので、思ったコミュニケーションがとれない事が多々あります。

 

そういった「認知症の方や高齢者の方を、少しわかろう」と思ってくださる方、また気分の良い日ばかりではないと思うので、ぼくらが少しハードルを上げると、なんでなんだろうとポジティブに疑問を持てる、多くの物事をポジティブに捉えられる方ですね。

 

現場からすると、そんな甘っちょろいことじゃダメですよ、なんて言われてしまうかもしれませんが(笑)

 

やっぱりお人柄重視なので。今、介護を知らなくていいし、好きじゃなくていい。今から好きになればいいじゃんって思いますし、やってるうちに好きになってきた。これで十分だと思います。

成田:

今がどうかというよりは、やってみたいという気持ちさえもってきていただけたら、お仕事をしていく中で、知識も技術もついてきますし、やりがいを感じていただきながら一緒に学びながら、創り上げていく、そんな職場であるということですね。

 

本日は色々お話を聞かせていただき、ありがとうございました。


以上、新生ライフケア事業部発足から半年、担当役員に聞くライフケア事業部の今「今」と「未来」についてお届けいたしました。

 

皆様いかがでしたでしょうか。

私自身、最近求職者の方の見学の対応をさせていただくのですが、来院された求職者の方は、緊張を含め少し不安交じりの表情でいらっしゃることが多いですが、色んな話を聞いて、表情明るくお帰りになることが多く、採用に繋がった時の喜びはひとしおです。

 

特に、やっぱり職場に対するご質問が多く、例えば教育体制とか、職場の風土などをよく聞かれるのですが、ご質問が入るということは、ここはじの発信がまだまだ足りていないことに、気づかされました。

今回の取材を通して、ライフケア事業部のアレもコレも発信したいという想いが溢れ出しています(笑)

 

ここはじを通して多くの求職者の方に情報をお届けする事、そして地域でその想いに共感してくれる仲間と繋がりながら、以前「3社合同オンライン採用見学会」のお知らせでも取り上げた、介護の人不足の問題に地域で挑んでいきたいと改めて感じました。

危うく目の前の求職者の方に当院の魅力をお伝えすることだけに必死になるところでした(;´∀`)

危ない、危ない(笑)

 

来週8月25日に、当院と地域の介護施設で初の3社合同オンライン採用見学会を予定しています。

ご興味がある方はコチラから、ぜひご覧ください。

【湘南みらい主催】介護・医療3社合同企画!「オンライン合同採用見学会」

 

今後のライフケア事業部とここはじに乞うご期待♬

 

ご紹介したライフケア事業部についてはコチラ👇

 

【ライフケア事業部】 【#ライフケア事業部】

 

ライフケア事業部のトップキーマンはコチラ👇

 

【ライフケア課 課長 井上】 【リハビリテーション課 課長 木村】

 

ライフケア事業部の担当役員はコチラ👇

 

【塚原担当役員】

アーカイブ